シラバス情報

科目名
食育論
担当教員名
鴨下 澄子
ナンバリング
NBa3055
学科
2021年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 日本語・日文コース 4年
学年
4年
開講期
2023年度前期
授業形態
講義
単位数
2.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
本科目は食物栄養学科の食物栄養関連科目に該当する4年生対象の選択科目である。
②科目の概要
食について現代社会が抱えている課題とその原因を理解する。また、すでに実施されている食育の取り組みを知り、指導者の立場から問題解決に必要な食育とは何かを考える。
③授業の方法(ALを含む)
本科目は、前半を講義、後半を演習および発表で構成される。指導者となる立場で食育を学び、指導者が担う食育とはどのようなものであるかを理解する。講義で得た知識を活かし、具体的事例を対象に、指導者として食育の方法を考える。
グループワーク/プレゼンテーション/レポート(表現)/ケースメソッド
④到達目標
1.食育とは何かについて自分の考えを持ち、さらに他者の考えを受け入れてまとめることができる
2.食育の指導者(管理栄養士)としての立場を理解し、問題解決のための具体的な実践方法を考えることができる
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NB①-2 食・栄養・健康の専門知識/NB①-4 コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力/NB②-3 論理的思考

第1回
事前学習
【事前学習】食育に対して自分なりの考えをまとめる
90分
授業内容
オリエンテーション:授業の進め方および評価方法の説明、導入(食育とは何か、なぜ必要なのか)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】食育について、自分の考えと、本来の目的との違いを認識し、まとめる
【次回事前学習】食育白書に目を通しておく
90分
第2回
授業内容
食育基本法が制定された背景と社会的意義
第4次食育推進基本計画の具体的内容
令和3年度食育白書について

班編成の連絡
事後学習・次回事前学習
【事後学習】食育白書に目を通し、興味深い具体的事例についてまとめる
【次回事前学習】食育を推進するために必要なエビデンスについてまとめる
90分
第3回
授業内容
ヘルスリテラシー
エビデンスのインプットとアウトプット
事後学習・次回事前学習
【事後学習】配布資料をもとに授業内容を整理する
【次回事前学習】食育活動を実施する目的およびその位置づけについて調べてみる
90分
第4回
授業内容
食育活動の計画と評価
食育における「食」と「教育」
味覚の発達
事後学習・次回事前学習
【事後学習】配布資料をもとに授業内容を整理する
【次回事前学習】食育白書に目を通し、興味深い具体的事例についてまとめる
90分
第5回
授業内容
令和3年度食育白書から具体的な食育推進活動の紹介①
 ➣食育推進施策をめぐる状況
   新型コロナウイルス感染症の感染拡大と食育
   特集 食と環境の調和
 ➣食育推進施策の具体的取組
   生産者と消費者との交流の促進、環境と調和のとれた農林漁業の活性化等
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業の該当箇所について確認しておく
【次回事前学習】食育白書に目を通し、興味深い具体的事例についてまとめる
90分
第6回
授業内容
令和3年度食育白書から具体的な食育推進活動の紹介②
 ➣食育推進施策の具体的取組
   家庭における食育の推進
   学校、保育所等における食育の推進
   地域における食育の推進
   食文化の継承のための活動の支援等
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業の該当箇所について確認しておく
【次回事前学習】食育白書に目を通し、興味深い具体的事例についてまとめる
90分
第7回
授業内容
課題①の説明と作成:食育の取り組みについて調べてまとめ、発表する【グループワーク】【ケースメソッド】
 ➣グループ内で話し合い、令和3年度食育白書から具体的な食育活動をひとつ選択して、その食育活動を実施するために必要であると考えられる知識を含めながらパワーポイントにまとめる
事後学習・次回事前学習
【事後学習】【次回事前学習】グループのメンバーと協力して、課題作成のための打ち合わせをし、調査し、まとめる
90分
第8回
授業内容
課題①の作成【グループワーク】【ケースメソッド】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】【次回事前学習】グループのメンバーと協力して、課題作成のための打ち合わせをし、調査し、まとめる
90分
第9回
授業内容
課題①の発表【プレゼンテーション】
 ➣グループでまとめたパワーポイントを発表する
事後学習・次回事前学習
【事後学習】自分たちの発表内容について評価するとともに、他グループの発表内容から参考点を確認する
【次回事前学習】日本の食文化について調べる
90分
第10回
授業内容
課題②の説明と作成:日本の伝統的な食文化を伝えるためのポスターを作る【グループワーク】
 ➣グループ内で話し合い、対象者に合った内容や表現方法を考えて、手書きのポスターを作成する
事後学習・次回事前学習
【事後学習】【次回事前学習】グループのメンバーと協力して、課題作成のための打ち合わせをし、調査し、まとめる
90分
第11回
授業内容
課題②の作成【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】【次回事前学習】グループのメンバーと協力して、課題作成のための打ち合わせをし、調査し、まとめる
90分
第12回
授業内容
課題②の作成【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】【次回事前学習】グループのメンバーと協力して、課題作成のための打ち合わせをし、調査し、まとめる
90分
第13回
授業内容
課題②の発表【プレゼンテーション】
 ➣グループで作成したポスターを発表する
事後学習・次回事前学習
【事後学習】自分たちの発表内容について評価するとともに、他グループの発表内容から参考点を確認する
【次回事前学習】地域における食育推進活動について目を通しておく
90分
第14回
授業内容
課題③の説明と作成:対象地域がたてている食育推進計画と、その計画をたてた背景、具体的な食育活動をまとめる【レポート(表現)】【ケースメソッド】
 ➣自分の対象地域における背景、計画、食育活動をまとめ、考察および感想をつけたレポートを個人で作成する
事後学習・次回事前学習
【事後学習】【次回事前学習】課題作成のための調査およびまとめ
90分
第15回
授業内容
課題③の作成と提出【レポート(表現)】【ケースメソッド】
 ➣個人で作成したレポートを授業時間内に提出する
事後学習
課題①〜③を通して、決められた範囲内での情報の伝え方の多様性を認識する
90分

フィードバック
課題①:発表の際にコメントを伝える
課題②:発表の際にコメントを伝える
課題③:UNIPAを通してコメントを伝える
評価方法および評価の基準
課題の提出および完成度(100%)で評価し、総合評価60点以上を合格とする。
到達目標1:課題①(30%)課題②(30%)
到達目標2:課題③(40%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
使用しない。授業内で資料を配布する。
推薦書・参考文献
【参考図書】
 エビデンスで差がつく食育 藤原葉子共著 光生館
 食育の理論と教授法 上田遥 昭和堂

履修上の助言、教員からのメッセージ