シラバス情報

科目名
公共政策
担当教員名
川口 英俊
ナンバリング
SAg2013
学科
2021年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 日本語・日文コース 3年
学年
3年
開講期
2023年度前期
授業形態
講義
単位数
2.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
社会情報デザイン学科専門科目、領域科目群「社会領域」の選択科目である。
②科目の概要
本科目では公共政策とそれを取り巻く制度、公共政策の形成過程を概観した上でその時に重要課題となっている幾つかの公共政策分野を取り上げながらいかに社会をデザインしていくかを考える。学生自身による現状分析と問題把握、解決策提示を取り入れながら問題解決能力の育成を目指す
③授業の方法(ALを含む)
本科目では公共政策に関わる課題について説明を受け、自分そしてグループで調べ問題を把握した上で、他の履修者と議論することで課題に対する知識を深め解決策を検討することを学ぶ。
リアクションペーパー/レポート/グループワーク/ディスカッション/プレゼンテーション/ケースメソッド
④到達目標
公共政策の課題について解決策を検討・提示する力を身に付ける。
公共政策に関わる課題について自分で調べグループで発表・議論することで課題を把握する力を身に付ける。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
SA①-4 多様な社会的ニーズの理解する力の修得

第1回
事前学習
第1回レジュメの事前学習
90分
授業内容
オリエンテーション 授業概観、授業方法・内容・リアクションペーパーについて
事後学習・次回事前学習
事後学習:第1回授業内容についての検討、リアクションペーパー作成
事前学習:第2回授業内容について基礎知識の習得
180分
第2回
授業内容
公共政策と制度-議会制民主主義、内閣、国会、立法過程、選挙、マニフェスト、世論、マスメディア、シルバー民主主義
政策の前提-財政赤字
事後学習・次回事前学習
事後学習:第2回授業内容についての検討、リアクションペーパー作成
事前学習:第3回授業内容について基礎知識の習得
180分
第3回
授業内容
公共政策の手段と効果 報酬と罰、インセンティブ、道徳倫理による内在化、政策評価、政策目的と数値目標
政策の前提-格差社会
事後学習・次回事前学習
事後学習:第3回授業内容についての検討、リアクションペーパー作成
事前学習:第4回授業準備
180分
第4回
授業内容
少子高齢社会1 概観・問題点について 少子化、社会保障(介護・年金・医療)問題
事後学習・次回事前学習
事後学習:第4回授業内容について検討、リアクションペーパー作成
事前学習:第5回授業での解決策について準備
180分
第5回
授業内容
少子高齢社会2 解決策の模索-社会保障改革、増税、各種保険料値上げ他、介護・年金・医療の改革
事後学習・次回事前学習
事後学習:授業でのグループ内議論についての検討、リアクションペーパー作成
事前学習:次回授業の準備
180分
第6回
授業内容
安全保障 日本をめぐる安全保障環境-尖閣・北朝鮮・中国・台湾、防衛費増税、防衛政策の大転換、反撃能力と専守防衛
事後学習・次回事前学習
事後学習:授業でのグループ議論についての検討、リアクションペーパー作成
事前学習:次回授業の準備
180分
第7回
授業内容
安全保障2 国際社会と安全保障-ウクライナ問題とその影響・エネルギー問題・電気代・ガス代、日米関係と集団的自衛権、日本の外交
事後学習・次回事前学習
事後学習:授業でのグループ議論についての検討、リアクションペーパー作成
事前学習:次回授業の準備
180分
第8回
授業内容
エネルギー政策 日本におけるエネルギー、石油、原子力発電、これからのエネルギー政策
事後学習・次回事前学習
事後学習:授業内容について検討、リアクションペーパー作成
事前学習:次回授業について準備
180分
第9回
授業内容
地方自治 地方の衰退、一極集中、地方自治、地方再生・地方創生
事後学習・次回事前学習
事後学習:授業内容について検討、リアクションペーパー作成
事前学習:次回授業について準備
180分
第10回
授業内容
金融政策 日銀の金融政策、異次元の金融緩和、2022年のインフレと円安、企業・個人への影響
事後学習・次回事前学習
事後学習:授業でのグループでの議論について検討、リアクションペーパー作成
事前学習:次回授業について準備
180分
第11回
授業内容
コロナ対策 感染対策-まん延防止措置・緊急事態宣言の効果、ワクチン接種の予防効果・重症予防効果、接種回数の安全性・ワクチンを打てない人。ワクチン拒否者 医療体制-病床確保と一般医療、感染症法上の位置づけを2類から5類への変更、感染症・経済・政治
事後学習・次回事前学習
事後学習:授業内容について検討、リアクションペーパー作成
事前学習:次回授業について準備
180分
第12回
授業内容
憲法改正 憲法改正4項目、安部元首相と改憲、国際情勢の変化と改憲、改憲論
事後学習・次回事前学習
事後学習:授業内容について検討、リアクションペーパー作成
事前学習:次回授業について準備
180分
第13回
授業内容
技術発展と未来 イノベーション25、ドイツのハイテク戦略、産業政策、デジタル庁、デジタル政府ランキング
事後学習・次回事前学習
事後学習:授業でのグループでの議論について検討、リアクションペーパー作成
事前学習:次回授業について準備
180分
第14回
授業内容
雇用 日本型雇用、非正規雇用、雇用と格差、働き方改革、雇用と社会、雇用政策
事後学習・次回事前学習
事後学習:授業での発表内容について検討、リアクションペーパー作成
事前学習:次回授業について発表者は準備
180分
第15回
授業内容
最終授業 グループでの発表、グループ発表優秀者の全体での発表、授業総括
事後学習
事後学習:授業内容についての検討、リアクションペーパー作成
90分

フィードバック
授業内で質問・Zoomチャット等に回答する。リアクションペーパーより選んだものにコメントする。
評価方法および評価の基準
レポート(80%)、リアクションペーパー(10%)、プレゼンテーション(10%)の総合評価とし、総合評価60点以上を合格とする。
到達目標1 レポート(45%/80%)、リアクションペーパー(5%/10%)、プレゼンテーション(5%/10%)
到達目標2 レポート(35%/80%)、リアクションペーパー(5%/10%)、プレゼンテーション(5%/10%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
教科書は使用しない。レジュメを配布予定。
推薦書・参考文献
秋吉貴雄「入門 公共政策学」中公新書、2017年

履修上の助言、教員からのメッセージ
・授業の中では自分で調べ、グループの中での議論・発表も予定しており聞いているだけではなく参加していくものにしたい。
・この授業は授業形態(ハイフレックス授業か否か)、配当教室(パソコン教室か否か)、感染状況等により影響を受ける可能性がある。授業時点での状況判断により授業方法はシラバスに固執せず柔軟に対応したい。授業内容も時事問題の影響(授業時に注目されるニュース・出来事)による追加・修正・変更があり得る。履修者の希望も可能な範囲で聞いてみたい。
・授業で作成していくリアクションペーパーや課題などをお互いに見られるようにしたい