シラバス情報

科目名
保育内容の指導法(表現)
担当教員名
狩野 浩二、名達 英詔、久保田 葉子
ナンバリング
EBh3083
学科
2021年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 日本語・日文コース 3年
学年
3年
開講期
2023年度前期
授業形態
演習
単位数
2.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
本科目は、児童教育学科の「幼稚園教員養成分野」の選択科目です。今日、保育の環境を構成する人的・物的環境や自然や社会の事象などを有効に取り入れる努力が求められています。 そして、子どもたちの日々の活動の中で「表現」は、そうした人的・物的環境や自然や社会の事象と深く関わっています。本科目においては、そうした「表現」をいかに理解し、求められる環境を組み合わせ,順序付けて構成することが望ましいかを学びます。
②科目の概要
子どもたちにとって、日々の活動の中で経験される「表現」は大好きな活動のひとつであり、 人的・物的環境や自然や社会の事象と深く関わるために、子どもの興味関心と深く関わるものでもあります。こうした点から、本科目では、そうした「表現」をいかに理解し、求められる環境を組み合わせ,順序付けて構成することが望ましいか、実際の保育を視野に置きながら学んでいきます。
③授業の方法(ALを含む)
生活の中で自ら感じ考え行動する乳幼児を、「表現」を通して認め励ます保育のあり方を考えます。さらに、身近な事象との出会いを保障する環境づくりや、子どもの強い興味関心に支えられた保育展開が図られるための考察をグループ活動を中心とした実践・演習を情報機器の活用も交えながら行います。
実技、実験/レポート/グループワーク/ディスカッション/レポート(表現)/ロールプレイ・模擬授業/PBL/ICT
④到達目標
(1)子どもの興味関心と深く関わる人的・物的環境や自然や社会の事象をいかに組み合わせ順序付けて構成することが望ましいか、実際の保育を視野におきながら理解できる。
(2)身近な事象との出会いを保障する環境づくり、子どもの強い興味関心に支えられた保育展開について構想できる。
(3)生活の中で自ら感じ考え行動する乳幼児に共感し、「表現」を通して認め励ます保育のあり方を考え、自ら実践できる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EB①-5 指導法の工夫

第1回
事前学習
シラバスを含み,事前に配布された資料を読んだり学習課題に取り組むなどの予習をする。
90分
授業内容
プロローグ 授業ガイダンス
からだを使った表現(狩野・久保田)【実技】
事後学習・次回事前学習
授業内で配布された資料を読み込み、表現の指導法について新たに学んだことや気づきをまとめておくこと。また、今後の課題や質問等を整理しておくこと。
180分
第2回
授業内容
総合表現の指導法について(狩野・久保田)【実技】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
授業内で配布された資料を読み込み、表現の指導法について新たに学んだことや気づきをまとめておくこと。また、今後の課題や質問等を整理しておくこと。
180分
第3回
授業内容
環境構成と演出(狩野・久保田)【グループワーク】【ディスカッション】
事後学習・次回事前学習
授業内で配布された資料を読み込み、表現の指導法について新たに学んだことや気づきをまとめておくこと。また、今後の課題や質問等を整理しておくこと。
180分
第4回
授業内容
幼児理解と模擬授業の検討(狩野・久保田)【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
授業内で配布された資料を読み込み、表現の指導法について新たに学んだことや気づきをまとめておくこと。また、今後の課題や質問等を整理しておくこと。
ロールプレイ・模擬授業の準備を進めること。
180分
第5回
授業内容
模擬授業と振り返り①幼児と言葉(狩野・久保田)【ロールプレイ・模擬授業】【ディスカッション】【ICT】
事後学習・次回事前学習
ロールプレイ・模擬授業を振り返り、表現の指導法について新たに学んだことや気づきをまとめておくこと。また、今後の課題や質問等を整理しておくこと。
180分
第6回
授業内容
模擬授業と振り返り②幼児と音楽表現(狩野・久保田)【ロールプレイ・模擬授業】【ディスカッション】【ICT】
事後学習・次回事前学習
ロールプレイ・模擬授業を振り返り、表現の指導法について新たに学んだことや気づきをまとめておくこと。また、今後の課題や質問等を整理しておくこと。
180分
第7回
授業内容
模擬授業と振り返り③幼児と人間関係(狩野・久保田)【ロールプレイ・模擬授業】【ディスカッション】【ICT】
事後学習・次回事前学習
ロールプレイ・模擬授業を振り返り、表現の指導法について新たに学んだことや気づきをまとめておくこと。また、今後の課題や質問等を整理しておくこと。
180分
第8回
授業内容
自然との出会い 身近な自然物(葉や枝など)を活かして 感じる,切る・割る,結ぶ・つなげる(名達)【実技】【グループワーク】【PBL】【ICT】

