シラバス情報

科目名
家族心理学(社会・集団・家族心理学)
担当教員名
松葉 百合香
ナンバリング
ECd2040
学科
2021年度 大学 教育人文学部 心理学科 2年
学年
2年
開講期
2023年度前期
授業形態
講義
単位数
2.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
この科目は「社会科目」領域の選択科目です。公認心理師養成カリキュラムの「社会・集団・家族心理学」に該当しています。
この科目では、家族という集団・営みの中でおこる大人と子ども双方の発達や、家族内の対人関係について実証的な研究成果に基づいて学んでいきます。現代の家族がおかれた社会的な状況について考えると同時に、家族内の対人関係・心理に対する理解を深めることを目指します。
②科目の概要
この科目では、家族心理学の基本的な理論と概念を学び、現代の家族の臨床的問題を実証的・分析的に考えていきます。家族という集団の持つ性質と社会的な文脈のつながりを理解し、人間の発達の場としてどのような関係・機能が求められるかを考えます。
③授業の方法(ALを含む)
授業は講義形式を中心とし、一部グループワークやディスカッション、調べ物をして自分の考えをまとめるレポートをとりいれます。
各回の呈示資料・配布資料は統合教育システムを通して共有するので、授業時間外の復習・発展的学習に活用してください。
リアクションペーパー/レポート/グループワーク/ディスカッション
④到達目標
1.家族という営みに現れる家族メンバー間の心理・対人関係を多角的に理解し、学術的な用語で記述・説明できる。
2.現代の家族をとりまく社会・文化的状況を理解し、家族が抱える臨床的問題をその背景にある文脈と関連づけて説明できる。
3.家族の多様性について理解し、人間の発達にとっての家族の意味・機能について自分の体験にとらわれない考えを持つ。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EC①-1 基本的理念・概念の理解/EC②-2 分析的思考/EC③-2 知識・理解を活用する意欲

第1回
事前学習
「家族の定義」を自分なりに考え、まとめておく。
180分
授業内容
ガイダンス、家族とは何か【ディスカッション】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
授業で学んだことを復習し、提示された参考資料をもとに自己学習を行うこと。
次回の章を読み、テーマに関する記事やデータを調べて講義に臨むこと。
180分
第2回
授業内容
家族とは何か:家族システム理論・家族を理解するための鍵概念【ディスカッション】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
授業で学んだことを復習し、提示された参考資料をもとに自己学習を行うこと。
次回の章を読み、テーマに関する記事やデータを調べて講義に臨むこと。
180分
第3回
授業内容
家族の発達:独身の若い成人期・結婚による家族の成立期【ディスカッション】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
授業で学んだことを復習し、提示された参考資料をもとに自己学習を行うこと。
次回の章を読み、テーマに関する記事やデータを調べて講義に臨むこと。
180分
第4回
授業内容
家族の発達:乳幼児を育てる段階・小学生の子どもとその家族【ディスカッション】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
授業で学んだことを復習し、提示された参考資料をもとに自己学習を行うこと。
次回の章を読み、テーマに関する記事やデータを調べて講義に臨むこと。
180分
第5回
授業内容
家族の発達:若者世代とその家族・老年期の家族【ディスカッション】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
授業で学んだことを復習し、提示された参考資料をもとに自己学習を行うこと。
次回の章を読み、テーマに関する記事やデータを調べて講義に臨むこと。
180分
第6回
授業内容
家族の発達:まとめ【ディスカッション】【レポート】
事後学習・次回事前学習
授業で学んだことを復習し、提示された参考資料をもとに自己学習を行うこと。
次回の章を読み、テーマに関する記事やデータを調べて講義に臨むこと。
180分
第7回
授業内容
家族と臨床的問題:家族への臨床的アプローチ【ディスカッション】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
授業で学んだことを復習し、提示された参考資料をもとに自己学習を行うこと。
次回の章を読み、テーマに関する記事やデータを調べて講義に臨むこと。
180分
第8回
授業内容
家族と臨床的問題:夫婦関係の危機と援助・子育てをめぐる問題と援助【ディスカッション】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
授業で学んだことを復習し、提示された参考資料をもとに自己学習を行うこと。
次回の章を読み、テーマに関する記事やデータを調べて講義に臨むこと。
180分
第9回
授業内容
家族と臨床的問題:発達障害と家族支援①【ディスカッション】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
授業で学んだことを復習し、提示された参考資料をもとに自己学習を行うこと。
次回の章を読み、テーマに関する記事やデータを調べて講義に臨むこと。
180分
第10回
授業内容
家族と臨床的問題:発達障害と家族支援②【ディスカッション】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
授業で学んだことを復習し、提示された参考資料をもとに自己学習を行うこと。
次回の章を読み、テーマに関する記事やデータを調べて講義に臨むこと。
180分
第11回
授業内容
家族と臨床的問題:家族が経験するストレスと援助【ディスカッション】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
授業で学んだことを復習し、提示された参考資料をもとに自己学習を行うこと。
次回の章を読み、テーマに関する記事やデータを調べて講義に臨むこと。
180分
第12回
授業内容
家族と臨床的問題:家族の中のコミュニケーション【ディスカッション】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
授業で学んだことを復習し、提示された参考資料をもとに自己学習を行うこと。
次回の章を読み、テーマに関する記事やデータを調べて講義に臨むこと。
180分
第13回
授業内容
家族と臨床的問題:女性と家族・男性と家族【ディスカッション】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
授業で学んだことを復習し、提示された参考資料をもとに自己学習を行うこと。
次回の章を読み、テーマに関する記事やデータを調べて講義に臨むこと。
180分
第14回
授業内容
家族と臨床的問題:まとめ・事例検討【ディスカッション】【レポート】
事後学習・次回事前学習
授業で学んだことを復習し、提示された参考資料をもとに自己学習を行うこと。
次回の章を読み、テーマに関する記事やデータを調べて講義に臨むこと。
180分
第15回
授業内容
授業全体のまとめ【ディスカッション】【リアクションペーパー】
事後学習
全15回の授業で学んだことを復習し、提示された参考資料をもとに自己学習を行うこと。
授業で学んだことを踏まえて、改めて「家族」について自分の考えをまとめること。
180分

フィードバック
リアクション・ペーパー、提出物は翌週以降の授業で解説・講評を行う。
評価方法および評価の基準
【評価方法】
授業内での提出物(リアクションペーパー等)70%、ディスカッション15%、レポート15%とし、総合評価60点以上を合格とする。
【評価基準】
到達目標1 提出物(25%/70%)、ディスカッション(5%/15%)、レポート(5%/15%)
到達目標2 提出物(25%/70%)、ディスカッション(5%/15%)、レポート(5%/15%)
到達目標3 提出物(20%/70%)、ディスカッション(5%/15%)、レポート(5%/15%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
家族心理学ー家族システムの発達と臨床的援助[第2版]
中釜洋子・野末武義・布紫靖枝・無藤清子
有斐閣ブックス
978-4-6411-18446-6
推薦書・参考文献
【推薦書】
柏木恵子(編)(2010).やわらかアカデミズム・わかるシリーズ よくわかる家族心理学 ミネルヴァ書房.
若島孔文・野口修司(2021). テキスト家族心理学 金剛出版.

【参考文献】
講義内にて紹介します。

履修上の助言、教員からのメッセージ