教員名 : 髙岸 百合子
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科目名
心理検査法応用
担当教員名
髙岸 百合子
ナンバリング
ECc3032
学科
2021年度 大学 教育人文学部 心理学科 3年
学年
3年
開講期
2023年度後期
授業形態
演習
単位数
2.00単位
実務経験の有無
有
実務経験および科目との関連性
担当教員は,心理臨床の現場において心理検査を活用したアセスメントを実践しており,本講義で扱う検査についても実際に使用している。本講義では,担当教員の実践経験に基づいて,心理検査の理論と実践について紹介する。
ねらい
①科目の性格
「研究法・実習科目」における選択科目の一つである。「心理検査法」の発展的内容となり,より詳細に心理検査について理解し,またそれを活用するための知識および技能を学修する。
②科目の概要
人を理解し,介入方法を探る手段の一つである⼼理検査について,いくつかの検査を取り上げて,背景となる基本的な考え⽅,検査毎の特徴,実施の留意点を学ぶ。学びの手段として,検査を実施する・受ける,所見を作成するといった活動に取り組む。
③授業の方法(ALを含む)
教員と学生の間ならびに学生間で双方向性のある授業を行う。また,3つ程度の心理検査を取り上げ,一つ一つの検査を数回の講義に分けて学習する。理論的背景を学習したのち,当該検査を学生自身が実施,得られた情報を所見としてまとめる。その過程でグループワーク等を行い,検査の実施にあたって考慮すべきことや倫理的な問題への対応なども議論する。
リアクションペーパー/実技、実験/グループワーク/ディスカッション/レポート(表現)/ロールプレイ・模擬授業
④到達目標
・各心理検査の理論上重要な概念について理解し,説明できる。
・心理学的および倫理的な配慮のもと,各心理検査を実施することができ,その結果を理論に照らして解釈することができる。 ・心理検査の結果を,検査を受ける人の問題や人生と結びつけ,検査を役立てる具体的方法を案出できる。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EC③-2 知識・理解を活用する意欲/EC③-3 課題発見・解決/EC③-4 理論・概念・知識・技能の主体的活用
第1回
事前学習
心理検査についてのこれまでの自身の学びを振り返り,不明な点について明確にする。
90分
授業内容
オリエンテーション
事後学習・次回事前学習
【事後学習】講義資料をもとに内容を復習する(120分)。
【次回事前学習】講義内で提示する次回講義のテーマについて各自で調べ,不明点を明確にする(60分)。 180分
第2回
授業内容
知能検査WAIS①—検査概要と実施法—【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】講義資料をもとに内容を復習する(120分)。
【次回事前学習】講義内で提示する次回講義のテーマについて各自で調べ,不明点を明確にする(60分)。 180分
第3回
授業内容
知能検査WAIS②—実施の練習(基本検査/前半)【ロールプレイ】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】講義資料をもとに内容を復習する(120分)。
【次回事前学習】講義内で提示する次回講義のテーマについて各自で調べ,不明点を明確にする(60分)。 180分
第4回
授業内容
知能検査WAIS③—実施の練習(基本検査/後半)【ロールプレイ】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】講義資料をもとに内容を復習する(120分)。
【次回事前学習】講義内で提示する次回講義のテーマについて各自で調べ,不明点を明確にする(60分)。 180分
第5回
授業内容
知能検査WAIS④—採点・結果の算出—【実技】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】講義資料をもとに内容を復習する(120分)。
【次回事前学習】講義内で提示する次回講義のテーマについて各自で調べ,不明点を明確にする(60分)。 180分
第6回
授業内容
知能検査WAIS⑤—所見レポートの書き方—【レポート】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】講義資料をもとに内容を復習する(120分)。
【次回事前学習】講義内で提示する次回講義のテーマについて各自で調べ,不明点を明確にする(60分)。 180分
第7回
授業内容
検査結果のフィードバック(WAIS)【ロールプレイ】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】講義資料をもとに内容を復習する(120分)。
【次回事前学習】講義内で提示する次回講義のテーマについて各自で調べ,不明点を明確にする(60分)。 180分
第8回
授業内容
パーソナリティ検査MMPI①—理論の説明—
事後学習・次回事前学習
【事後学習】講義資料をもとに内容を復習する(120分)。
【次回事前学習】講義内で提示する次回講義のテーマについて各自で調べ,不明点を明確にする(60分)。 180分
第9回
授業内容
パーソナリティ検査MMPI②—採点と結果の解釈—【実技】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】講義資料をもとに内容を復習する(120分)。
【次回事前学習】講義内で提示する次回講義のテーマについて各自で調べ,不明点を明確にする(60分)。 180分
第10回
授業内容
パーソナリティ検査MMPI③—所見レポートの書き方—【実技】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】講義資料をもとに内容を復習する(120分)。
【次回事前学習】講義内で提示する次回講義のテーマについて各自で調べ,不明点を明確にする(60分)。 180分
第11回
授業内容
パーソナリティ検査PFスタディ①—理論の説明—
事後学習・次回事前学習
【事後学習】講義資料をもとに内容を復習する(120分)。
【次回事前学習】講義内で提示する次回講義のテーマについて各自で調べ,不明点を明確にする(60分)。 180分
第12回
授業内容
パーソナリティ検査PFスタディ②—採点とレポートの書き方—【実技】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】講義資料をもとに内容を復習する(120分)。
【次回事前学習】講義内で提示する次回講義のテーマについて各自で調べ,不明点を明確にする(60分)。 180分
第13回
授業内容
テストバッテリーと包括的な人間理解【ディスカッション】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】講義資料をもとに内容を復習する(120分)。
【次回事前学習】講義内で提示する次回講義のテーマについて各自で調べ,不明点を明確にする(60分)。 180分
第14回
授業内容
心理検査法の理論と実践:概括と振り返り【ディスカッション】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】講義資料をもとに内容を復習する(120分)。
【次回事前学習】講義内で提示する次回講義のテーマについて各自で調べ,不明点を明確にする(60分)。 180分
第15回
授業内容
心理検査法の理論と実践:概括と振り返り
事後学習
講義資料をもとに内容を復習する。
90分
フィードバック
提出されたレポートは,次回に評価を付して返却し,要点を全体に対してコメントする。
リアクションペーパーに記された質問に関しては,次回の授業時に回答・解説を行う。 評価方法および評価の基準
議論への参加などの講義中の取り組み(40%)と,各心理検査についてのレポート(所見を含む)(60%)にて評価するものと
し,総合評価60点以上を合格とする。 各目標に対する評価は以下の通り。 ・「各心理検査の理論上重要な概念について理解し,説明できる」(平常点10%,レポート20%)。 ・「心理学的および倫理的な配慮のもと,各心理検査を実施することができ,その結果を理論に照らして解釈することができる」(平常点15%,レポート20%)。 ・「心理検査の結果を,検査を受ける人の問題や人生と結びつけ,検査を役立てる具体的方法を案出できる」(平常点15%,レポート20%)。 教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
教科書は使用しない。授業中に資料を配布する。
推薦書・参考文献
津川律子・遠藤裕乃(編)「心理的アセスメント」(遠見書房)
履修上の助言、教員からのメッセージ
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