シラバス情報

科目名
人間関係とコミュニケーション 2Aクラス
担当教員名
山田 陽子、綿井 雅康
ナンバリング
NEb1008
学科
2021年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 日本語・日文コース 1年
学年
1年
開講期
2023年度後期
授業形態
講義
単位数
2.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
本科目は、共通科目「総合」領域に配置された選択科目である。対人・対面的なコミュニケーションに関して、基礎的な理論からメディア利用まで多面的な理解を深める。さらに、人間関係を構築していくプロセスに対する心理学的な知見を形成する。生涯にわたり、多様な社会・生活場面のなかで、円滑なコミュニケーションに基づいたより良い人間関係を保つのに資する知識・能力・態度を学修する。
②科目の概要
コミュニケーションと人間関係に関して、日常生活で活用できる知識・技能の獲得を目指した授業を展開する。コミュニケーションに関する心理学的なプロセスモデルや記号・メディアとしての記号の活用など、具体的なコミュニケーションを説明する理論を学修する。さらに、私たちの人間関係の様相を客観的かつ分析的に整理することを通して、自らの人間関係と的確に認識する能力と良好な関係を保つためのスキルや態度を学修する。
③授業の方法(ALを含む)
本科目では、講義による解説と並行して、少人数によるディスカッションやグループワーク、振り返りとしてのリアクションペーパーを展開する。
リアクションペーパー/グループワーク/ディスカッション
④到達目標
到達目標1.コミュニケーションの成り立ちや特性を客観的・科学的に説明することができる
到達目標2.人間関係の様相や特質を客観的・科学的に説明することができる
到達目標3.学修内容を活用し、自らのコミュニケーション活動や人間関係をより良いものにしようと工夫する
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NE②-3 協働する力/NE⑦-4 コミュニケーション能力/K②-3 協働する力

第1回
事前学習
コミュニケーションと人間関係に関して,個人の経験ではなく,それが何であるのかというできるだけ客観的かつ科学的な定義や説明を述べることを試みること。さらに,この科目を通じて学びたいこと,理解したいことを言語化しておくこと。ただし,「より良い」に基準を置いたノウハウを身につけることが,本科目の狙いではないことを理解しておくこと。
90分
授業内容
コミュニケーションに関する基礎理解[綿井]
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業を通して,知りえたこと,理解できたこと,認識や考え方を改めたことを改めてまとめ直すこと。本科目のねらいに即して,まとめ直したことを,受講生自身ののコミュニケーション活動や人間関係の維持発展において,どのように活用できるのか,または,改善向上できるかのを、文章化すること。
[事前学習]ほとんど無意識のうちに,かつ,注意や努力を図ることなく展開している「コミュニケーション」を,できるかぎり客観視して,アナウンサーやリポーターになったつもりで,自らのコミュニケーション活動を実況中継してみてください。
180分
第2回
授業内容
プロセス・相互作用としてのコミュニケーション[綿井]【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業を通して,知りえたこと,理解できたこと,認識や考え方を改めたことを改めてまとめ直すこと。本科目のねらいに即して,まとめ直したことを,受講生自身ののコミュニケーション活動や人間関係の維持発展において,どのように活用できるのか,または,改善向上できるかのを、文章化すること。

[事前学習]「言葉は単なる約束だよ」というキーワードで展開される次回の授業について,何が約束なんだろう,ということについて思いを巡らせておくこと。
180分
第3回
授業内容
言語の特質と機能[綿井]【ディスカッション】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業を通して,知りえたこと,理解できたこと,認識や考え方を改めたことを改めてまとめ直すこと。本科目のねらいに即して,まとめ直したことを,受講生自身ののコミュニケーション活動や人間関係の維持発展において,どのように活用できるのか,または,改善向上できるかのを、文章化すること。

