教員名 : 鈴木 晴子
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科目名
保育実習総論Ⅲ
担当教員名
潮谷 恵美、鈴木 晴子
ナンバリング
EAh4072
学科
2021年度 大学 教育人文学部 幼児教育学科 4年
学年
4年
開講期
2023年度前期
授業形態
演習
単位数
1.00単位
実務経験の有無
有
実務経験および科目との関連性
実務経験のある専任教員は、その経験や知見を活かした実習指導を行う。また、実習指導講師が保育経験と保育現場での実習指導の実績を活かして、実習施設の利用児・者の生活や遊び関する個別指導を行う。
ねらい
①科目の性格
学科専門科目「フィールドワーク(実習)」に位置付けられた選択科目であり、保育士資格取得者を対象とした選択必修科目である。実習は「事前指導−実習−事後指導」という一連の指導を経て実習となる。本科目は「保育実習Ⅲ」履修者の実習事前・事後指導を目的とする。
履修条件として、「保育実習総論Ⅰ」、「保育実習Ⅰ(保育所)」及び「保育実習Ⅰ(施設)」を履修していることを前提とする。 将来、施設保育者を目指す学生が受講することが望ましい。 ②科目の概要
保育実習Ⅲの実習目的を踏まえ、これまでの実習体験を振り返り、自らの課題を明確にし、実践力を培うための実習方法の確認をする。具体的な支援展開や保育者・施設職員との関係などのシミュレーションを行うとともに、自分の長所短所を客観視し、専門家としての自覚を養う。また、実習終了後には実習報告を行い、話し合いやプレゼンテーションを通して経験を共有し、可視化する中で専門職としての専門性を習得する。
③授業の方法(ALを含む)
事前指導及び事後指導に取り組む。教材や課題はUniversal Passportで提示し、実習施設の役割や支援内容を理解していく。
事後指導では、自身の実習体験及び他の学生の実習体験から、保育士としての役割と支援について理解していく。 レポート/プレゼンテーション/レポート(表現)/ケースメソッド/創作、制作
④到達目標
1.保育実習の意義と目的を理解し、保育について総合的に理解し、説明できる。
2.実習やこれまでの学びの関連性を踏まえ、保育の実践力を習得し、支援の意図を説明できる。 3.保育の観察、記録及び自己評価等を踏まえた保育の改善について、実践や事例を通して理解し、言語化できる。 4.保育士の専門性と職業倫理について理解し、説明できる。 5.実習の事後指導を通して、実習の総括と自己評価を行い、保育に対する課題や認識を明確にできる。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EA②-1 子どもの人権尊重/EA②-5 表現・コミュニケーション/EA③-5 問題意識、解決に取り組む姿勢
第1回
事前学習
Universal Passportから配布された資料に目を通しておく。また、実習の手引きの「保育実習Ⅲ」の内容を読み、実習目的と概要を把握し、授業時の質問内容を整理しておく。
90分
授業内容
保育実習Ⅲの目的と概要
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容を読み返し、疑問や課題を整理する。
【次回事前学習】保育実習Ⅲの目的と、これまでの実習での学びを踏まえた自己の実習の目的と課題を整理する。 180分
第2回
授業内容
保育実習Ⅰ(保育所・施設)の学びの整理と自己課題の明確化①【グループディスカッション】【レポート(表現)】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容を読み返し、疑問や課題を整理する。
【次回事前学習】事前にUniversal Passportから提示する授業資料を読み、課題に取り組む。 180分
第3回
授業内容
保育実習Ⅰ(保育所・施設)の学びの整理と自己課題の明確化②【グループディスカッション】【レポート(表現)】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容を読み返し、疑問や課題を整理する。
【次回事前学習】事前にUniversal Passportから提示する授業資料を読み、課題に取り組む。 180分
第4回
授業内容
保育実習Ⅰ(保育所・施設)の学びの整理と自己課題の明確化③【グループディスカッション】【レポート(表現)】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容を読み返し、疑問や課題を整理する。
【次回事前学習】事前にUniversal Passportから提示する授業資料、教科書第1講、第2講を読む。また、実習種別の法律・制度を調べ、ノートにまとめる。 180分
第5回
授業内容
実習種別の特性理解①法律・制度上の位置づけの確認【グループディスカッション】【レポート】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容を読み返し、疑問や課題を整理する。
【次回事前学習】事前にUniversal Passportから提示する授業資料、教科書第16講、第17講を読む。また、利用児者のニーズ把握等をし、ノートにまとめる。 180分
第6回
授業内容
実習種別の特性理解②利用児者のニーズ把握と現状の確認【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容を読み返し、疑問や課題を整理する。
