シラバス情報

科目名
ネットワーク社会 2Aクラス
担当教員名
深澤 進
ナンバリング
NEd1022
学科
2021年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 日本語・日文コース 1年
学年
1年
開講期
2023年度後期
授業形態
講義
単位数
2.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
この科目は共通科目の「社会に生きる」の領域に属する。
基礎的な学修能力を養うために一般的に必要な教養として、「情報」の基本的な性格を学習し、その適切な活用方法を検討する。
②科目の概要
・情報の基礎(情報の概念、特徴等)
・情報システムのしくみ(コンピュータ・ネットワーク等)
・セキュリティ、個人情報保護、情報倫理
を中心に講義する。
③授業の方法(ALを含む)
講義形式で行う。授業参加者は授業テーマに応じて課されるリアクションペーパーを提出する。
リアクションペーパー/レポート
④到達目標
(1)情報とはどのようなものかを説明できるようになること
(2)コンピュータ・ネットワークはどのような仕組みで成り立っているのかを説明できるようになること
(3)現代社会において、情報と適切に接することができるようになること
以上三点を目標とする。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NE⑥-3 グローバルマインド/NE⑥-4 未来を創造する力

第1回
事前学習
ネットワーク社会という言葉をインターネットや書籍である調べてその意味を簡単にメモしておく。
180分
授業内容
ガイダンス —ネットワーク社会とは—
初回のガイダンスとして、今学期の授業方針の説明を行うとともに、科目名になっている「ネットワーク社会」とは何かについて講義する。受講者は授業内容についてのリアクションペーパーを作成し、期限までにUNIVERSEL PASSPORTを用いて提出する。
事後学習・次回事前学習
[事後学習]第1回の授業内容をふまえて、リアクションペーパーを作成する(120分)
[次回事前学習]「情報」という言葉の意味を書籍・辞書・インターネット等で調べて簡単にメモしておく(60分)
180分
第2回
授業内容
情報とは何か
「情報」という言葉はどのような意味で使われているのかを講義する。受講者は授業内容についてのリアクションペーパーを作成し、期限までに提出する。
事後学習・次回事前学習
[事後学習]第2回の授業内容をふまえて、リアクションペーパーを作成する(120分)
[次回事前学習]「情報化社会」という言葉の意味を書籍・インターネット等で調べて簡単にメモしておく(60分)
180分
第3回
授業内容
情報化社会とは何か
「情報化社会」とは何を指すものであるのか、解説する。受講者は授業内容についてのリアクションペーパーを作成し、期限までに提出する。

事後学習・次回事前学習
[事後学習]第3回の授業内容をふまえて、リアクションペーパーを作成する(120分)
[次回事前学習]情報とメディアはどのような関係があるのかを書籍・インターネット等で調べて、論点をメモしておく(60分)


180分
第4回
授業内容
情報とメディア
メディアとは何であるのかを見定めた上で、情報とメディアはどのような関係にあるのかを考察する。受講者は授業内容についてのリアクションペーパーを作成し、期限までに提出する。