[事前学習]コミュニケーションをとるためにことば以外に用いている手段として何があるかを考えておくこと。そう,LINEのスタンプはどうして使うのだろう,がきっとヒントになります。
180分
第4回
授業内容
非言語メディアの活用[綿井]【ディスカッション】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業を通して,知りえたこと,理解できたこと,認識や考え方を改めたことを改めてまとめ直すこと。本科目のねらいに即して,まとめ直したことを,受講生自身ののコミュニケーション活動や人間関係の維持発展において,どのように活用できるのか,または,改善向上できるかのを、文章化すること。

[事前学習]身近な人と会話をしているとき,話すことについて何を考え準備しているのか,聞いたことがわかったことになるには何をしているのか,できるかぎり言語化しておくこと。
180分
第5回
授業内容
発信・発話と受容・理解との関係[綿井]【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業を通して,知りえたこと,理解できたこと,認識や考え方を改めたことを改めてまとめ直すこと。本科目のねらいに即して,まとめ直したことを,受講生自身ののコミュニケーション活動や人間関係の維持発展において,どのように活用できるのか,または,改善向上できるかのを、文章化すること。

[事前学習]対人関係や集団活動を円滑に進めるために,コミュニケーションを図るうえでどんな工夫をしているのか,自らの経験を振り返り,そこにどのような法則性や一般性があるのかを考え言語化しておくこと。
180分
第6回
授業内容
社会的スキルとしてのコミュニケーション[山田]【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業を通して,知りえたこと,理解できたこと,認識や考え方を改めたことを改めてまとめ直すこと。本科目のねらいに即して,まとめ直したことを,受講生自身ののコミュニケーション活動や人間関係の維持発展において,どのように活用できるのか,または,改善向上できるかのを、文章化すること。

[事前学習]自分を知る時に,について,自らの経験を振り返り,そこにどのような法則性や一般性があるのかを考え,言語化しておくこと。
180分
第7回
授業内容
自己意識と社会化[綿井]
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業を通して,知りえたこと,理解できたこと,認識や考え方を改めたことを改めてまとめ直すこと。本科目のねらいに即して,まとめ直したことを,受講生自身ののコミュニケーション活動や人間関係の維持発展において,どのように活用できるのか,または,改善向上できるかのを、文章化すること。

[事前学習]「人を知る,人と関係と保つ」とはどのようなことなのかについて,自らの経験を振り返り,そこにどのような法則性や一般性があるのかを考え,言語化しておくこと。
180分
第8回
授業内容
対人認知と対人関係の認知[綿井]
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業を通して,知りえたこと,理解できたこと,認識や考え方を改めたことを改めてまとめ直すこと。本科目のねらいに即して,まとめ直したことを,受講生自身ののコミュニケーション活動や人間関係の維持発展において,どのように活用できるのか,または,改善向上できるかのを、文章化すること。

[事前学習]小学校から高等学校までの人間関係を振り返り,どのように変化・成長してきたのかを整理し,そこにどのような法則性や一般性があるのかを考え,言語化しておくこと。
180分
第9回
授業内容
対人関係能力の発達[綿井]【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業を通して,知りえたこと,理解できたこと,認識や考え方を改めたことを改めてまとめ直すこと。本科目のねらいに即して,まとめ直したことを,受講生自身ののコミュニケーション活動や人間関係の維持発展において,どのように活用できるのか,または,改善向上できるかのを、文章化すること。

[事前学習]身の回りの人々から助けてもらったり支援してもらっていることについて,自らの経験を丁寧に振り返り,そこにどのような法則性や一般性があるのかを考え,言語化しておくこと。
180分
第10回
授業内容
ソーシャルサポート[綿井]【ディスカッション】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業を通して,知りえたこと,理解できたこと,認識や考え方を改めたことを改めてまとめ直すこと。本科目のねらいに即して,まとめ直したことを,受講生自身ののコミュニケーション活動や人間関係の維持発展において,どのように活用できるのか,または,改善向上できるかのを、文章化すること。

