シラバス情報

科目名
教職発展演習
担当教員名
狩野 浩二、塚田 昭一、羽田 邦弘、細谷 忠司、林 宣之、浅見 哲也、山本 悟
ナンバリング
EBf4062
学科
2021年度 大学 教育人文学部 文芸文化学科 日本語・日文コース 2年
学年
2年
開講期
2023年度前期、2023年度後期
授業形態
演習
単位数
2.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
特別活動の企画・立案・運営に携わった経験を有する教員が担当し、主に学校行事における遠足・集団宿泊的行事について演習を取り入れながら指導する。

ねらい
①科目の性格
本科目は、児童教育学科の学校教員実力養成分野「大学が独自に設定する科目」に位置づく選択科目である。
小学校教育の現状や課題を把握し、教育に対する考えを深めていく。また、体験活動については、集団宿泊行事の模擬指導を通して、学校教育における実践的な資質、能力、知識、方法論を理解する。
②科目の概要
講義を受けるとともに、主体的に事例を調べ発表し合う中で小学校教育に関する理解を深め表現力を高める科目である。前期は宿泊を伴う校外体験学習を実践的に学んでいく(夏期休暇中に2泊3日で実施)。後期は、前期に実施した体験学習のまとめや、学校インターンシップの振り返り等を行い、教職に関する資質・素地を養う。
③授業の方法(ALを含む)
本科目では、グループによる企画・調査・研究及びディスカッション、発表を取り入れた授業を行う。
実技、実験/グループワーク/ディスカッション/プレゼンテーション/レポート(表現)
④到達目標
次の3点を授業のめあて(到達目標)とする。
1) 宿泊を伴う校外学習の進め方、配慮事項を体験的に学び、実践につなげることができる。
2)   学習活動や子どもとの接し方に関する諸問題に関心を持ち、その現状を調べて教職に関する自分なりの考えを整理することができる。
3)バスセッション等を用いた討論の進め方を身につけ、自分の意見を発表することができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EB①-1 教育活動の組み立て/EB②-2 校務運営/EB③-1 子どもから学び、共に成長する姿勢

内容
グループワークを中心に、特別活動(学校行事)の企画・立案・運営を学んだり、学校インターンシップ活動の成果をまとめたりする。
前 期
 1回目 オリエンテーション。年間活動計画と自然体験活動の内容確認。
     学校インターンシップ活動のガイダンス説明(1〜3年生合同)   :担当者全員(羽田・山本・塚田・狩野・細谷・林)
 2回目 宿泊行事の位置づけ、指導方法、生活指導、安全管理等を調べる。  :山本・塚田・狩野・細谷・林
 3回目 集団宿泊的行事の進め方の確認、班編成              :山本・塚田・狩野・細谷・林
 4〜6回目 集団宿泊的行事の計画書作成、火気使用実習            :山本・塚田・狩野・細谷・林
 7回目 集団宿泊的行事の事前指導(しおりをもとに発表活動)         :山本・塚田・狩野・細谷・林
 8〜15回目                              :担当者全員(羽田・山本・塚田・狩野・細谷・林)
     赤城山での体験活動と模擬指導(8月下旬または9月上旬に2泊3日で実施予定)
      ・宿泊を伴う行事の運営と安全管理、生活指導と健康管理
      ・体験活動:登山、ハイキング、野外炊事、キャンプファイアー等
      ・移動時(交通機関を含む)における安全管理
後 期
 1〜4回目 集団宿泊的行事の実践報告とまとめ               :担当者全員(羽田・山本・塚田・狩野・細谷・林)
 5〜14回目
    学習指導要領及び学校インターンシップ活動の実践より課題を設定し、バズセッション等による意見交換を通して教職に関わる基本的な知識や技能の修得を図る。
    ・学校インターンシップ活動の振り返りと発表活動      :塚田・狩野・林
    ・すぐれた教育実践から学ぶ(授業づくりの素地を深める):細谷・塚田・羽田
        ・最新教育問題を考える :羽田・狩野・林
          ・学校インターンシップ合同説明会(1・2年生の新体制、12月初旬予定) :塚田・狩野・林
 15回目 まとめ(1年間の総まとめレポート作成) :担当者全員(羽田・山本・塚田・狩野・細谷・林)
各授業回における授業外学習の内容・所要時間
【事前学習】授業で扱う内容に関連したテキストの指定箇所の講読。集団宿泊的行事の計画書作成、各プレゼン活動の準備と発表資料作成。(各授業に対して45分)
【事後学習】授業内容を振り返るノートや資料整理、およびレポート作成。授業で紹介した推薦書、参考図書の自主的講読。(各授業に対して45〜90分)

フィードバック
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評価方法および評価の基準
前期の集団宿泊行事に関する事前活動(計画書、指導案作成)やその実践的体験活動(模擬指導)を50%、後期の発表活動とレポート等作成を30%、前・後期の授業参加度と振り返り活動の実態を総合的に評価し、60%以上を合格とする。
到達目標1)  事前活動・実践的体験活動・発表活動(50%/50%)
到達目標2)発表活動・レポート作成(30%/30%)
到達目標3)リアクションペーパー等の作成提出(20%/20%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
小学校学習指導要領解説 特別活動編(平成29年7月版)
文部科学省
東洋館出版社
978-4-491-03469-0
推薦書・参考文献
【推薦書】【参考文献】各回の授業で必要に応じて指示する。

履修上の助言、教員からのメッセージ
*新型コロナ感染症の動向により、赤城山での体験活動と模擬指導(8月下旬または9月上旬に2泊3日で実施予定)を中止する可能性があることを付記する。
 その場合は、後期授業期間に大学キャンパス内で自然体験講座の代替活動を実施する予定。11月上旬の土曜日を活用し、2回に分けて行う。