教員名 : 星野 祐子
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科目名
ことばあそび
担当教員名
松永 修一、星野 祐子
ナンバリング
EDd1014
学科
2021年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 日本語・日文コース 1年
学年
1年
開講期
2023年度後期
授業形態
演習
単位数
1.00単位
実務経験の有無
無
実務経験および科目との関連性
無
ねらい
①科目の性格
文芸文化学科の選択科目で「ことばの科目」に相当する科目である。文芸文化学科の学びの基盤となる「ことば」に関心を持つと共に、普段意識しない日本語表現を学問的に捉える視点を身につける。また、ことばの響きを体験しながら学ぶ科目である。
②科目の概要
日本古来からある「ことばあそび」の歴史について知り、その表現の仕組みや面白さを理解する。あわせて、日本語の音声や表記、語彙に注目しながら、現在購入可能な「ことばあそび」カードのの特徴や面白さを学問的に考察する。後半は目的や相手に合わせた「ことばあそび」をグループで考案、実作し、プレゼンテーションを行う。
③授業の方法(ALを含む)
前半は「ことばあそび」の歴史を具体的な事例を参照しながら理解する。あわせて、当時の人々が何を楽しみどのように「ことばあそび」を創作していたかを考え、グループで特徴を指摘する。続いて、現在、人気の「ことばあそび」カードの特徴についてグループで検証する。後半は、各グループが「ことばあそび」を作成することを最終目標とし、対象、ねらい、遊び方などを検討し、実作を行う。
リアクションペーパー/グループワーク/プレゼンテーション/創作、制作
④到達目標
(1)「ことばあそび」の歴史について、説明することができる。
(2)現在入手することのできる「ことばあそび」を取り上げ、日本語の知識を活用しながら、その特徴を指摘することができる。 (3)「ことばあそび」を実作し、その特徴や面白さを、オリジナルのPOPや広告を用いながら説明することができる。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
ED①-1 日本語運用能力・語彙力・文字知識
第1回
事前学習
[事前学習]これまで遊んだ「ことばあそび」についてどのような思い出があるかを発表できるようにする。
45分
授業内容
オリエンテーション【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]「ことばあそび」の学習でどのようなことを学び、どのようなスキルを身につけたいかをまとめておく。
[次回事前学習]家族や友人に「ことばあそび」と言えばどのようなあそびを思い出すか聞く。 90分
第2回
授業内容
受講者のことばあそびの経験を共有してみよう【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]グループで共有した「ことばあそび」の特徴を類型化する。
[次回事前学習]地域に残る古い「ことばあそび」を調べてみる。 90分
第3回
授業内容
ことばあそびの歴史(上代〜中古)【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]上代から中古の「ことばあそび」の特徴について説明できるようにする。
[次回事前学習]どのような「なぞなぞ」で遊んだことがあるか説明できるようにする。 90分
第4回
授業内容
ことばあそびの歴史(中世〜近世)【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]中世から近世の「ことばあそび」の特徴について説明できるようにする。
[次回事前学習]「判じ絵」についてインターネットで調べてみる。 90分
第5回
授業内容
ことばあそびの歴史(近代〜現代)【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]近代から現代の「ことばあそび」の特徴について説明できるようにする。
[次回事前学習]世界の「ことばあそび」についてインターネットで調べてみる。 90分
第6回
授業内容
世界のことばあそび【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]世界のことばあそびについて、その独自性や普遍的な特徴を説明できるようにする。
[次回事前学習]書店やインターネットで現在販売されている「カードゲーム(ことばに関するもの)」について調べてみる。 90分
第7回
授業内容
現代のことばあそびに触れてみよう【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]グループで遊んでみた「カードゲーム」の特徴を整理する。
[次回事前学習]選んだ「カードゲーム」の特徴を発表するために、プレゼンテーションの準備をする。 90分
第8回
授業内容
現代のことばあそびの特徴をプレゼンテーションしてみよう【リアクションペーパー】【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]他の人が担当した「カードゲーム」と自分が担当した「カードゲーム」の共通点や相違点を考える。
[次回事前学習]自分が作りたい「カードゲーム」のコンセプトを考える。 90分
第9回
授業内容
「わたしたちのことばあそび」の計画を立てる【リアクションペーパー】【グループワーク】【創作、制作】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]グループで立てた計画表をみて、不足していることを考え、修正をする。
[次回事前学習]中間発表にあたって、グループの役割分担を考える。 90分
第10回
授業内容
計画の発表ならびに改善【リアクションペーパー】【グループワーク】【創作、制作】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]計画の修正を行う。
[次回事前学習]「ことばあそび」の実作において必要な材料(紙・カード・文房具……)を考える。 90分
第11回
授業内容
「わたしたちのことばあそび」を作ってみる(試作)【グループワーク】【創作、制作】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]試作を経てさらなる改善に取り組む。
[次回事前学習]本番に向けて材料を準備し、グループでの役割を明確にする。 90分
第12回
授業内容
「わたしたちのことばあそび」を作ってみる(仕上げ)【グループワーク】【創作、制作】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]実際に遊ぶことができるか、グループで試してみる。
[次回事前学習]作成した「ことばあそび」のPRポイントを考えたり、POPやチラシを作成したりする計画を立てる。 90分
第13回
授業内容
制作したことばあそびで遊んでみる【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]自分たちのカードゲームについて、他の人に評価してもらう。
[次回事前学習]自分たちのカードゲームの魅力を伝えるためのプレゼンテーションの準備をする。 90分
第14回
授業内容
制作したことばあそびを紹介してみよう【リアクションペーパー】【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]他のグループの作品から良い点を学び、自分たちの作品に活かす。
[次回事前学習]作成したカードゲームについてその魅力を説明するとともに、このプロジェクトで身についた資質・技能を説明できるようにする。 90分
第15回
授業内容
まとめ【グループワーク】
事後学習
[事後学習]これまでの学びをふり返り、この経験を次にどのように活かすか考える。
45分
フィードバック
毎回のリアクションペーパーの記述については、次時に全体で共有し、前時の学びをふり返る。
制作した「ことばあそび」については、学生同士が相互評価を行うとともに、担当教員からの評価を口頭あるいはコメントペーパーで伝える。 評価方法および評価の基準
毎回のふり返り(20%)、グループワークへの貢献度(20%)、プレゼンテーションなどの取り組み(20%)、制作物への評価(40%)とし、総合評価60点以上を合格とする。
到達目標1 毎回のふり返り(10%/20%)、グループワークへの貢献度(10%/20%) 到達目標2 毎回のふり返り(10%/20%)、プレゼンテーションなどへの取り組み(10%/20%)、制作物への評価(20%/40%) 到達目標3 グループワークへの貢献度(10%/20%)、プレゼンテーションなどへの取り組み(10%/20%)、制作物への評価(20%/40%) 教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
使いません。プリントを配布します。
推薦書・参考文献
教室で紹介します。
履修上の助言、教員からのメッセージ
学生相互に学び合い、グループワークを重視する科目です。積極的な受講を期待します。
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