[事前学習]親友や恋人は,友人や知人と何が異なるのかについて,自らの経験を振り返るなどして,さらに,そこにどのような法則性や一般性があるのかを考え,言語化しておくこと。
180分
第11回
授業内容
親密な人間関係[綿井]【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業を通して,知りえたこと,理解できたこと,認識や考え方を改めたことを改めてまとめ直すこと。本科目のねらいに即して,まとめ直したことを,受講生自身ののコミュニケーション活動や人間関係の維持発展において,どのように活用できるのか,または,改善向上できるかのを、文章化すること。

[事前学習]身近な社会人に対して,集団や組織における人間関係が,児童・生徒・学生時代の集団における人間間とどのように異なるのか(または同じなのか)を聞き取りして,その特徴を言語化しておくこと。
180分
第12回
授業内容
集団・組織における人間関係[山田]【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業を通して,知りえたこと,理解できたこと,認識や考え方を改めたことを改めてまとめ直すこと。本科目のねらいに即して,まとめ直したことを,受講生自身ののコミュニケーション活動や人間関係の維持発展において,どのように活用できるのか,または,改善向上できるかのを、文章化すること。

[事前学習]親子関係や家族関係について,できるかぎり冷静かつ客観的に,自らの経験を振り返り,どのような特質や特徴,さらには課題があるのかを言語化しておくこと。
180分
第13回
授業内容
親子関係・家族関係[山田]【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業を通して,知りえたこと,理解できたこと,認識や考え方を改めたことを改めてまとめ直すこと。本科目のねらいに即して,まとめ直したことを,受講生自身ののコミュニケーション活動や人間関係の維持発展において,どのように活用できるのか,または,改善向上できるかのを、文章化すること。

[事前学習]コミュニケーション力のどの側面が得意・不得意なのかを,自らの経験を振り返り言語化しておくこと。
180分
第14回
授業内容
コミュニケーション力を高める[綿井]【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業を通して,知りえたこと,理解できたこと,認識や考え方を改めたことを改めてまとめ直すこと。本科目のねらいに即して,まとめ直したことを,受講生自身ののコミュニケーション活動や人間関係の維持発展において,どのように活用できるのか,または,改善向上できるかのを、文章化すること。

[事前学習]自らの人間関係能力で課題と感じていることを,自らの経験を振り返り言語化しておくこと。
180分
第15回
授業内容
人間関係力を高める[綿井]【ディスカッション】
事後学習
[事後学習]授業を通して,知りえたこと,理解できたこと,認識や考え方を改めたことを改めてまとめ直すこと。本科目のねらいに即して,まとめ直したことを,受講生自身ののコミュニケーション活動や人間関係の維持発展において,どのように活用できるのか,または,改善向上できるかのを、文章化すること。
180分

フィードバック
アクティブラーニング的な活動については,原則として,WEBアンケートを利用した振り返り回答を求める。その回答内容について,次回以降の授業内で受講生全体に,プライバシー保護の上で公開してコメントを行い,さらには,受講生からのコメントも求める。教師からのフィードバックよりも,振り返りを共有し,セルフ・フィードバックを図ることが好ましい。
評価方法および評価の基準
授業内課題(リアクションペーパーなど)への取り組み(30%)、まとめの試験(70%)を総合的に評価し、60点以上を合格とする。
到達目標1.授業内課題(10%/30%)、まとめの試験(20%/70%)
到達目標2.授業内課題(10%/30%)、まとめの試験(30%/70%)
到達目標3.授業内課題(10%/30%)、まとめの試験(20%/70%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
教科書は使用しない
推薦書・参考文献

履修上の助言、教員からのメッセージ
対人場面や集団場面でのコミュニケーションの能力を育成することを目指します。発信力だけではなく、他者を思いやる力や「異なる」を理解し受けとめる力の育成も目指します。授業内では主体的な活動を重視します。