シラバス情報

科目名
ことばのしくみ
担当教員名
向後 朋美
ナンバリング
EBj3101
学科
2021年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 日本語・日文コース 1年
学年
1年
開講期
2023年度前期
授業形態
講義
単位数
2.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
この科目は児童教育学科中等教育教員養成(外国語)分野の選択科目で、英語の教職課程を履修している学生は必修である。統語論・意味論・形態論・語用論等の言語学の諸分野については「英語学」で、音声学・音韻論の分野については「英語音声学I・II」で扱うので、4科目すべてを履修すれば英語学・言語学に関する主要な概念・考え方を学ぶことが可能となる。英語の教職課程を履修している学生は4科目すべてを履修すること。

②科目の概要
対象言語としては主に英語を取り上げながら、心理言語学・社会言語学・通時言語学の諸分野に関する基本的な概念や考え方に触れながら、「ことば」を科学的に分析するとはどうことかを学ぶ。


③授業の方法(ALを含む)
各分野に関する具体的な言語事象や映像資料を取り上げながら、該当分野の基本的な概念の説明を行う。その後、グループで具体的な言語事象を観察、分析する。教材や課題はハンドアウトと学内フォルダで提示する。授業の初めに毎回ミニテストを行い、基本的な概念の定着を図り、具体的な言語事象の分析の練習を行う。授業の終わりに記入するリアクションペーパーで出た質問は、次回冒頭で共有、解説する。【ミニテスト】【リアクションペーパー】【グループワーク】

ミニテスト/リアクションペーパー/グループワーク
④到達目標
(1) 心理言語学・社会言語学・通時言語学の諸分野に関する基本的な概念や考え方を理解し、口頭で述べたり、文章で説明することができる。
(2) 言語学のいくつかの分野に関する基本的な考え方に触れることを通して、「ことば」を科学的に分析できる。

⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EB①-3 学習内容・学習活動の設定/EB③-3 主体的・継続的学修

第1回
事前学習
[次回事前学習]次回のハンドアウトに目を通しておくこと。
180分
授業内容
言語学・英語学のめざすもの・国際共通語としての英語【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]前回の授業で使用したパワーポイント資料とハンドアウトを読み直し、基本概念などについて復習しておくこと。(120分)
[次回事前学習]全体のハンドアウトに目を通しておくこと。(60分)

所要時間は記述内容を参照
第2回
授業内容
言語とは何か(1):(人間)言語の特性と個別言語としての英語の特性【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]前回の授業で使用したパワーポイント資料とハンドアウトを読み直し、基本概念などについて復習しておくこと。(120分)
[次回事前学習]全体のハンドアウトに目を通しておくこと。(60分)

所要時間は記述内容を参照
第3回
授業内容
言語とは何か(2):生成文法理論の考え方 (英語のwh疑問文・等位構造制約を例に)【ミニテスト】【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]前回の授業で使用したパワーポイント資料とハンドアウトを読み直し、基本概念などについて復習しておくこと。(120分)
[次回事前学習]全体のハンドアウトに目を通しておくこと。(60分)
所要時間は記述内容を参照
第4回
授業内容
言語とは何か(3):動物の「言語」と人間言語(GuaからKanziまで類人猿に言語(英語)を習得させる実験の歴史と成果)【ミニテスト】【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]前回の授業で使用したパワーポイント資料とハンドアウトを読み直し、基本概念などについて復習しておくこと。(120分)
[次回事前学習]全体のハンドアウトに目を通しておくこと。(60分)

所要時間は記述内容を参照
第5回
授業内容
言語の習得<心理言語学(1)>: 言語獲得の特性 (英語と日本語の資料を例に)【ミニテスト】【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]前回の授業で使用したパワーポイント資料とハンドアウトを読み直し、基本概念などについて復習しておくこと。(120分)
[次回事前学習]全体のハンドアウトに目を通しておくこと。(60分)


