シラバス情報

科目名
書写・文章表現演習(応用)
担当教員名
高橋 英明、天達 新一
ナンバリング
EBf3068
学科
2021年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 日本語・日文コース 2年
学年
2年
開講期
2023年度後期
授業形態
演習
単位数
1.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
第1回から第7回の演習は実務経験を有する教員が指導する。文章表現の専門的技能をもった教員が、論理的文章の記述について指導する。

ねらい
①科目の性格
この科目は児童教育学科の「学校教員実力養成分野」の選択科目である。文章表現に関しては、社会人として必要な論理的な文章を書くための知識と技能を身につける。
②科目の概要
文章表現については、論理的な文章を書くために必要な基礎的事項として文章の構造や日本語文法を学んだ上で、レポートや小論文を作成しながら、自らの考えを適切に文章化するための知識・技能を高める。
③授業の方法(ALを含む)
本科目では演習を中心とする。特に文章表現の授業では、課題に即した論理的な文章の作成を学修する。
実技、実験/レポート(表現)
④到達目標
1 文字や文章表現、言葉のきまりに関心をもち、教育現場や社会で通用する文字や文章を書くことができる。
2 文章を書くための知識や技能を身につけ、論理的な文章を書くことができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EB①-5 指導法の工夫/EB②-5 指導技術、子どもの関心・意欲喚起

第1回
事前学習
事前にシラバスを読み、内容について見通しをもつ。
90分
授業内容
ガイダンス、文章表現①〜多様な意見を踏まえて自分の意見を書く〜(天達)【レポート(表現)】
事後学習・次回事前学習
〈事後学習〉
授業で書いた文章について、各自で振り返りをする。
〈次回事前学習〉
配布された資料を読み、要点や自分の考えを整理しておく。
180分
第2回
授業内容
文章表現②〜根拠と意見を明確にして書く〜(天達)【レポート(表現)】
事後学習・次回事前学習
〈事後学習〉
自分で書いた文章を読み返し、意見と根拠が明確であるか確かめる。
〈次回事前学習〉
配布された資料を読み、要点や自分の考えを整理しておく。
180分
第3回
授業内容
文章表現③〜批判的に読んで考えを書く〜(天達)【レポート(表現)】
事後学習・次回事前学習
〈事後学習〉
自分で書いた文章を読み返し、批判的(クリティカル)な読み方と書き方ができているか確かめる。
〈次回事前学習〉
配布された資料を読み、要点や自分の考えを整理しておく。
180分
第4回
授業内容
文章表現④〜論理的な文章を書く基本〜(天達)【レポート(表現)】
事後学習・次回事前学習
〈事後学習〉
自分で書いた文章を読み返し、論理的に意見が述べられているか確かめる。
〈次回事前学習〉
配布された資料を読み、要点や自分の考えを整理しておく。
180分
第5回
授業内容
文章表現⑤〜よりよいレポートを書くために〜(天達)【レポート(表現)】
事後学習・次回事前学習
〈事後学習〉
授業で学修した知識・技能を活用して、レポートを執筆する。
〈次回事前学習〉
配布された資料を読み、要点や自分の考えを整理しておく。
180分
第6回
授業内容
文章表現⑥〜小論文の構成を考える〜(天達)【レポート(表現)】
事後学習・次回事前学習
〈事後学習〉
小論文の構成を見直し、小論文を書くための準備を行う。
〈次回事前学習〉
配布された資料を読み、要点や自分の考えを整理しておく。
180分
第7回
授業内容
文章表現⑦〜小論文を書く〜(天達)【レポート(表現)】
事後学習・次回事前学習
〈事後学習〉
課題に従って小論文を執筆する。書いた小論文を推敲し、提出する。(60分)
書写・文章表現(応用)の総評(60分)
〈事前学習〉
後半のガイダンス(30分)
鉛筆と鉛筆の正しい持ち方(30分)
180分
第8回
授業内容
毛筆と硬筆に関連した基本的な執筆法
事後学習・次回事前学習
〈事後学習〉 仮名の成立と毛筆の執筆法
〈事前学習〉 硬筆用具の特性とその扱い方
180分
第9回
授業内容
用具・用材とその扱い方
事後学習・次回事前学習
<事後学習>毛筆用具の扱い方と基本点画について
<事前学習>毛筆による基本点画の書き方
180分
第10回
授業内容
点画の書き方,画の組み立て方
事後学習・次回事前学習
<事後学習>画の組み立て方の理解
<事前学習>文字の組み立て方の基本
180分
第11回
授業内容
文字の組み立て方
事後学習・次回事前学習
<事後学習>文字の組み立て方と点画のつながり
<事前学習>平仮名・片仮名の書き方の基本
180分
第12回
授業内容
平仮名・片仮名の書き方
事後学習・次回事前学習
<事後学習>平仮名・片仮名学習の指導法
<事前学習>筆順指導の重要性
180分
第13回
授業内容
文字の大きさ・配列・字配り
事後学習・次回事前学習
<事後学習>文字の字形と大きさ・配列・字配りの留意点
<事前学習>新学習指導要領(書写)の内容と理解
180分
第14回
授業内容
学習指導要領と指導計画,評価について
事後学習・次回事前学習
<事後学習>指導計画と評価方法の工夫
<事前学習>書写学習のまとめ
180分
第15回
授業内容
書写指導のまとめと振り返り
事後学習
書写・文章表現(応用)の総評
180分

フィードバック
文章表現については、授業内で課題についてのフィードバックを行う。
提出物については、各教員の担当する内容によって、次回以降の授業で返却する場合もある。
質問は、授業内で受け付ける。
評価方法および評価の基準
演習等への参加状況と毎回の提出物の状況を60%、最終的な作成物を40%とし、総合評価60点以上を合格とする。

到達目標1 参加状況と毎回の提出物(20%/60%)、最終的な作成物(10%/40%)
到達目標2 参加状況と毎回の提出物(20%/60%)、最終的な作成物(10%/40%)
到達目標3 参加状況と毎回の提出物(20%/60%)、最終的な作成物(20%/40%)

教科書
推薦書・参考文献
授業内で適宜紹介する。

履修上の助言、教員からのメッセージ
日頃から言葉に関心をもつこと。