シラバス情報

科目名
ことばへの気づきワークショップ
担当教員名
向後 朋美、設楽 優子
ナンバリング
EBj2105
学科
2021年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 日本語・日文コース 1年
学年
1年
開講期
2023年度後期
授業形態
演習
単位数
2.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
児童教育学科中等教育教員養成(外国語)分野の選択科目で、英語の教職課程を履修している学生は必修である。
②科目の概要
ことばのしくみや働きについての関心を深め、ことばの楽しさ、豊かさに気づくことができるように、協同学習を取り入れた授業を行う。また、小学校外国語活動・英語科とのつながりや活用法についても主体的に学ぶ。
③授業の方法(ALを含む)
毎回グループワークを行い授業資料で提示する課題に取り組み、適宜Google Jamboard等も使用してブレインストーミングやディスカッションを行い、クラスに発表する。リアクションペーパー(チャットやGoogle Document等も含む)を利用する。適宜課される大きなまとめ課題と普段の小さな課題とを合わせて、全員が発表に参画する。課題を出した回の次の授業ではミニテストを行うことがある。
ミニテスト/リアクションペーパー/レポート/グループワーク/ディスカッション/プレゼンテーション
④到達目標
(1) 母語である日本語を、気づきや観察の対象として捉え、その観察をもとに自分で仮説を立て、検証し、グループで議論することができる。
(2) 日本語に関して立てた仮説を使いながら、英語を観察し、2つの言語のしくみや働きの共通性と相違について口頭や文章で説明することができる。
(3) 日英の言語音声を使ってグループで実験・協同学習し、発表できる。
(4) 自他が抱える言語コミュニケーション・英語学習上の課題をミニゲーム立案で解決できる。

⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EB①-3 学習内容・学習活動の設定/EB②-1 他者との協働、役割・職務遂行/EB③-3 主体的・継続的学修