所要時間は記述内容を参照
第6回
授業内容
言語の習得<心理言語学(2)>: 言語獲得に関する諸説(英語と日本語の資料を例に)【ミニテスト】【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]前回の授業で使用したパワーポイント資料とハンドアウトを読み直し、基本概念などについて復習しておくこと。(120分)
[次回事前学習]全体のハンドアウトに目を通しておくこと。(60分)



所要時間は記述内容を参照
第7回
授業内容
言語の習得<心理言語学(3)>: 言語獲得研究(英語を母語とする子供の言語獲得研究)【ミニテスト】【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]前回の授業で使用したパワーポイント資料とハンドアウトを読み直し、基本概念などについて復習しておくこと。(120分)
[次回事前学習]全体のハンドアウトに目を通しておくこと。(60分)

所要時間は記述内容を参照
第8回
授業内容
言語の習得<心理言語学(4)>: 各モジュールの習得課程(英語の語彙獲得過程、英語の否定文・疑問文の獲得過程)【ミニテスト】【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]前回の授業で使用したパワーポイント資料とハンドアウトを読み直し、基本概念などについて復習しておくこと。(120分)
[次回事前学習]全体のハンドアウトに目を通しておくこと。(60分)

所要時間は記述内容を参照
第9回
授業内容
言語の多様性<社会言語学>(1):社会言語学の対象【ミニテスト】【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]前回の授業で使用したパワーポイント資料とハンドアウトを読み直し、基本概念などについて復習しておくこと。(120分)
[次回事前学習]全体のハンドアウトに目を通しておくこと。(60分)


所要時間は記述内容を参照
第10回
授業内容
言語の多様性<社会言語学>(2):言語内的要因【ミニテスト】【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]前回の授業で使用したパワーポイント資料とハンドアウトを読み直し、基本概念などについて復習しておくこと。(120分)
[次回事前学習]全体のハンドアウトに目を通しておくこと。(60分)

所要時間は記述内容を参照
第11回
授業内容
言語の多様性<社会言語学>(3):言語外的要因【ミニテスト】【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]前回の授業で使用したパワーポイント資料とハンドアウトを読み直し、基本概念などについて復習しておくこと。(120分)
[次回事前学習]全体のハンドアウトに目を通しておくこと。(60分)

所要時間は記述内容を参照
第12回
授業内容
言語の多様性<社会言語学>(4):言語変化のメカニズム【ミニテスト】【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]前回の授業で使用したパワーポイント資料とハンドアウトを読み直し、基本概念などについて復習しておくこと。(120分)
[次回事前学習]全体のハンドアウトに目を通しておくこと。(60分)


所要時間は記述内容を参照
第13回
授業内容
英語の歴史<通時言語学>(1): 古英語から中英語までの音変化・語彙変化・統語上の変化【ミニテスト】【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]前回の授業で使用したパワーポイント資料とハンドアウトを読み直し、基本概念などについて復習しておくこと。(120分)
[次回事前学習]全体のハンドアウトに目を通しておくこと。(60分)

所要時間は記述内容を参照
第14回
授業内容
英語の歴史<通時言語学>(2): 中英語から現代英語までの音変化・語彙変化・統語上の変化【ミニテスト】【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]前回の授業で使用したパワーポイント資料とハンドアウトを読み直し、基本概念などについて復習しておくこと。(120分)
[次回事前学習]全体のハンドアウトに目を通しておくこと。(60分)
所要時間は記述内容を参照
第15回
授業内容
まとめ【リアクションペーパー】
事後学習
[事後学習]前授業の基本概念などについて復習しておくこと。

180分

フィードバック
毎回授業の最後に回収するリアクションペーパーを翌週にコメントをつけて返却する。また、疑問点等については授業の冒頭で解説し、学習の理解を深める。
評価方法および評価の基準
期末試験70%, 小テスト(毎回授業のはじめに前回授業の復習テストを行います)30%とし、総合評価60点以上を合格とする。
到達目標(1) 期末試験 (40%/70%)、復習テスト(10%/30%)
到達目標(2) 期末試験 (30%/70%)、復習テスト(20%/30%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
なし
推薦書・参考文献

履修上の助言、教員からのメッセージ