事後学習・次回事前学習
授業で行った内容をスケッチブックにまとめる。
興味を持った活動は再度体験してみたり、教科書等で調べ確認する。
身支度、用具・材料等も含めた人的・物的環境を構成する準備を進めておく。
180分
第9回
授業内容
ものやひととの出会い1 凸凹みつけ 写す遊びから(名達)【実技】【グループワーク】【ICT】
事後学習・次回事前学習
授業で行った内容をスケッチブックにまとめる。
興味を持った活動は再度体験してみたり、教科書等で調べ確認する。
身支度、用具・材料等も含めた人的・物的環境を構成する準備を進めておく。
180分
第10回
授業内容
ものやひととの出会い2 絵の具とのかかわり いろいろな方法で(名達)【実技】【グループワーク】【PBL】【ICT】
事後学習・次回事前学習
授業で行った内容をスケッチブックにまとめる。
興味を持った活動は再度体験してみたり、教科書等で調べ確認する。
身支度、用具・材料等も含めた人的・物的環境を構成する準備を進めておく。
180分
第11回
授業内容
ものやひととの出会い3 光とのかかわり 色水遊び(名達)【実技】【グループワーク】【ICT】
事後学習・次回事前学習
授業で行った内容をスケッチブックにまとめる。
興味を持った活動は再度体験してみたり、教科書等で調べ確認する。
身支度、用具・材料等も含めた人的・物的環境を構成する準備を進めておく。
180分
第12回
授業内容
ものやひととの出会い4 布とのかかわり 大きな布から(名達)【実技】【グループワーク】【PBL】【ICT】
事後学習・次回事前学習
授業で行った内容をスケッチブックにまとめる。
興味を持った活動は再度体験してみたり、教科書等で調べ確認する。
身支度、用具・材料等も含めた人的・物的環境を構成する準備を進めておく。
180分
第13回
授業内容
ものやひととの出会い5 編む 毛糸を活かして(名達)【実技】【グループワーク】【ICT】
事後学習・次回事前学習
授業で行った内容をスケッチブックにまとめる。
興味を持った活動は再度体験してみたり、教科書等で調べ確認する。
身支度、用具・材料等も含めた人的・物的環境を構成する準備を進めておく。
180分
第14回
授業内容
乳幼児の造形発達と表現(名達)【グループワーク】【ディスカッション】
事後学習・次回事前学習
授業で行った内容をスケッチブックにまとめる。
興味を持った活動は再度体験してみたり、教科書等で調べ確認する。
身支度、用具・材料等も含めた人的・物的環境を構成する準備を進めておく。
180分
第15回
授業内容
エピローグ 全体の振り返り(狩野・久保田・名達)【レポート(表現)】
事後学習
興味を持った活動は再度体験してみたり、教科書等で調べ確認する。
180分

フィードバック
<音楽表現>
各回の授業の中で質疑に応答し、学習理解を深められるようにする。実技や模擬授業に関しては、授業内で一人一人の課題に合わせてコメントする。
<造形表現>
活動や作品等の提出物について授業内において振り返りを行う。
評価方法および評価の基準
音楽表現と造形表現を各50%の割合で採点し、合算して総合評価とする。60点以上を合格とする。それぞれの評価基準は以下の通りである。
<音楽表現>
毎回の課題(40%)、模擬授業(30%)、レポート(30%)により評価を行い、60点以上を合格とする。
到達目標(1) 毎回の課題(20%)、レポート(15%)
到達目標(2) 毎回の課題(20%)、模擬授業(15%)、レポート(15%)
到達目標(3) 模擬授業(15%)
<造形表現>
授業を通して感じ考えたことや実験してわかったことなどを自分のためのポートフォリオとしてまとめた一冊のスケッチブックにより 到達目標(1)(2)を評価します(60%)。授業への参加状況及びスケッチブックにより到達目標(3)を評価します (40%)。定期試験は実施しません。必要に応じて活動や作品等の提出物について授業内に おいて振り返りを行います。

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
コンパクト版 保育内容シリーズ 造形表現
谷田貝公昭監修・竹井史編著
一藝社
推薦書・参考文献
<音楽表現>
「梶山正人オペレッタ曲集 子どものためのオペレッタⅠ、Ⅱ」(一莖書房)
「梶山正人オペレッタ曲集 かたくりの花」(一莖書房)
<造形表現>
授業内にて適宜紹介します。

履修上の助言、教員からのメッセージ