事後学習・次回事前学習
[事後学習]第4回の授業内容をふまえて、リアクションペーパーを作成する(120分)
[次回事前学習]「グローバリゼーション」を書籍・インターネット等で調べて簡単にメモしておく(60分)
180分
第5回
授業内容
日本社会の現状とグローバリゼーション
21世紀に入ってさかんに言われている「グローバリゼーション」とは何かを、日本社会の現状と照らし合わせて分析する。受講者は授業内容についてのリアクションペーパーを作成し、期限までに提出する。
事後学習・次回事前学習
[事後学習]第5回の授業内容をふまえて、リアクションペーパーを作成する(120分)
[次回事前学習]「SDGs」について書籍・インターネット等で調べて簡単にメモしておく(60分)
180分
第6回
授業内容
持続可能な社会のための課題と取り組み
持続可能な社会について、近年定着した言葉であるSDGsに触れながら、ネットワーク社会との関連性を講義する。受講者は授業内容についてのリアクションペーパーを作成し、期限までに提出する。
事後学習・次回事前学習
[事後学習]第6回の授業内容をふまえて、リアクションペーパーを作成する(120分)
[次回事前学習]20世紀に活躍した学者、マーシャル・マクルーハンについて、書籍、インターネットなどを用いて調べておく(60分)
180分
第7回
授業内容
メディア論の古典に触れる
現在のメディア論に影響を与えたマーシャル・マクルーハンを中心に、講義する。受講者は授業内容についてのリアクションペーパーを作成し、期限までに提出する。
事後学習・次回事前学習
[事後学習]第7回の授業内容をふまえて、リアクションペーパーを作成する(120分)
[次回事前学習]自分が暮らしている地域の情報をどうように入手しているか、自分なりの回答を簡単にメモしておく(60分)
180分
第8回
授業内容
地域における情報
ネットワーク社会において、情報がどのような存在になっているかということを、地域社会における情報を中心に取り上げて考察する。受講者は授業内容についてのリアクションペーパーを作成し、期限までに提出する。
事後学習・次回事前学習
[事後学習]第8回の授業内容をふまえて、リアクションペーパーを作成する(120分)
[次回事前学習]自分自身の生活でインターネットを利用している場面とそれにかかっている時間を簡単にメモしておく(60分)
180分
第9回
授業内容
現代生活とネットワーク社会
ネットワーク社会が現代人の生活の中にどうように浸透しているのかについて考える。受講者は授業内容についてのリアクションペーパーを作成し、期限までに提出する。
事後学習・次回事前学習
[事後学習]第9回の授業内容をふまえて、リアクションペーパーを作成する(120分)
[次回事前学習]インターネットが利用されるようになった経緯を自分なりに調べ、論点を簡単にメモしておく(60分)
180分
第10回
授業内容
コンピュータ・ネットワークの特質
コンピュータ・ネットワークがどのように形成され、そこにはどのような特徴があるのかについて考察する。受講者は授業内容についてのリアクションペーパーを作成し、期限までに提出する。
事後学習・次回事前学習
[事後学習]第10回の授業内容をふまえて、リアクションペーパーを作成する(120分)
[次回事前学習]インターネットから得られる情報を自分自身がどうように活用しているのかを考え、論点をメモしておく(60分)
180分
第11回
授業内容
「フェイクニュース」拡散の仕組み
インターネットが利用される中で、近年多く聞かれるようになった「フェイクニュース」はどのような性質を持つものなのかを考察する。受講者は授業内容についてのリアクションペーパーを作成し、期限までに提出する。
事後学習・次回事前学習
[事後学習]第11回の授業内容をふまえて、リアクションペーパーを作成する(120分)
[次回事前学習]インターネット利用で人間関係にどうような影響があるのかを自身の経験をふまえて、論点を簡単にメモしておく(60分)
180分
第12回
授業内容
ネットワーク社会と集団心理
インターネットが普及した社会では、これまでの社会とは異なる人間関係が生じてきていると言われているが、この回ではインターネット上の集団心理について考察する。受講者は授業内容についてのリアクションペーパーを作成し、期限までに提出する。
事後学習・次回事前学習
[事後学習]第12回の授業内容をふまえて、リアクションペーパーを作成する(120分)
[次回事前学習]情報を発信したり受け取ったりする場合に、どのようなことに気をつけたらよいのかを考え、論点を簡単にメモしておく(60分)
180分
第13回
授業内容
情報倫理
情報を取り扱う際に、どのようなことに気をつけたらよいのかを検討する。受講者は授業内容についてのリアクションペーパーを作成し、期限までに提出する。
事後学習・次回事前学習
[事後学習]第13回の授業内容をふまえて、リアクションペーパーを作成する(120分)
[次回事前学習]インターネット利用にあたって加害者や被害者になることをどのように回避できるのかを考え、論点をメモしておく(60分)
180分
第14回
授業内容
ネットワーク社会におけるふるまい方
ネットワーク社会において、情報をどのように取り扱えばよいのかを具体的に検討する。受講者は授業内容についてのリアクションペーパーを作成し、期限までに提出する。
事後学習・次回事前学習
[事後学習]第14回の授業内容をふまえて、リアクションペーパーを作成する(120分)
[次回事前学習]今学期の学習でとくに大切に思えた論点を挙げ、メモしておく(60分)
180分
第15回
授業内容
まとめ
今学期の授業の論点を整理し、期末レポートの制作に向けて必要なことを伝達する。受講者は指示に従って期末レポートを作成し、指定された締め切り日までに提出する。
事後学習
今学期の授業の論点を整理し、期末レポートの制作を行う。
180分

フィードバック
提出されたリアクションペーパーは10点満点で評価し、後日評点を伝達する。授業中の疑問点については授業内に質問に対応する時間を設ける。
評価方法および評価の基準
授業への参加度50%、レポートを50%とし、総合評価60点以上を合格とする。
授業への参加度は、授業内での発言や、提出されたリアクションペーパーの内容によって評価する。
授業への参加度とレポート双方とも、到達目標に掲げた三点をクリアできているかを基準とする。
到達目標(1)授業への参加度10%/50% レポート20%/50%
到達目標(2)授業への参加度10%/50% レポート10%/50%
到達目標(3)授業への参加度20%/50% レポート20%/50%


教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
使用せず、授業で資料を配付する。
推薦書・参考文献
【推薦書】
駒谷昇一・山川修・中西通雄・北上始・佐々木整・湯瀬裕昭 共著 『情報とネットワーク社会』 オーム社
【参考文献】
授業中に紹介する

履修上の助言、教員からのメッセージ
授業の進め方や評価方法の詳細は初回の授業時に説明する。