教員名 : 三田 広美
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科目名
デザイン書道(硬筆)
担当教員名
三田 広美
ナンバリング
EDf1023
学科
2021年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 多文化・共生コース 2年
学年
2年
開講期
2023年度後期
授業形態
演習
単位数
1.00単位
実務経験の有無
無
実務経験および科目との関連性
無
ねらい
①科目の性格
本科目は、教育人文学部文芸文化学科の専門科目「ワークショップ科目」の領域に該当する卒業要件必修(選択)科目である。
②科目の概要
楷書・行書・草書・の書体の知識や書き方を身につけて、創作作品に生かす。
教職課程として中学校書写の指導法を理解する。(小学校書写の内容にも触れる。) ③授業の方法(ALを含む)
講義を聞いて、ポイントを理解した上で手書き文字を練習し、詩、和歌、古文漢文、散文を書く。
途中添削を受けて、さらに練っていく。 題材を探し、創作作品を制作する。 リアクションペーパー/実技、実験/レポート/創作、制作
④到達目標
1、筆記用具の持ち方や執筆の仕方を理解した上で、点画の書き表し方や筆順や部首を理解し整えて書ける理論を学ぶ。(硬筆書写技能検定準2級・2級・準1級程度の理論の程度)。希望者は検定を受験する。
2、短冊、色紙、扇面などの書式を理解して表現する。 3,芸術的創作作品を書体、構成を工夫して表現する。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
ED①-2 文学・芸術・文化に関する知識/ED②-4 芸術・文化に関する表現技法
第1回
事前学習
ボールペンを用意する。
ノートを用意する(白紙、または罫線がよい) 45分
授業内容
楷書、行書、草書の書き分けを理解する。
芳名録などに自分のサインをそれぞれの書体でできるようにする。【リアクションペーパー、】 事後学習・次回事前学習
「事後学習」楷書、行書、草書の復習と名前を整えて書けるようにする。
「次回事前学習」はひらがなの字形をプリントで確認しておく。漢字仮名交じり文で書きたい題材(50文字程度)を探しメモしてくる。 45分
第2回
授業内容
漢字仮名交じり文の調和を考えて書く。【リアクションペーパー、課題提出】
事後学習・次回事前学習
「事後学習」は添削を参考に清書する。
「次回事前学習」は古文で書きたい題材を選んで下書きしてくる。 45分
第3回
授業内容
古文を行書、連綿を入れて書く。
添削を受けて練習する。【リアクションペーパー、課題提出】 事後学習・次回事前学習
「事後学習」は古文作品を清書に向けて練習する。
「次回事前学習」は、黒用紙に書く筆記用具を考え、白ペンなどを準備する。 45分
第4回
授業内容
黒用紙に白ペンなどで書く。【リアクションペーパー、課題提出】
事後学習・次回事前学習
「事後学習」清書する。終わった人は小作品をつくり深める。
「次回事前学習」は俳句で書きたい題材を2.3ノートにメモする。 45分
第5回
授業内容
俳句の散らし書きパターンを学ぶ。
書きたい俳句を散らして創作する。【課題提出】 事後学習・次回事前学習
「事後学習」は他の俳句を散らし書きして復習する。
「次回事前学習」は短冊に書きたい和歌をいくつかノートに書いておく。 45分
第6回
授業内容
短冊の書き方を学ぶ。
和歌を二行で書く。【課題提出】 事後学習・次回事前学習
「事後学習」他の和歌も自分で二行に書く。
「次回事前学習」は短冊に書きたい和歌をノートにメモしておく。 45分
第7回
授業内容
短冊に書く。
和歌の散らし書きを理解する。 見本に従い練習する。【リアクションペーパー、課題提出】 事後学習・次回事前学習
「事後学習」は散らし書きパターンを復習する。
「次回事前学習」は創作課題で書いてみたい散らし書きパターンを選んで、構成を考える。 45分
第8回
授業内容
色紙に散らし書きをして添削をうける。
完成に向けて練習する。【リアクションペーパー】 事後学習・次回事前学習
「事後学習」は色紙に仕上げる。
「次回事前学習」は扇面に書きたい和歌または漢詩を選んでおく。 45分
第9回
授業内容
扇面の書き方を学ぶ。
和歌や漢詩を扇面に散らして書く。【リアクションペーパー、課題提出】 事後学習・次回事前学習
「事後学習」は扇面の練習をする。
「次回事前学習」は長文(100字程度)で書きたい歌詞、散文、小説の一節などをノートにメモしてくる。 45分
第10回
授業内容
扇面の作品をいろいろなパターンを書いて仕上げる。【課題提出】
事後学習・次回事前学習
「事後学習」は扇面の学習を深める。
「次回事前学習」は長文(100字程度)で書きたい歌詞、散文、小説の一節などをノートにメモしてくる。長文を中心や構成を考えて書く。(楷書または行書または行草書) 添削を受ける。 45分
第11回
授業内容
長文を中心や構成を考えて書く。(楷書または行書または行草書)
添削を受ける。【リアクションペーパー】 事後学習・次回事前学習
「事後学習」は長文練習。
「次回事前学習」は、創作作品の題材を見つけておく。 45分
第12回
授業内容
長文作品を仕上げる。【課題提出】
事後学習・次回事前学習
「事後学習」は清書。
「次回事前学習」は創作課題の題材を決める。 45分
第13回
授業内容
筆ペンの使い方を学ぶ。
「創作作品」の草稿を構成や書体、材料の工夫などを考える。【リアクションペーパー、構想提出】 事後学習・次回事前学習
「事後学習」は文字練習をする。
「次回事前学習」は創作に使う用紙など材料を揃える。 45分
第14回
授業内容
文字練習をしてアドバイスを受ける。
制作に入る。【リアクションペーパー】 事後学習・次回事前学習
「事後学習」は完成にむけての文字練習をする。
「次回事前学習」は完成にむけて装丁を考えて進めておく。 45分
第15回
授業内容
作品を完成させます。
鑑賞する。【リアクションペーパー、創作作品提出】 事後学習
作品を飾ったり、ファイルしたりする。鑑賞を含む。
45分
フィードバック
前回の授業で提出されたものは添削、またはアドバイスして返却し、学習理解を深められるようにする。
評価方法および評価の基準
到達目標1
授業への意欲・参加度10%/40%、リアクションペーパーや課題提出20%/60% 到達目標2 授業への意欲・参加度10%/40%、短冊、色紙などの課題提出20%/60% 到達目標3 授業への意欲・参加度10%/40% 最終の創作作品の制作30%/60% 以上の評価を総合して60点以上を合格とする。 教科書
推薦書・参考文献
推薦書
「クセ字が直る美文字レッスン帳 青山浩之 NHK出版」 検定を受ける学生への推薦書 「硬筆書写技能検定 合格のポイント」 参考文献 「常用漢字書きかた字典」 宮沢正明 編 二玄社 履修上の助言、教員からのメッセージ
教科書はありませんが、プリントを多数配布します。
実用書道(硬筆)からの応用になるので、実用書道(硬筆)を履修していないが場合は推薦書などで自習しながら進めるとよい。 創作意欲があり、創意工夫ができれば楽しく学習出来ます。 |