シラバス情報

科目名
食文化概論
担当教員名
宇都宮 由佳
ナンバリング
NCe3006
学科
2021年度 大学 人間生活学部 食品開発学科 3年
学年
3年
開講期
2023年度後期
授業形態
講義
単位数
2.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性


ねらい
①科目の性格
食文化に関する基礎的知識を学び、興味・関心を持った内容について自ら調べてまとめる。
②科目の概要
食文化は自然環境および社会・文化(政治・経済・宗教など)の影響により形成される。
本講義では空間軸と時間軸で食文化を概観する。空間軸では、地域比較を行い、あわせて食事作法や食物禁忌について学ぶ。時間軸では、日本の食が現在に至るまで、時代変遷を把握し、将来の食を考える。
③授業の方法(ALを含む)
講義方式
ミニテスト/リアクションペーパー/レポート
④到達目標
自分の食事が、どのようにして形成されたのか食の背景を理解する。
自身が食文化の継承者であると同時に創造者であることを認識し、将来どうあるべきか考える力、探求する力を養う。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NC①-1 食に関する基礎知識、ビジネスに関する専門的知識/NC②-2 食に関する問題把握、判断力/NC③-1 食に関わる主体的・継続的学修/NC③-2 食の専門家としての倫理観、責任感/NC③-3 食の専門家としての社会に貢献する意欲

第1回
事前学習
特別には必要ない。
授業内容
授業の進め方、人類の主食について
事後学習・次回事前学習
関心を持った内容を調べてまとめる。
第2回
授業内容
ムギの比較—ヨーロッパとアジア、肉・乳製品との組み合わせ
事後学習・次回事前学習
関心を持った内容を調べてまとめる。
第3回
授業内容
コメの比較—地域による位置づけ、炊飯法、魚食との組み合わせ
事後学習・次回事前学習
関心を持った内容を調べてまとめる。
第4回
授業内容
麺の比較—食材、製法
事後学習・次回事前学習
関心を持った内容を調べてまとめる。
第5回
授業内容
食事作法の比較ー手食、箸食、スプーン・フォーク・ナイフ
事後学習・次回事前学習
関心を持った内容を調べてまとめる。
第6回
授業内容
食物禁忌と宗教の影響
事後学習・次回事前学習
関心を持った内容を調べてまとめる。
第7回
授業内容
豆・豆製品の比較
事後学習・次回事前学習
関心を持った内容を調べてまとめる。
第8回
授業内容
出汁の比較ー乾物、生鮮食品の利用
事後学習・次回事前学習
関心を持った内容を調べてまとめる。
第9回
授業内容
日本の時代変遷1−縄文〜弥生時代(米食文化)古墳〜平安時代(貴族の食)
事後学習・次回事前学習
関心を持った内容を調べてまとめる。
第10回
授業内容
日本の時代変遷2−鎌倉・室町時代(武士の食、精進料理)
事後学習・次回事前学習
講義内容について小レポートを提出する。
第11回
授業内容
日本の時代変遷3ー安土桃山時代(南蛮菓子)
事後学習・次回事前学習
関心を持った内容を調べてまとめる。
第12回
授業内容
日本の時代変遷4ー江戸時代(町人文化)
事後学習・次回事前学習
関心を持った内容を調べてまとめる。
第13回
授業内容
日本の時代変遷4−明治〜昭和時代(戦前)
事後学習・次回事前学習
関心を持った内容を調べてまとめる。
第14回
授業内容
日本の時代変遷に5ー昭和(戦後)〜令和(現代の食)
事後学習・次回事前学習
関心を持った内容を調べてまとめる。
第15回
授業内容
まとめー将来の食を考える、昆虫食文化
事後学習
関心を持った内容をレポートにまとめて提出。

フィードバック
学生の反応をよく見極めながら、授業の改善を図る。
評価方法および評価の基準
小レポート(40%)、ミニテスト(60%:前半30%、後半30%)で評価をする。

教科書
推薦書・参考文献

履修上の助言、教員からのメッセージ
食文化の背景となる社会情勢に関心を持ち、興味が持った食について積極的に調べてもらいたい。
社会情勢により授業の内容を変更することがある。