シラバス情報

科目名
心理実習
担当教員名
池田 まさみ、石田 有理、風間 文明、笹倉 尚子、武田 瑞穂、永作 稔、平田 智秋、増田 早哉子、山下 倫実、綿井 雅康、加藤 陽子
ナンバリング
ECh5087
学科
2021年度 大学 教育人文学部 心理学科 4年
学年
4年
開講期
2023年度前期、2023年度後期
授業形態
実習
単位数
2.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
公認心理師として,臨床現場に長く従事した経験を活かして実習指導を行う。

ねらい
①科目の性格
学科専門科目の公認心理師関連科目に該当する選択科目で、公認心理師受験資格取得のための必須科目である。
心理学的援助法、心理的アセスメント、心理演習などと関連が深い。
②科目の概要
本科目では、公認心理師の主要な5分野(特に医療機関、教育機関、福祉施設等に重点化)のうち、主に保健医療・教育・福祉の各分野における見学実習と部分実習を行う。
実習を通して、心理学的支援における計画—実践—省察—改善のサイクルを理解し、クライエント一人ひとりに寄り添い、クライエントの最善の利益を保障し、見通しをもった心理学的援助の習得を目指す。
③授業の方法(ALを含む)
定められた実習先において、心理学的支援の在り方や支援者としての姿勢を体験的に学びながら、当該施設の実習指導者又は教員による指導を受ける。【実習】
実習・インターンシップ
④到達目標
実習生は以下①〜③に掲げる事項について基本的な水準の習得ができることを目指す。
①心理に関する支援を要する者へのチームアプローチ
②多職種連携及び地域連携
③公認心理師としての職業倫理および法的義務への理解
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EC③-1 興味・関心、主体的な姿勢/EC③-2 知識・理解を活用する意欲/EC③-3 課題発見・解決

内容
本講義は、医療・教育・福祉の分野における施設における学外実習を主とし、心理学的支援について、その意義を理解しつつ、具体的な支援のあり方やクライエントの多面的な理解について学ぶ。

主な内容は以下のとおりである。
【保健医療分野】保健医療分野での心理職の働き方を見学することや、多職種連携の在り方について現場の人間から講話を受ける。
【教育分野】教育現場における子どもたちの支援ニーズを知り、それらのニーズに対して行われる教育的あるいは心理的な指導・支援の実際について「観察」「参与」しながら学ぶ。
【福祉分野】
様々な制度的支えと人的支えに基づいて行われる障碍者福祉の現場における支援の実際について「観察」「参与」しながら学ぶこと、およびそれらの支えのなかでどのような資質を身につけることが求められているかということについて体験的に学ぶ。

なお、各分野それぞれにおいて事前・事後実習を行う。
【事前指導】知識の修得のための教員による講義、臨床現場で働く外部講師による講義、倫理とマナーの講座を行う。
【事後指導】実習後は実習日誌やレポートを提出させるとともに、体験から学び得たことについて共有するためのグループ発表や報告会を行う。
各授業回における授業外学習の内容・所要時間
実習を開始するにあたって、これまで学んできたことや文献を整理しておく。
また、実習によって得られた新たな知識や理解については、実習記録としてまとめる。
各回授業回における授業外学習の所要時間は,180分とする。

フィードバック
課題レポート及び実習記録については、指導教員がその都度フィードバックを行う。
評価方法および評価の基準
「実習成果」70点と「授業参加(事前指導・事後指導を含む)」30点の計100点とし、総合評価60点以上を合格とする。
 到達目標1.実習成果(25%)、授業参加(10%)
 到達目標2.実習成果(25%)、授業参加(10%)
 到達目標3.実習成果(20%)、授業参加(10%)

教科書
推薦書・参考文献
各実習先・実習領域に関する心理臨床実践やその他基本事項に関わる文献

履修上の助言、教員からのメッセージ
履修の手引きの条件を満たすもののみ受講可能。
なお、実習・演習授業のため、原則、遅刻・欠席は認めない。