シラバス情報

科目名
健康スポーツビジネス論
担当教員名
石山 隆之
ナンバリング
NAb4076
学科
2021年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 日本語・日文コース 4年
学年
4年
開講期
2023年度前期
授業形態
講義
単位数
2.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
日本サッカー協会A級ライセンス、インストラクターやライフセービングの資格、大学スポーツの学生連盟理事、スポーツマネージャー資格、日本体育協会上級指導員の資格など多数を持つ。また地域総合型スポーツクラブの理事を務める教員が担当する。株式会社DEPORTE創立し、女性アスリートのセカンドキャリア問題にも取り組む。その経験を活かした講義を実践し、発表を取り入れながら指導する。

ねらい
①科目の性格
健康栄養学科の「健康支援領域」の卒業要件選択科目
健康スポーツビジネス分野における実施のケースを紹介しつつ理論体系を段階的に解説する。
②科目の概要
現代社会におけるスポーツの意味や価値を、主にビジネスの側面から総合的に理解してもらう。オリンピックやW杯のような大きなスポーツ祭典をはじめ、最新モデルである学園を中心とした地域スポーツ新興、メディアとスポーツの関係なども取りあげていく。またスポーツや健康産業を発展させるために、各種競技団体の運営を支えるメカニズムなどについて、体系的な知識の取得ができるように構成する。
③授業の方法(ALを含む)
本科目では、講義による解説を中心として、 個人またはグループによる調査及び ディスカッション とプレゼンテーションを取り入れた授業を行う。本年度は、コロナの状況により、オンライン授業を活用する場合がある。UNIVERSAL PASSPORT で課題の配付・回収等を実施する場合がある。
【ディスカッション】【プレゼンテーション】【リアクションペーパー】【レポート】

リアクションペーパー/レポート/グループワーク/ディスカッション/プレゼンテーション
④到達目標
・スポーツにビジネスの考え方や手法を取り入れることで、運営基盤の強化などがはかられ、発展していく過程を理解してもらいたい。
・商業的な弊害のリスクについても問題意識を持てるようにする。
・スポーツビジネスでの成功や失敗のケーススタディーを紹介しながら、実社会で役立つような知識を体系的に修得することを目指していく。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NA②-1 情報収集、エビデンスに基づく判断・評価/NA③-2 問題の把握、解決策の立案/KE③-1 主体的・継続的学修

第1回
事前学習
日常からスポーツや健康に関心を持ち、新聞、雑誌、テレビ、ネットなどでスポーツビジネスに関する記事を読む。[次回事前学習]

90分
授業内容
スポーツ(健康)ビジネスの概要 と ガイダンス  
健康・スポーツビジネスとの定義や現代社会での立ち位置を俯瞰する
映画【スポーツエージェント】を題材に問題意識を深め、実際のプロチーム経営について考察する①
事後学習・次回事前学習
[事後学習]
映画【スポーツエージェント】を各々視聴する。
180分
第2回
授業内容
スポーツビジネスの実際
  映画【スポーツエージェント】を題材に問題意識を深め、実際のプロチーム経営について考察する②
事後学習・次回事前学習
映画【スポーツエージェント】を各々視聴し、プロチーム経営を考察する。

