教員名 : 新嶋 良恵
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科目名
文芸文化テーマ研究ゼミ 0Hクラス
担当教員名
新嶋 良恵
ナンバリング
EDj4086
学科
2021年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 多文化・共生コース 3年
学年
3年
開講期
2023年度前期、2023年度後期
授業形態
演習
単位数
2.00単位
実務経験の有無
無
実務経験および科目との関連性
無
ねらい
①科目の性格
①科目の性格
2年次の「文芸文化ゼミⅠ・Ⅱ」での学修成果を踏まえ、4年次の「卒業研究」を見据えたPBL型授業の科目である。卒業論文執筆のための準備科目としての性格を持つ。 ②科目の概要
②科目の概要
ゼミでは、まずポピュラーカルチャーを取り巻く共通認識について学んでいきます(座学)。次に、社会学の手法にのっとった参与観察やインタビューなど狭義のフィールドワークと、サーベイの実施や資料の分析などを加えた分析の手法を実践していきます(実学)。最終課題として、各自の興味のある話題を選び、雑誌記事形式にまとめ、「多文化共生」をテーマにした雑誌作成を行います(発信)。 ③授業の方法(ALを含む)
③授業の方法(ALを含む)
事前・事後のレクチャーへの参加と、調査を行い、フィールドワークでの体験や実感に根ざしたアイディアを言語化していきましょう。さらに活動成果について「記事」としてまとめ、雑誌の編集技法などウェブ活用のスキル向上を図っていきます。【実習】【ディスカッション】【グループワーク】【プレゼンテーション】【PBL】【創作、制作】 グループワーク/ディスカッション/ディベート/プレゼンテーション/フィールドワーク/PBL/創作、制作
④到達目標
④到達目標
1.様々なツールを活用しながら、協働的に学ぶ意義を理解している。 2.社会の成員としての意識を持ち、社会課題について自分の言葉で他者に向けて発信することができる。 3.専門的な文献を理解し、俯瞰的な視点を持つことができる。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
ED②-3 比較文化的考察/ED③-2 課題発見・考察/ED③-3 価値観の創造、発信
内容
ポピュラーカルチャーについては、社会学のあらゆる分野、特に、表象研究、受け手研究、そして近年では作品を取り巻く人間関係などに目を配るファン研究など様々な視点に立った分析が行われてきました。それらは、作品の解釈をめぐる議論というよりも、作品を通して人々の関係がいかように成立しているのか、コミュニケーションを含む人間社会にどのような影響を及ぼすのかという点に注目します。ゼミでは、まずこれらの学説を検証し、ポピュラーカルチャーを取り巻く共通認識について学んでいきます。そして、アウトプットとして、「新しい価値観」に沿うような雑誌の制作に挑戦していきます。
興味を「研究」へとつなげていくにはどうしたら良いいのかわからない…本ゼミでは研究手法について紹介し、実践へと挑戦していきます。学外活動も積極的に実施し、カルチャー制作の機会を多くとっていきます。 前期は、各自関心のあることを調査し、フィールドワークの計画を立てる。 後期は、共通のテーマを設定し発表を行い、学術的な基礎固めをする。 第1回:オリエンテーション、ゼミの進め方【リアクションペーパー】 第2回:興味を研究とつなげる【リアクションペーパー】【グループワーク】 第3回:文化研究とは【リアクションペーパー】【グループワーク】 第4回:グループに分かれて興味関心を固めていこう【リアクションペーパー】【ディスカッション】 第5回:取材対象を決めよう【リアクションペーパー】【グループワーク】【PBL】 第6回:文献を読んでみよう【リアクションペーパー】【グループワーク】 第7,8回:読んだ文献を報告してみよう【リアクションペーパー】【プレゼンテーション】 第9回:取材メモの書き方—適切な調査方法を学ぶ—【リアクションペーパー】 第10回:ゲストスピーカーから実践レクチャー【リアクションペーパー】【グループワーク】 第12,13回:取材計画立案と作成【グループワーク】【PBL】【創作、制作】 第14回:取材計画発表【リアクションペーパー】【プレゼンテーション】 第15回目……前期のまとめ【リアクションペーパー】【創作、制作】 (夏季休業中)自主社会活動【PBL】【創作、制作】 第16,17回:夏季休業中の成果発表【リアクションペーパー】【プレゼンテーション】【創作、制作】 第18回:文献検索をしてみよう—先行研究の調べ方—【リアクションペーパー】【PBL】 第19回:論文購読【グループワーク】 第20回:先行研究発表【リアクションペーパー】【プレゼンテーション】 第21回:発表を経ての課題に取り組む【リアクションペーパー】【グループワーク】【PBL】【創作、制作】 第22,23,24回:論文購読【グループワーク】 第25回:先行研究発表【グループワーク】 第26,27回:各自の課題設定と成果物の作成【グループワーク】【PBL】【創作、制作】 第28回:発表の講評・総括、卒業論文執筆に向けて【リアクションペーパー】 第29回目:広報について考える【リアクションペーパー】【グループワーク】【創作、制作】 第30回目……まとめ【リアクションペーパー】【レポート(表現)】 【創作、制作】 各授業回における授業外学習の内容・所要時間
【事前学習】資料収集と学修活動(120分)
【事後学修】ゼミ内ディスカッションを踏まえた分析(60分) フィードバック
【フィードバック】報告へのコメントや質問への応答を毎ゼミ時間内で行います。
評価方法および評価の基準
学修活動・授業における取り組みと貢献度(40%)、資料収集と調査の報告(30%)、最終成果物(30%)を単位認定の基準とし、総合評価60点以上を合格とする。
到達目標1 毎回の授業における取り組みと貢献度(20%/40%)、資料収集と調査の報告(15%/30%) 到達目標2 毎回の授業における取り組みと貢献度(20%/40%)、資料収集と調査の報告(15%/30%) 到達目標3 最終成果物(30%/30%) 教科書
推薦書・参考文献
【教科書】教員が提示するハンドアウト。
【推薦書】各教員より授業内で指示。 【参考図書】各教員より授業内で指示。 履修上の助言、教員からのメッセージ
(後期)共通科目(N/E/S) -総合「自主社会活動」と合わせて受講することが望ましい。詳しくは前期のゼミで説明します。
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