シラバス情報

科目名
博物館資料保存論
担当教員名
樋口 一貴
ナンバリング
学科
2021年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 日本語・日文コース 3年
学年
3年
開講期
2023年度後期
授業形態
講義・演習
単位数
2.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
博物館(美術館)で学芸員として勤務経験を有する教員が、資料の扱い⽅や展⽰⽅法を実際に⽰しながら講義する。

ねらい
①科目の性格
学芸員資格取得課程必修科⽬である。
博物館における資料保存及びその保存・展⽰環境及び収蔵環境を科学的に捉え,資料を良好な状態で保存していくための知識を習得することを通じて、資料の保存に関する基礎的能⼒を養う。
②科目の概要
博物館において資料を保存・修復する事の意義や、望まれる保存環境についての知識を学ぶ。博物館資料は物理的な存在であるがゆえに、その経年劣化は避けることができないが、それを最⼩限にとどめるため、劣化の原因を理解し、対策を講じ、場合によっては適切な資料を施す必要がある。資料保存と公開の両⽴の問題点等について学び、資料保存に関する基本的な知識と技術についての理解を深める。
③授業の方法(ALを含む)
資料保存に関する事例を講義するとともに、資料保存環境測定機器を使⽤した演習や、資料の梱包の実習作業も⾏う。講義や実習に基づき、毎回リアクションペーパーを書き、次回の授業で共有・フィードバックする。
④到達目標
到達目標1:資料を永続的に保存するために必要な知識を理解できる。
到達目標2:知識のみならず資料保存に係わる基礎的な技術を⾃ら⾏うことができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)

第1回
事前学習
シラバスを熟読する。
90分
授業内容
イントロダクション
事後学習・次回事前学習
【事後学修】 ノートを⾒返して授業の内容を⾒直すとともに、実際に博物館を訪れて資料を保存状態という観点から熟視する。
【事前準備】 博物館資料の様々な種類について予習しておく。
180分
第2回
授業内容
資料保存の意義
事後学習・次回事前学習
【事後学修】 ノートを⾒返して授業の内容を⾒直すとともに、実際に博物館を訪れて資料を保存状態という観点から熟視する。
【事前準備】 博物館資料の様々な種類について予習しておく。
180分
第3回
授業内容
状態調査と現状把握
事後学習・次回事前学習
【事後学修】 ノートを⾒返して授業の内容を⾒直すとともに、実際に博物館を訪れて資料を保存状態という観点から熟視する。
【事前準備】 博物館資料の様々な種類について予習しておく。
180分
第4回
授業内容
資料の劣化要因と対策 温室度・光
事後学習・次回事前学習
【事後学修】 ノートを⾒返して授業の内容を⾒直すとともに、実際に博物館を訪れて資料を保存状態という観点から熟視する。
【事前準備】 博物館資料の様々な種類について予習しておく。
180分
第5回
授業内容
資料の劣化要因と対策 ⼤気
事後学習・次回事前学習
【事後学修】 ノートを⾒返して授業の内容を⾒直すとともに、実際に博物館を訪れて資料を保存状態という観点から熟視する。
【事前準備】 博物館資料の様々な種類について予習しておく。
180分
第6回
授業内容
資料の劣化要因と対策 ⽂化財害⾍
事後学習・次回事前学習
【事後学修】 ノートを⾒返して授業の内容を⾒直すとともに、実際に博物館を訪れて資料を保存状態という観点から熟視する。
【事前準備】 博物館資料の様々な種類について予習しておく。
180分
第7回
授業内容
資料の劣化要因と対策 資料の取り扱いと輸送
事後学習・次回事前学習
【事後学修】 ノートを⾒返して授業の内容を⾒直すとともに、実際に博物館を訪れて資料を保存状態という観点から熟視する。
【事前準備】 博物館資料の様々な種類について予習しておく。
180分
第8回
授業内容
資料の劣化要因と対策 災害
事後学習・次回事前学習
【事後学修】 ノートを⾒返して授業の内容を⾒直すとともに、実際に博物館を訪れて資料を保存状態という観点から熟視する。
【事前準備】 博物館資料の様々な種類について予習しておく。
180分
第9回
授業内容
伝統的保存環境
事後学習・次回事前学習
【事後学修】 ノートを⾒返して授業の内容を⾒直すとともに、実際に博物館を訪れて資料を保存状態という観点から熟視する。
【事前準備】 博物館資料の様々な種類について予習しておく。
180分
第10回
授業内容
資料の保存環境 収蔵庫
事後学習・次回事前学習
【事後学修】 ノートを⾒返して授業の内容を⾒直すとともに、実際に博物館を訪れて資料を保存状態という観点から熟視する。
【事前準備】 博物館資料の様々な種類について予習しておく。
180分
第11回
授業内容
資料の保存環境 展⽰室・展⽰ケース
事後学習・次回事前学習
【事後学修】 ノートを⾒返して授業の内容を⾒直すとともに、実際に博物館を訪れて資料を保存状態という観点から熟視する。
【事前準備】 博物館資料の様々な種類について予習しておく。
180分
第12回
授業内容
修復 東洋の書画
事後学習・次回事前学習
【事後学修】 ノートを⾒返して授業の内容を⾒直すとともに、実際に博物館を訪れて資料を保存状態という観点から熟視する。
【事前準備】 博物館資料の様々な種類について予習しておく。
180分
第13回
授業内容
修復 東洋の⼯芸
事後学習・次回事前学習
【事後学修】 ノートを⾒返して授業の内容を⾒直すとともに、実際に博物館を訪れて資料を保存状態という観点から熟視する。
【事前準備】 博物館資料の様々な種類について予習しておく。
180分
第14回
授業内容
環境保護と博物館の役割
事後学習・次回事前学習
【事後学修】 ノートを⾒返して授業の内容を⾒直すとともに、実際に博物館を訪れて資料を保存状態という観点から熟視する。
【事前準備】 博物館資料の様々な種類について予習しておく。
180分
第15回
授業内容
まとめと振り返り
事後学習
【事後学修】 ノートを⾒返して授業の内容を⾒直し、4年次「博物館実習II」に備える。
90分

フィードバック
毎授業の冒頭で、前回授業のリアクションペーパーの質疑やコメントを取りあげて全員で共有し、回答・詳説することで理解を深められるようにする。
評価方法および評価の基準
到達目標1:授業への参加度10%、授業内レポート10%、筆記試験30%
到達目標2:授業への参加度10%、授業内レポート10%、筆記試験30%
総合評価60点以上を合格とする。

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
特に指定しない。
推薦書・参考文献
授業内で紹介する。

履修上の助言、教員からのメッセージ