シラバス情報

科目名
文芸文化ゼミⅡ 2Fクラス
担当教員名
森 暁子
ナンバリング
EDj3085
学科
2021年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 日本語・日文コース 2年
学年
2年
開講期
2023年度後期
授業形態
演習
単位数
1.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
本科目は、文芸文化学科2年次の卒業要件必修科目です。1年次後期の「基礎演習」を受け、3年次の「文芸文化テーマ研究ゼミ」に繋げる役割の演習科目です。4年次の「卒業研究」を成し遂げるために、具体的な調査方法と、研究計画の立て方からまとめ方までを入門編として身につけるものです。
②科目の概要
近世(江戸時代)文学研究の基本的な手法を、演習形式で身につけます。
前半では井原西鶴作品により、資料、先行研究の探し方を学びます。後半では自分で随筆の研究計画を立て、レポートに結実させます。
キーワード:近世文学・面白がる力・紙の本に親しむ・先人を知る・井原西鶴・随筆・先行研究
③授業の方法(ALを含む)
前半では西鶴作品の指定された箇所を、後半では随筆から各自が選んだ1編を、それぞれ調査して順番に発表してもらいます。発表を軸にディスカッションやグループワーク等を行い、必要に応じて追加発表も行ってもらいます。
毎回リアクションペーパーを配布します。最終的にはレポートを提出してもらいます。
リアクションペーパー/グループワーク/ディスカッション/プレゼンテーション/レポート(表現)
④到達目標
(1)近世文学研究の基本的な手法を身につけることができる。
(2)主体的に問題を設定して、調査することができる。
(3)研究の過程及び考察について、言語化して文章にまとめ上げることができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
ED②-3 比較文化的考察/ED③-2 課題発見・考察

