シラバス情報

科目名
文芸文化ゼミⅠ 1Dクラス
担当教員名
星野 祐子
ナンバリング
EDj2085
学科
2021年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 多文化・共生コース 2年
学年
2年
開講期
2023年度前期
授業形態
演習
単位数
1.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
本科目は文芸文化学科の必修科目(ゼミナール科目)である。講義科目で修得した日本語の知識を活用し、実生活にみられる「日本語らしさ」を体験的に理解する。身近な言語である「日本語」を客観的にとらえ、日本語を学問として分析・研究する手法を身につける。文芸文化テーマ研究ゼミ、卒業研究につながる科目である。
②科目の概要
商品のパッケージや広告などを収集し、購買意欲を促す魅力的なことばについて、日本語学的な関心から分析を行う。学外活動やグループワークなどを取り入れながら、受講生自らが主体的に考え、発信する機会を多く取り入れる。
③授業の方法(ALを含む)
前半は共通テーマ「お菓子の言語学」にグループで取り組む。後半は各自の興味・関心に応じて、テーマを設定し、調査を進める。進捗状況を適宜行い、受講生相互で学びを深める。提出された課題については、添削後に翌週以降の授業内で返却する。また、リアクションペーパーの提出に関して、共有すべき内容については、授業中に取り上げる。
リアクションペーパー/グループワーク/プレゼンテーション/レポート(表現)
④到達目標
到達目標1 日本語学の研究手法を修得し、実際に調査することができる。
到達目標2 表現の多様性や意図性について興味・関心を持ち、論理的に解説することができる。
到達目標3 日本語学領域におけるレポート・論文の執筆手順を修得し、日本語学のレポート・論文を正しく書くことができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
ED②-3 比較文化的考察/ED③-2 課題発見・考察

第1回
事前学習
日本語学の学び(1年次で学んだ科目)の中で、興味・関心のあることは何か考える。
45分
授業内容
オリエンテーション(ゼミの進め方)【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]半期のゼミで学びたいことや身につけたいスキルを考える。
[次回事前学習]身近な日本語について考え、それを説明できるようにする。
90分
第2回
授業内容
身近な日本語について考える【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]自分が興味・関心を持った日本語について、その工夫を説明できるようにする。
[次回事前学習]日本語学で扱える内容を理解し、研究対象について考える。
90分
第3回
授業内容
日本語学とは—日本語を客観的にとらえること—【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]日本語を客観的にとらえるための研究方法を理解する。
[次回事前学習]お菓子のパッケージを収集する。
90分
第4回
授業内容
日本語学とは—分析の観点を理解する—【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]日本語を客観的にとらえるための分析観点を理解する。
[次回事前学習]お菓子のパッケージを収集する。
90分
第5回
授業内容
「お菓子の言語学」①分析対象を絞り、資料をデータ化する【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]選んだお菓子についてその表現特徴を指摘する。
[次回事前学習]グループ研究のテーマを考え、グループで発表の準備をする。
90分
第6回
授業内容
「お菓子の言語学」➁発表【リアクションペーパー】【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]自分のグループ、他のグループの発表について感想と意見を書く。
[次回事前学習]自分の興味・関心のあることを箇条書きでメモする。
90分
第7回
授業内容
興味・関心のあることについて研究課題を立てる【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]興味・関心のあることを1つ選び、研究課題を3点立てる。
[次回事前学習]自分の研究に関連するキーワードを考える。
90分
第8回
授業内容
先行研究を調べ、まとめる【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]先行研究を読み、自分の研究と関連づける。
[次回事前学習]研究計画表の下書きをする。
90分
第9回
授業内容
研究計画表を発表する【リアクションペーパー】【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]研究計画表を推敲する。
[次回事前学習]研究計画表に基づき、発表の準備をする。
90分
第10回
授業内容
受講生の発表(1)【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]発表者は自分の発表の良かった点、改善点を整理する。発表者以外は、発表者に向けて意見・感想を書く。
[次回事前学習]発表が終わった人はレポートの準備を、今後発表をする人は発表の準備を行う。
90分
第11回
授業内容
受講生の発表(2)【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]発表者は自分の発表の良かった点、改善点を整理する。発表者以外は、発表者に向けて意見・感想を書く。
[次回事前学習]発表が終わった人はレポートの準備を、今後発表をする人は発表の準備を行う。
90分
第12回
授業内容
受講生の発表(3)【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]発表者は自分の発表の良かった点、改善点を整理する。発表者以外は、発表者に向けて意見・感想を書く。
[次回事前学習]発表が終わった人はレポートの準備を、今後発表をする人は発表の準備を行う。
90分
第13回
授業内容
受講生の発表(4)【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]発表者は自分の発表の良かった点、改善点を整理する。発表者以外は、発表者に向けて意見・感想を書く。
[次回事前学習]発表が終わった人はレポートの準備を、今後発表をする人は発表の準備を行う。
90分
第14回
授業内容
レポートの作成【リアクションペーパー】【レポート(表現)】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]レポートの作成を進める。
[次回事前学習]レポート作成にあたって質問したいことやわからないところを整理する。
90分
第15回
授業内容
まとめ【リアクションペーパー】【レポート(表現)】【グループワーク】
事後学習
[事後学習]レポートの執筆ポイント(プリント配布)を参考に、レポートを仕上げる。
45分

フィードバック
毎回のリアクションペーパーの記述については、次時に全体で共有し、前時の学びをふり返る。発表内容やレポートについてはコメントならびに添削を行う。最終レポートは冊子にして、受講生が相互に読み合えるようにする。
評価方法および評価の基準
毎回の授業における取り組みと貢献度(40%)、資料収集と調査の報告(30%)、最終プレゼンテーション・レポート(30%)を単位認定の基準とし、総合評価60点以上を合格とする。
到達目標1 毎回の授業における取り組みと貢献度(20%/40%)、資料収集と調査の報告(15%/30%)
到達目標2 毎回の授業における取り組みと貢献度(20%/40%)、資料収集と調査の報告(15%/30%)
到達目標3 最終プレゼンテーション・レポート(30%/30%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
使用しません。プリントを配布します。
推薦書・参考文献
教室で紹介します。

履修上の助言、教員からのメッセージ
身近な日本語に興味・関心を持ち、楽しく学んでいきましょう。