【次回事前学習】事前にUniversal Passportから提示する授業資料、教科書第5講を読み、課題に取り組む。 180分
第7回
授業内容
実習計画の立案【ディスカッション】【レポート】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容を読み返し、疑問や課題を整理する。
【次回事前学習】事前にUniversal Passportから提示する授業資料や教科書、本科目以外のこれまでの保育士資格に関する授業資料を読み、課題に取り組む。 180分
第8回
授業内容
実習計画の見直し【レポート】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容を読み返し、疑問や課題を整理する。
【次回事前学習】事前にUniversal Passportから提示する授業資料、保育実習Ⅲの事前指導冊子、教科書第4講を読み、課題に取り組む。 180分
第9回
授業内容
実習日誌の活用【ケースメソッド】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容を読み返し、疑問や課題を整理する。
【次回事前学習】事前にUniversal Passportから提示する授業資料を読み、課題に取り組む。 180分
第10回
授業内容
事例を用いた実習日誌を活用した計画・実践・振り返りの課程
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容を読み返し、疑問や課題を整理する。
【次回事前学習】事前にUniversal Passportから提示する授業資料、保育実習Ⅲの事前指導冊子を読み、課題に取り組む。 180分
第11回
授業内容
実習イメージの構築と確認【創作、制作】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容を読み返し、疑問や課題を整理する。
【次回事前学習】事前にUniversal Passportから提示する授業資料を読み、課題に取り組む。 180分
第12回
授業内容
保育実習Ⅲの事後指導①自己評価【レポート(表現)】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容を読み返し、疑問や課題を整理する。
【次回事前学習】実習日誌から保育士の専門性と職業倫理に関するエピソードを確認する。 180分
第13回
授業内容
保育実習Ⅲの事後指導②実習における保育実践力の振り返り【ケースメソッド】【レポート(表現)】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容や授業中に取り組んだ課題を復習し、理解が不十分な内容は授業資料や受講ノートを読み返し、確認する。
【次回事前学習】実習日誌から保育士の専門性と職業倫理に関するエピソードを確認する。 180分
第14回
授業内容
保育実習Ⅲの事後指導③保育士の専門性と職業倫理【ケースメソッド】【レポート(表現)】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容や授業中に取り組んだ課題を復習し、理解が不十分な内容は授業資料や受講ノートを読み返し、確認する。
【次回事前学習】各授業回の内容を読み返し、整理・理解しておく。 180分
第15回
授業内容
実習の総括と自己課題の明確化【ディスカッション】【レポート(表現)】
事後学習
すべでの授業回で学んだことを整理する。
180分
フィードバック
提出された課題は、翌週授業時間内に解説あるいはコメントをする。
評価方法および評価の基準
保育実習Ⅲの実習に関する事前・事後学習に対する授業への参加状況(50点)や受講ノートの提出と内容、課題提出(50点)とし、総合評価60点以上を合格とする。
到達目標1.授業への参加状況(10/50)、受講ノートの提出と内容、課題提出(10/50) 到達目標2.授業への参加状況(10/50)、受講ノートの提出と内容、課題提出(10/50) 到達目標3.授業への参加状況(10/50)、受講ノートの提出と内容、課題提出(10/50) 到達目標4.授業への参加状況(10/50)、受講ノートの提出と内容、課題提出(10/50) 到達目標5.授業への参加状況(10/50)、受講ノートの提出と内容、課題提出(10/50) 教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
実習の手引き
十文字学園女子大学人間生活学部幼児教育学科
新基本保育シリーズ20 保育実習
公益財団法人児童育成協会
中央法規
9784805858004
推薦書・参考文献
最新保育資料2023,ミネルヴァ書房
ひと目でわかる保育者のための児童家庭福祉データブック2023,中央法規 履修上の助言、教員からのメッセージ
3、4年次の実習配属の流れに沿って授業を展開する。よって、シラバスの内容とは異なる順番になることがある。本科目は、3年次に履修する「保育実習総論Ⅰ」、4年次に履修する「幼稚園教育実習総論」と接続している。保育実習と幼稚園教育実習に内容がまたがる場合、保育士資格あるいは幼稚園教諭免許状のいずれかのみの取得を希望する者も、4 年次の「幼稚園教育実習総論」とあわせて受講することが望ましい。
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