第1回
事前学習
井原西鶴と著作について、各自で調べておく。疑問点があったらまとめておく。
45分
授業内容
はじめに/西鶴作品について/発表順を決める【ディスカッション】【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
西鶴作品の基礎的な情報をノートに整理する。発表担当箇所を確認する。
【次回事前学習】
発表担当箇所の何を調査するか、現段階での計画を立てておく。
90分
第2回
授業内容
調査の方法と資料【ディスカッション】【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
調査の方法と資料についてノートに整理する。調査の計画を再考し、発表担当回に向けて調査を開始する。
【次回事前学習】
プレゼンテーションの方法について、自分の分からない点や苦手な点などを整理しておく。
90分
第3回
授業内容
発表の方法【プレゼンテーション】【ディスカッション】【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
発表の方法についてノートに整理する。発表担当回に向けての準備を進める。
【次回事前学習】
次回の発表担当者は発表資料を完成させる。ほかの受講者は次回取り上げる部分に目を通しておく。
90分
第4回
授業内容
西鶴作品演習①【プレゼンテーション】【ディスカッション】【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
プレゼンテーションとディスカッションを振り返り、ノートに整理する。今回の発表担当者は追加調査すべき点を検討する。次回以降の担当者は、自分の発表に活かす点を検討する。
【次回事前学習】
次回の発表担当者は発表資料を完成させる。ほかの受講者は次回取り上げる部分に目を通しておく。
90分
第5回
授業内容
西鶴作品演習②【プレゼンテーション】【ディスカッション】【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
プレゼンテーションとディスカッションを振り返り、ノートに整理する。今回の発表担当者は追加調査すべき点を検討する。次回以降の担当者は、自分の発表に活かす点を検討する。
【次回事前学習】
次回の発表担当者は発表資料を完成させる。ほかの受講者は次回取り上げる部分に目を通しておく。
90分
第6回
授業内容
西鶴作品演習③【プレゼンテーション】【ディスカッション】【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
プレゼンテーションとディスカッションを振り返り、ノートに整理する。今回の発表担当者は追加調査すべき点を検討する。次回以降の担当者は、自分の発表に活かす点を検討する。
【次回事前学習】
次回の発表担当者は発表資料を完成させる。ほかの受講者は次回取り上げる部分に目を通しておく。
90分
第7回
授業内容
西鶴作品演習④/随筆について/随筆演習の発表順を決める【プレゼンテーション】【ディスカッション】【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
プレゼンテーションとディスカッションを振り返り、ノートに整理する。今回の発表担当者は追加調査すべき点を検討する。次回以降の担当者は、自分の発表に活かす点を検討する。随筆の基礎的な情報をノートに整理する。
【次回事前学習】
次回の発表担当者は発表資料を完成させる。ほかの受講者は次回取り上げる部分に目を通しておく。後半の発表に向け、取り上げる随筆の話題を各自決めておく。
90分
第8回
授業内容
西鶴作品演習⑤/随筆演習の話題を各自発表する【プレゼンテーション】【ディスカッション】【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
プレゼンテーションとディスカッションを振り返り、ノートに整理する。今回の発表担当者は追加調査すべき点を検討する。次回以降の担当者は、自分の発表に活かす点を検討する。随筆演習のプランを調整する。
【次回事前学習】
次回の発表担当者は発表資料を完成させる。ほかの受講者は次回取り上げる部分に目を通しておく。随筆演習の準備を始め、質問があれば授業の際に確認できるようまとめておく。
90分
第9回
授業内容
西鶴作品演習⑥/レポートについて【プレゼンテーション】【レポート(表現)】【ディスカッション】【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
プレゼンテーションとディスカッションを振り返り、ノートに整理する。今回の発表担当者は追加調査すべき点を検討する。次回以降の担当者は、自分の発表に活かす点を検討する。レポートの基本的な構成について整理しておく。
【次回事前学習】
次回の発表担当者は発表資料を完成させる。ほかの受講者は次回取り上げる部分に目を通しておく。
90分
第10回
授業内容
随筆演習①【プレゼンテーション】【ディスカッション】【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
プレゼンテーションとディスカッションを振り返り、ノートに整理する。今回の発表担当者は追加調査すべき点を検討する。次回以降の担当者は、自分の発表に活かす点を検討する。
【次回事前学習】
次回の発表担当者は発表資料を完成させる。ほかの受講者は次回取り上げる部分に目を通しておく。
90分
第11回
授業内容
随筆演習②【プレゼンテーション】【ディスカッション】【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
プレゼンテーションとディスカッションを振り返り、ノートに整理する。今回の発表担当者は追加調査すべき点を検討する。次回以降の担当者は、自分の発表に活かす点を検討する。
【次回事前学習】
次回の発表担当者は発表資料を完成させる。ほかの受講者は次回取り上げる部分に目を通しておく。
90分
第12回
授業内容
随筆演習③【プレゼンテーション】【ディスカッション】【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
プレゼンテーションとディスカッションを振り返り、ノートに整理する。今回の発表担当者は追加調査すべき点を検討する。次回以降の担当者は、自分の発表に活かす点を検討する。
【次回事前学習】
次回の発表担当者は発表資料を完成させる。ほかの受講者は次回取り上げる部分に目を通しておく。
90分
第13回
授業内容
随筆演習④【プレゼンテーション】【ディスカッション】【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
プレゼンテーションとディスカッションを振り返り、ノートに整理する。今回の発表担当者は追加調査すべき点を検討する。次回以降の担当者は、自分の発表に活かす点を検討する。
【次回事前学習】
次回の発表担当者は発表資料を完成させる。ほかの受講者は次回取り上げる部分に目を通しておく。
90分
第14回
授業内容
随筆演習⑤【プレゼンテーション】【ディスカッション】【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
プレゼンテーションとディスカッションを振り返り、ノートに整理する。今回の発表担当者は追加調査すべき点を検討する。次回の担当者は、自分の発表に活かす点を検討する。
【次回事前学習】
次回の発表担当者は発表資料を完成させる。ほかの受講者は次回取り上げる部分に目を通しておく。
90分
第15回
授業内容
随筆演習⑥/おわりに【プレゼンテーション】【レポート(表現)】【ディスカッション】【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習
【事後学習】
プレゼンテーションとディスカッションを振り返り、ノートに整理する。今回の発表担当者は追加調査すべき点を検討する。
45分

フィードバック
プレゼンテーションとディスカッションには、その場でコメントする。レポートにはコメントを付けて返却する。毎回、前回のリアクションペーパーについて紹介する。
評価方法および評価の基準
平常点(授業への参加態度、プレゼンテーションへの取り組み)(50%)とレポート(50%)で評価し、60点以上を合格とする。
到達目標(1)平常点(20%/50%)、レポート(20%/50%)
到達目標(2)平常点(15%/50%)、レポート(15%/50%)
到達目標(3)平常点(15%/50%)、レポート(15%/50%)

教科書
推薦書・参考文献
教科書を使用せず、資料を適宜配布する。
推薦書・参考文献については随時紹介する。

履修上の助言、教員からのメッセージ
近世の先人たちの優れたインテリジェンスに敬意を払いつつ、書かれていることを深く追求していきましょう。文章を読み込み、徹底的に調査することを楽しめる、知的好奇心の強い人に向いています。活発な意見・交流を期待します。
資料調査においては、国立国会図書館、国文学研究資料館をはじめとする諸機関に赴く必要が出てくる場合もあります。その際は自費になりますのでご注意下さい。