シラバス情報

科目名
実用書道(硬筆)
担当教員名
三田 広美
ナンバリング
EDc1009
学科
2021年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 日本語・日文コース 1年
学年
1年
開講期
2023年度前期
授業形態
演習
単位数
1.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
本科目は、教育人文学部 文芸文化学科のことばの科目の領域で、卒業要件必修(選択)科目であり、中学国語科書写の教員免許の必修科目である。
応用として、[デザイン書道(硬筆)]の科目へつながる。
②科目の概要
活字と手書き文字の違いを正しく理解する。手書き文字を整えて読みやすく書けるようにする。
楷書・行書・草書・の書体をの知識や描き方を身につけて、実生活で役立つ「書く力」と創作力を養います。
教職課程としては中学校書写の指導法を理解する。(小学校書写の内容もふまえる。)
文科省後援「硬筆書写技能検定」3級、準2級、2級、準1級程度の内容を含むので、希望者は受験するとよい。
③授業の方法(ALを含む)
講義を聞いて、字形を整えるポイントを理解した上で手書き文字を練習し、添削を受ける。
書き順、部首、ひらがなの字母、などの理論を学ぶ。
多くのプリントを配布します。
ミニテスト/リアクションペーパー/実技、実験/グループワーク
④到達目標
到達目標1、筆記用具の持ち方や執筆の仕方を理解した上で、点画の書き表し方や筆順や部首を理解し整えて書ける。
到達目標2,実用書の様式を知り、体裁良く書ける。
到達目標3,文科省後援「硬筆書写技能検定」準2級、2級、準1級程度の範囲の理論(ひらがなの字母、筆順、部首)を学ぶ。希望者は検定資格を取得する。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
ED①-2 文学・芸術・文化に関する知識/ED②-4 芸術・文化に関する表現技法

第1回
事前学習
10マスか12マスノートを用意する。
ボールペンを用意する。
6月16日(金)に硬筆または書道検定(書写技能検定)を受けるかどうかを考えておく。
45分
授業内容
活字と手書き文字の違いについて理解する。
最新の筆記用具事情について
【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
「事後学習」はプリントの復習。
「事後学習」はひらがなの字母をノートに書いて予習しておく。
45分
第2回
授業内容
ひらがなの字母を理解し覚える。
ひらがなの特徴を理解し、整えて書く
【レポート】
事後学習・次回事前学習
「事後学習」はひらがなを整えて書けるようにする。
「次回事前学習」ひらがなの字母を書いて覚えておく。(ミニテストに備える)
45分
第3回
授業内容
ひらがなの字母を確認し、書けるようにする。
カタカナの成り立ち、特徴、字形を学ぶ。
【字ミニミニテスト】
事後学習・次回事前学習
「事後学習」は添削を参考に復習する。ひらがな、カタカナを整えて書けるように練習する。
「次回事前学習」は、部首プリントを読んでおく。
45分
第4回
授業内容
楷書の書き方のポイントを学ぶ。
筆順の基本と部首について学習する。
部首カルタで覚える。
【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
「事後学習」はプリントの復習し、整えて書けるようにする。
「次回事前学習」はテキストを進めて、次回の登校時に添削を受ける。
45分
第5回
授業内容
楷書の書き方
特に偏と旁の組合せのバランスを学習する。【レポート】
事後学習・次回事前学習
「事後学習」は学習した楷書の書き方を復習して整えて書けるようにする。
「次回事前学習」はテキストやプリントを進めて、次回授業で添削を受けられるようにする。
45分
第6回
授業内容
楷書のまとめ。
文章を整えて書く。【レポート、制作】
































































































事後学習・次回事前学習
「事後学習」は授業での添削を踏まえて復習する。
「次回事前学習」テキストを進める。自分の履歴書に書く学歴や資格取得についてメモしておく。
45分
第7回
授業内容
横書きの書き方(中心・大小)
履歴書の書き方を学ぶ
【リアクションペーパー】【レポート】
事後学習・次回事前学習
「事後学習」は横書きの書き方の復習。履歴書の名前の欄の練習。
「次回事前学習」は履歴書の下書きをして、次回の登校時に添削を受ける準備をする。
45分
第8回
授業内容
履歴書の書き方に従い自分の履歴書を作成して添削を受ける。
【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
「事後学習」は添削をもとに履歴書の文字練習をする。
「次回事前学習」は履歴書の下書きをする。
45分
第9回
授業内容
履歴書を清書と横書きのまとめ。
【レポート】
事後学習・次回事前学習
「事後学習」は添削を参考に文字練習の復習する。
「次回事前学習」はプリントで行書に合うひらがなを練習する。
45分
第10回
授業内容
行書の基本的省略法について学ぶ。
【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
「事後学習」はプリントの復習。
「次回事前学習」は熟語を行書で自分で崩してかき、添削を受けられるようにしておく。(プリント配布)
45分
第11回
授業内容
行書の基本的省略法と行書に合うひらがなを学ぶ。
【レポート】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
「事後学習」は行書の漢字の省略法を覚える。
「次回事前学習」は行書で書きたい作品(詩や散文の一節)をえらんで下書きしておく。
45分
第12回
授業内容
ひらがなの連綿の書き方を学ぶ。
【レポート】
事後学習・次回事前学習
「事後学習」はひらがなの連綿の復習。滑らかに書けるようにする。
「次回事前学習」は自分で二文字連綿を書き授業で添削を受ける準備をしておく。(プリント配布)
45分
第13回
授業内容
縦書き作品を行書で書く。
事後学習・次回事前学習
「事後学習」は行書作品の清書。
「次回事前学習」は、手紙の書き方のプリントを読んでおく。
45分
第14回
授業内容
実用書としてのし袋の書き方や手紙の書き方を学ぶ。
【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
「事後学習」は、復習としてプリントに基づき、上書きの練習をする。
「次回事前学習」は手紙、暑中見舞いなどを出す相手や文章を考えてメモ用紙する。
45分
第15回
授業内容
宛名書きの書き方
暑中見舞い(残暑見舞い)をはがきに書く。
【リアクションペーパー】
事後学習
「事後学習」は実際にはがきを書いて投函する。
45分

フィードバック
毎回の授業で提出されたものは添削して返却し、学習理解を深められるようにする。
テキストの演習も添削します。
評価方法および評価の基準
書く授業回に指示するミニテスト、リアクションペーパーへの取り組み(40%)と実技課題およびテキストへの書き込み(60%)で評価し、60点以上を合格とする。
到達目標1.ミニテスト、リアクションペーパー(20%/40%)実技課題提出およびテキストへの書き込み(20%/60%)
到達目標2.ミニテスト、リアクションペーパーへの取り組み(10%/40%)実技課題(20%/60%)
到達目標3,理論ミニテストへの取り組み(20%/40%)実技課題およびテキストへの書き込み(10%/60%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
クセ字が直る美文字レッスン帳
青山浩之
NHK出版
978-4-14-199210-3
授業での指示を聞いてから購入してください。
推薦書・参考文献
検定を受ける学生への推薦書
「硬筆書写技能検定 合格のポイント」 日本習字普及協会

参考文献
「常用漢字書きかた字典」  宮沢正明 編  二玄社

履修上の助言、教員からのメッセージ
授業では多くのプリントを配布して、演習します。
また、テキストは書き込み式なので、積極的に取り組み添削をうけましょう。
書くことを楽しみながら学習出来ると上達します。