第1回
事前学習
UNIVERSAL PASSOPORTに登録された授業資料に目を通し、指定された箇所の課題を行うこと。
90分
授業内容
オリエンテーション [向後]
事後学習・次回事前学習
[事後学習]前回の授業で使用したパワーポイント資料と授業資料を読み直し、気づいた点を書き留めておくこと。(90分)
[次回事前学習]次回の資料に目を通し、指定された箇所の課題を行うこと。(90分)
180分
第2回
授業内容
語の分類1 [向後]
事後学習・次回事前学習
[事後学習]前回の授業で使用したパワーポイント資料と授業資料を読み直し、気づいた点を書き留めておくこと。(90分)
[次回事前学習]次回の資料に目を通し、指定された箇所の課題を行うこと。(90分)
180分
第3回
授業内容
語の分類2[向後]
事後学習・次回事前学習
[事後学習]前回の授業で使用したパワーポイント資料と授業資料を読み直し、気づいた点を書き留めておくこと。(90分)
[次回事前学習]次回の資料に目を通し、指定された箇所の課題を行うこと。(90分)
180分
第4回
授業内容
項構造1[向後]
事後学習・次回事前学習
[事後学習]前回の授業で使用したパワーポイント資料と授業資料を読み直し、気づいた点を書き留めておくこと。(90分)
[次回事前学習]次回の資料に目を通し、指定された箇所の課題を行うこと。(90分)
180分
第5回
授業内容
項構造2 [向後]
事後学習・次回事前学習
[事後学習]前回の授業で使用したパワーポイント資料と授業資料を読み直し、気づいた点を書き留めておくこと。(90分)
[次回事前学習]次回の資料に目を通し、指定された箇所の課題を行うこと。(90分)
180分
第6回
授業内容
名詞の修飾1[向後]
事後学習・次回事前学習
[事後学習]前回の授業で使用したパワーポイント資料と授業資料を読み直し、気づいた点を書き留めておくこと。(90分)
[次回事前学習]次回の資料に目を通し、指定された箇所の課題を行うこと。(90分)
180分
第7回
授業内容
名詞の修飾2 [向後]
事後学習・次回事前学習
[事後学習]前回の授業で使用したパワーポイント資料と授業資料を読み直し、気づいた点を書き留めておくこと。(90分)
[次回事前学習]次回の資料に目を通し、指定された箇所の課題を行うこと。(90分)
180分
第8回
授業内容
能動態と受動態1[向後]
事後学習・次回事前学習
[事後学習]前回の授業で使用したパワーポイント資料と授業資料を読み直し、気づいた点を書き留めておくこと。(90分)
[次回事前学習]次回の資料に目を通し、指定された箇所の課題を行うこと。(90分)
180分
第9回
授業内容
能動態と受動態2 [向後]
事後学習・次回事前学習
[事後学習]前回の授業で使用した資料と事前配布資料を読み直し、気づいた点を書き留めておくこと。(90分)
[次回事前学習]次回の資料に目を通し、指定された箇所の課題を行うこと。(90分)
180分
第10回
授業内容
ことばの音と文字 -- 日本語の「3種の文字・ローマ字」・英語のつづり字・英語の「37音図」[設楽]
事後学習・次回事前学習
[事後学習]前回の授業で使用した資料と事前配布資料を読み直し、気づいた点を書き留めておくこと。(90分)
[次回事前学習]次回の資料に目を通し、指定された箇所の課題を行うこと。(90分)
180分
第11回
授業内容
音のまとまり -- 日本語「1音」の分解・日本語の特殊拍・英語の音節[設楽]
事後学習・次回事前学習
[事後学習]前回の授業で使用した資料と事前配布資料を読み直し、気づいた点を書き留めておくこと。(90分)
[次回事前学習]次回の資料に目を通し、指定された箇所の課題を行うこと。(90分)
180分
第12回
授業内容
音の観察 -- うちなーぐち・岡山ことば・〔「めっちゃ」等とアクセント〕[設楽]
事後学習・次回事前学習
[事後学習]日本語または英語のことば遊びゲームの簡単な教案を作成すること。ゲームの教育的ねらいとルール説明を示し、言語(音)研究の視点から解説を加えること。ゲームの対象年齢は6歳から18歳までの中から選んでよい。(150分)
[次回事前学習]次回の資料に目を通し、指定された箇所の課題を行うこと。(30分)
180分
第13回
授業内容
複合語の日英の現象(音便・連濁・「高低/強弱の変化」)[設楽]
事後学習・次回事前学習
[事後学習]前回の授業で使用した資料と事前配布資料を読み直し、気づいた点を書き留めておくこと。(90分)
[次回事前学習]次回の資料に目を通し、指定された箇所の課題を行うこと。(90分)
180分
第14回
授業内容
日英の言葉遊び [設楽]
事後学習・次回事前学習
[事後学習]前回の授業で使用した資料と事前配布資料を読み直し、気づいた点を書き留めておくこと。(90分)
[次回事前学習]次回の資料に目を通し、指定された箇所の課題を行うこと。(90分)
180分
第15回
授業内容
句のまとまりの話し方 --  「日本語のひと山」と「エリーさんのY/N疑問文イントネーション」
事後学習
[事後学習] 全15回の授業の資料と気づいた点のメモを読み直し、レポートにして提出すること。(90分)
90分

フィードバック
毎回授業の最後に回収するリアクションペーパーを翌週までに(またはForms等の形で即日、口頭で)コメントして返却(記録)する。また、疑問点等については授業の冒頭で解説し、学習の理解を深める。
評価方法および評価の基準
1. 仮説検証のグループ議論
  向後課題 25%
2. 日英対照研究の発表と文章化
  向後課題25%
3. 日英の音声に関するグループワーク
  設楽担当授業回(6回)での取り組み12%
4. 教育的な言葉遊びの立案など、自他の課題解決 38%
  設楽課題(言葉遊び 30%/38%、最終週分8%/38%)

教科書
推薦書・参考文献
大津由紀雄・浦谷敦子・齋藤菊枝編(2019), 『日本語からはじめる小学校英語』, 開拓社, 3190円.   国際交流基金・磯村 一弘(2009), 日本語教授法シリーズ第2巻『音声を教える』, ひつじ書房, 1500円.  野北明嗣(2023), 『あなたの英語が通じないのは、発音が悪いからではなく、つづりの読み方を間違えているから』(How We Read English Letters) 1巻 レモンスクール オンデマンド型オンラインレッスン.  小学校『国語』, 光村図書出版.

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