[事後学習]
日常からスポーツや健康に関心を持ち、新聞、雑誌、テレビ、ネットなどでスポーツビジネスに関する記事を読む。
90分
第3回
授業内容
映画【スポーツエージェント】を題材にスポーツビジネスの世界を解説する。
巨大なビジネスへと成長する、スポーツビジネスの概要を理解する。
事後学習・次回事前学習
サッカーワールドカップについて、概要を調べる。[次回事前学習]
日常からスポーツや健康に関心を持ち、新聞、雑誌、テレビ、ネットなどでスポーツビジネスに関する記事を読む。[事後学習]
(各授業に対して180分)
90分
第4回
授業内容
ワールドカップと放映権収入。スポーツイベントと放映権について、FIFAワールドカップ等を事例に学修する。
事後学習・次回事前学習
SDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」について、概要を調べる。[次回事前学習]
放映権料について、ワールドカップ以外の事例も調査する。[事後学習]
90分
第5回
授業内容
健康、スポーツビジネスとSDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の関連などを学修する。社会問題をスポーツの力で問題解決する糸口を探っていく。
事後学習・次回事前学習
スポーツビジネスとSDGsのケーススタディーを学ぶ。[事後学習]
オリンピックの歴史を、社会の大きな出来事と合わせて、簡単に調査しておく。[次回事前学習]
90分
第6回
授業内容
オリンピック、パラリンピックについてスポーツマネジメントの観点から深堀していく。
特に本時は、オリンピックの放映権とオリンピックの歴史などを社会学的観点から学修する。
事後学習・次回事前学習
スポーツの放映権料について、新聞や雑誌、HPから記事を探し、読み解く。[事後学習]
オリンピックの歴史について概要を予習する。[次回事前学習]
90分
第7回
授業内容
健康スポーツビジネス論。プレゼンテーションについてのガイダンス。発表テーマについての解説と、これからの準備について説明していく。
事後学習・次回事前学習
自分が担当する発表テーマについて、概要を調査し、発表の構成イメージを元にワークショップに入り、資料を完成させる。[事後学習]
発表のリハーサル等も行うようにする[次回事前学習]
90分
第8回
授業内容
発表テーマについての解説と、これからの準備について説明していく。また、過去の発表事例を示し、資料作成のイメージつくりをする。そして個別に質疑応答し、問題点を受講者全員と共有し解決策を探る。
事後学習・次回事前学習
自分が担当する発表テーマについて、概要を調査し、発表の構成イメージを元にワークショップに入り、資料を完成させる。[事後学習]
発表のリハーサル等も行うようにする[次回事前学習]
90分
第9回
授業内容
発表テーマについての解説と、これからの準備について解説を深める。また、過去の発表事例を示し、資料作成のイメージつくりをする。そして個別に質疑応答し、問題点を受講者全員と共有し解決策を探り、各自ワークショップに取り組む。
事後学習・次回事前学習
自分が担当する発表テーマについて、概要を調査し、発表の構成イメージを元にワークショップに入り、資料を完成させる。[事後学習]
発表のリハーサル等も行うようにする[次回事前学習]
90分
第10回
授業内容
プレゼンテーションの実際
(日本のプロ野球、Jリーグ、アメリカのスポーツ※野球・アメリカンフットボール)
事後学習・次回事前学習
プレゼンテーションで学んだ内容に関する記事などを見つけ、読み解きながら理解を深める。[事後学習]
自分が担当する発表テーマについて発表のリハーサル等も行うようにする。発表のリアクションペーパーの作成。[次回事前学習]
90分
第11回
授業内容
プレゼンテーションの実際
(ヨーロッパサッカー、アメリカのスポーツ※バスケ・アイスホッケー・サッカー、健康スポーツ産業)
事後学習・次回事前学習
プレゼンテーションで学んだ内容に関する記事などを見つけ、読み解きながら理解を深める。[事後学習]
自分が担当する発表テーマについて発表のリハーサル等も行うようにする。発表のリアクションペーパーの作成。[次回事前学習]
90分
第12回
授業内容
プレゼンテーションの実際
(アメリカ型リーグとヨーロッパ型リーグ構造の研究、日本の個人競技スポーツ、スポーツとスポンサーシップ)
事後学習・次回事前学習
プレゼンテーションで学んだ内容に関する記事などを見つけ、読み解きながら理解を深める。[事後学習]
自分が担当する発表テーマについて発表のリハーサル等も行うようにする。発表のリアクションペーパーの作成。[次回事前学習]
90分
第13回
授業内容
プレゼンテーションの実際
(メディアとスポーツ、スポーツ用品メーカーや健康・スポーツ産業、eスポーツなどの新しいスポーツ産業)
事後学習・次回事前学習
プレゼンテーションで学んだ内容に関する記事などを見つけ、読み解きながら理解を深める。[事後学習]
自分が担当する発表テーマについて発表のリハーサル等も行うようにする。発表のリアクションペーパーの作成。[次回事前学習]
90分
第14回
授業内容
プレゼンテーションの実際
(プロスポーツやゼミプロ選手の引退後の諸問題について、女性スポーツの現状と課題、その他 受講生の人数に応じて設定)
事後学習・次回事前学習
プレゼンテーションで学んだ内容に関する記事などを見つけ、読み解きながら理解を深める。[事後学習]
自分が担当する発表テーマについて発表の振り返り。発表のリアクションペーパーの作成。[次回事前学習]
第15回
授業内容
健康スポーツビジネスに関する総括とまとめ、(筆記試験)
事後学習
プレゼンテーションで学んだ内容に関する記事などを見つけ、読み解きながら理解を深める。
自分が担当する発表テーマについて発表の振り返り、提出課題を完成させる。他者の発表のリアクションペーパーの作成。[事後学習]
90分

フィードバック
毎授業に前回授業の内容を振り返り、質疑に返答するなどして学習理解を深められるようにする。
提出された課題には、授業時間内に解説・コメントする。
質疑応答により、問題意識を受講生全体で共有し、授業内容の深みを得るようにしていく。

評価方法および評価の基準
授業への参加度40%、毎回のリアクションペーパーやプレゼンテーション30%、筆記試験30%とし、総合評価60点以上を合格とする。合格点に満たない場合は、追試験を行う。

到達目標(1)授業への参加度 10%/40% /リアクションペーパーやプレゼンテーション 10%/30%/ 筆記試験10%/30%
到達目標(2)授業への参加度 10%/40% /リアクションペーパーやプレゼンテーション 10%/30%/ 筆記試験10%/30%
到達目標(3)授業への参加度 20%/40% /リアクションペーパーやプレゼンテーション 10%/30%/ 筆記試験10%/30%

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
教科書は使用しない
推薦書・参考文献
平田武男 スポーツビジネス最強の教科書 東洋経済新聞社


履修上の助言、教員からのメッセージ
スポーツは夢を与えるコンテンツであることを学修し、スポーツや健康部門が産業として成り立っている仕組みを理解してほしいです。 自ら「何故」を掘り下げ、研究する意識で履修しましょう。  毎年、履修者は積極的に授業に参加し、とても楽しく授業に取り組んでいます。健康、スポーツビジネスが全くわからない学生ばかりが履修していますが、とても理解を深めています。