シラバス情報

科目名
日本文学論A
担当教員名
高橋 秀子
ナンバリング
EDg3036
学科
2021年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 日本語・日文コース 2年
学年
2年
開講期
2023年度前期
授業形態
講義
単位数
2.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
文芸文化学科「日本語・日本文学コース」の選択必修科目の一つであり、「日本文学論B」「日本文学論C」と並立する科目である。古代後期の文学を中心に扱い、日本文化に関する深い理解と洞察力を養うための科目である。
②科目の概要
日本で最初の勅撰和歌集である『古今和歌集』を扱う。『古今和歌集』の概要や意義を理解した後、和歌の技法を学びながら、この歌集の大半を占める四季の歌と恋の歌を読む。また、和歌に関する創作活動も行う。
③授業の方法(ALを含む)
基本的に、毎回、受講者の発表と講義を組み合わせる。発表は、授業で取り上げる巻の中で各自が気に入った和歌について調べて、資料を作成して行うものである。講義は、主に和歌の技法の解説である。また、和歌を絵や映像などに表すことや、受講生による和歌の創作なども行う。【プレゼンテーション】【創作】
プレゼンテーション/創作、制作
④到達目標
①和歌の内容や技法を理解することができる。
②和歌について論理的に評価・鑑賞することができる。
③和歌の内容や印象を絵や映像などに表したり、自分の思いを和歌に表したりすることができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
ED①-2 文学・芸術・文化に関する知識/ED②-1 自己・自文化理解、客観的分析/ED③-2 課題発見・考察

第1回
事前学習
『古今和歌集』について調べる。テキストに目を通す。
90分
授業内容
ガイダンス、『古今和歌集』の文学史的位置、発表の方法
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業ノートを読み返し、復習する。分からないところについて、辞典などで調べて分かるようにしておく。
【事前学習】テキストに目を通す。
180分
第2回
授業内容
『古今和歌集』の仮名序・部立、発表の担当決め
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業ノートを読み返し、復習する。分からないところについて、辞典などで調べて分かるようにしておく。
【事前学習】テキストを開き、次の授業で取り上げる巻に目を通す。次回の発表担当者は、資料を作成して発表の準備をする。
180分
第3回
授業内容
巻第一「春歌上」の和歌、和歌の技法(掛詞)【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業ノートを読み返し、復習する。分からないところについて、辞典などで調べて分かるようにしておく。
【事前学習】テキストを開き、次の授業で取り上げる巻に目を通す。次回の発表担当者は、資料を作成して発表の準備をする。
180分
第4回
授業内容
巻第二「春歌下」の和歌、和歌の技法(縁語)【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業ノートを読み返し、復習する。分からないところについて、辞典などで調べて分かるようにしておく。
【事前学習】テキストを開き、次の授業で取り上げる巻に目を通す。次回の発表担当者は、資料を作成して発表の準備をする。
180分
第5回
授業内容
巻第三「夏歌」の和歌、和歌の技法(序詞)【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業ノートを読み返し、復習する。分からないところについて、辞典などで調べて分かるようにしておく。
【事前学習】テキストを開き、次の授業で取り上げる巻に目を通す。次回の発表担当者は、資料を作成して発表の準備をする。
180分
第6回
授業内容
巻第四「秋歌上」の和歌、和歌の技法(枕詞)【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業ノートを読み返し、復習する。分からないところについて、辞典などで調べて分かるようにしておく。
【事前学習】テキストを開き、次の授業で取り上げる巻に目を通す。次回の発表担当者は、資料を作成して発表の準備をする。
180分
第7回
授業内容
巻第五「秋歌下」の和歌、和歌の技法(歌枕)【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業ノートを読み返し、復習する。分からないところについて、辞典などで調べて分かるようにしておく。
【事前学習】テキストを開き、次の授業で取り上げる巻に目を通す。次回の発表担当者は、資料を作成して発表の準備をする。
180分
第8回
授業内容
巻第六「冬歌」の和歌、和歌の技法(折句)【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業ノートを読み返し、復習する。分からないところについて、辞典などで調べて分かるようにしておく。
【事前学習】テキストを開き、次の授業で取り上げる巻に目を通す。次回の発表担当者は、資料を作成して発表の準備をする。
180分
第9回
授業内容
巻第十一「恋歌一」の和歌、和歌の技法(本歌取り)【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業ノートを読み返し、復習する。分からないところについて、辞典などで調べて分かるようにしておく。
【事前学習】テキストを開き、次の授業で取り上げる巻に目を通す。次回の発表担当者は、資料を作成して発表の準備をする。
180分
第10回
授業内容
巻第十二「恋歌二」の和歌、巻第七「賀歌」の和歌【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業ノートを読み返し、復習する。分からないところについて、辞典などで調べて分かるようにしておく。
【事前学習】テキストを開き、次の授業で取り上げる巻に目を通す。次回の発表担当者は、資料を作成して発表の準備をする。
180分
第11回
授業内容
巻第十三「恋歌三」の和歌、巻第八「離別歌」・巻第九「羇旅歌」の和歌【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業ノートを読み返し、復習する。分からないところについて、辞典などで調べて分かるようにしておく。
【事前学習】テキストを開き、次の授業で取り上げる巻に目を通す。次回の発表担当者は、資料を作成して発表の準備をする。
180分
第12回
授業内容
巻第十四「恋歌四」の和歌、巻第十六「哀傷歌」の和歌【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業ノートを読み返し、復習する。分からないところについて、辞典などで調べて分かるようにしておく。
【事前学習】テキストを開き、次の授業で取り上げる巻に目を通す。次回の発表担当者は、資料を作成して発表の準備をする。
180分
第13回
授業内容
巻第十五「恋歌五」の和歌、作品による和歌の伝承の違い【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】和歌の内容や和歌の技法を復習し、分からないところについて、辞典などで調べて分かるようにしておく。
【事前学習】テキストを開き、内容や印象を絵や映像に表したい和歌を選ぶ。
180分
第14回
授業内容
気に入った和歌の内容や印象を絵や映像に表す【創作】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】和歌の内容や和歌の技法を復習し、分からないところについて、辞典などで調べて分かるようにしておく。
【事前学習】自分が和歌に表したいことをまとめておく。
180分
第15回
授業内容
和歌の創作、まとめ【創作】
事後学習
和歌の内容や和歌の技法を復習し、分からないところについて、辞典などで調べて分かるようにしておく。
90分

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評価方法および評価の基準
発表40%、創作40%、他者の発表に対するコメントなどの学修活動20%とし、総合評価の60点以上を合格とする。
到達目標①発表20%/40%、学修活動10%/20%
到達目標②発表20%/40%、学修活動10%/20%
創作40%/40%

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
新版 古今和歌集 現代語訳付き
高田祐彦
KADOKAWA
978-4-04-400105-6
推薦書・参考文献
適宜授業内で紹介する。

履修上の助言、教員からのメッセージ