シラバス情報

科目名
商品開発インターンシップ
担当教員名
中村 禎子、辻 典子、成谷 宏文、高谷 和成、梶野 涼子、渡辺 章夫、倉若 美咲樹、小林 三智子
ナンバリング
NCb4004
学科
2021年度 大学 人間生活学部 食品開発学科 3年
学年
3年
開講期
2023年度前期
授業形態
実習
単位数
1.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
食品化学企業や民間検査機関で実務経験のある教員が、実務経験を踏まえて就労体験のプログラム編成と活動の指導支援にあたる。

ねらい
①科目の性格
本科目は、食品開発学科における「食の開発」領域に配置された選択科目の1つである。実社会をフィールドとして、商品開発に関わる就業体験を通して学修する実践的な科目である。社会で活躍していくための資質や能力について、学習者自身が認識を深め、食品開発への意欲を高めることを目指す。
②科目の概要
本科目では,受け入れ先の企業や自治体において、原則として計5日以上の就業体験等の活動に従事し、食品開発に関わる学会、展示会、セミナーに参加する。就業体験では受け入れ先が設定するプログラムに従い、主体的かつ意欲的に就業体験に従事することで、商品開発にかかわるトレンドや組織的な活動に対する認識と理解を深める。
③授業の方法(ALを含む)
本科目の学修活動は、受け入れ先での就業体験および学会、展示会、セミナーなどへの参加が主である。従って、グループワーク、ディスカッション、プレゼンテーション、レポート作成を中心とした学修が展開される。
レポート/グループワーク/ディスカッション/プレゼンテーション/実習・インターンシップ/フィールドワーク/創作、制作
④到達目標
DP①-3 食品製造・販売、情報発信
⇒商品開発のための情報収集の技術や方途を修得し実践することできる
DP②-3 文章作成能力、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力
⇒明朗な文章を作成し、他者とコミュニケーションを図り、プレゼンテーションができる
DP③-3 食の専門家としての社会に貢献する意欲
⇒学修で得た知識や技術を、社会における諸活動のなかで効果的に発揮する方略を工夫できる
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NC①-3 食品製造・販売、情報発信/NC②-3 文章作成能力、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力/NC③-3 食の専門家としての社会に貢献する意欲

内容
本科目におけるインターンシップへの参加には次の3タイプが想定される。
(1) 企業へのインターンシップ
① 特定の企業における勤務体験に主眼をおいた「企業体験型」
② 特定職種での勤務体験に主眼をおいた「職業体験型」
③ 企業(業界)や職種を限定することなく、就業体験を重視する「労働体験型」
学習者は、自らの職業観の成熟状態や体験目的に基づいて、より適切なタイプを選択すること。
さらに下記の参加活動が想定される。
(2) 学会、展示会、セミナーへの参加活動
① 食品開発に関連する学会、セミナー、公開講座、展示会、講演会等への参加
② 食品開発学科教員が所属または開催する学会、セミナー、公開講座、講演会等への参加
③ 職場見学、工場見学、体験学習等への参加
④ 学科が開催する「先輩たちとの交流会」
(1)の場合、受け入れ先での活動は、設定されたプログラムに従って行う。プログラム全体の趣旨、および個々の活動目的を的確に理解した上で、自らの資質能力を認識し、さらに高めることを目指して、意欲的取り組むことが求められる。異なる人々との連携や協働を体験し実践する貴重な機会としてとらえること。
(2)の場合、学会、展示会、セミナーなどでの活動として、多くのシンポジウム、技術発表、研究発表を聴講する。産官学の様々な技術者や研究者に直接質問をするなど意欲的取り組むことが求められる。最新の食品開発技術や研究情報を直接、技術者や研究者から得ることが出来る貴重な機会としてとらえること。
本科目の履修においては、受け入れ先での体験だけではなく、インターンシップに関して就職支援課が主催する事前説明会および事後報告会なども学修活動の一環である。
各授業回における授業外学習の内容・所要時間
(1)企業へのインターンシップの場合
[事前学習]
開始前:受け入れ先(企業、自治体)に対する基本的理解を深める。理解が困難な点も明らかにして言語化する[2時間]。
インターンシップ中:インターンシップの活動に必要な準備をすること[各日1.5時間程度、かつ、全体で計12時間]。
[事後学習]
当日の活動をもとに、1)その日活動したことを時系列的に整理する、2)その日の活動のなかで気づいたことや感じたこと、新たに理解したことを文章としてまとめる、3)自らの成長したこと感じたことを言語によって表現する、などの振り返りを行う [各日1.5時間程度、かつ全体で計10時間]。
インターンシップ終了後:到達目標の3項目に即して、自らの到達程度を具体的根拠とともにまとめる[1時間]。
(2)上記以外の活動の場合
[事前学習]
参加前:プログラムをよく確認し、聴講を希望するシンポジウム、技術発表、研究発表の情報を事前学習しておく[2時間]。
学会や展示会中:学会、展示会、セミナーなどへの参加に必要な準備をすること[各日1.5時間程度、かつ、全体で計12時間]。
[事後学習]
当日の活動をもとに、1)その日聴講したことを整理する、2)その日の活動のなかで気づいたことや感じたこと、新たに理解したことを文章としてまとめる、3)自らの成長したこと感じたことを言語によって表現する、などの振り返りを行う [各日1.5時間程度、かつ全体で計10時間]。
学会や展示会参加後:到達目標の3項目に即して、自らの到達程度を具体的根拠とともにまとめる[2時間]。

フィードバック
レポートについてはコメントを付けて後日返却する。報告会については適宜口頭によるコメントなどを行う。
評価方法および評価の基準
受け入れ先などによる評価または課題(40%)、レポート(40%)、事後報告会(20%)で評価し、総合評価60点以上を合格とする。
到達目標1.評価または課題(20%/40%)、レポート(5%/40%)、報告会(10%/20%)
到達目標2.評価または課題(5%/40%)、レポート(25%/40%)、報告会(5%/20%)
到達目標3.評価または課題(15%/40%)、レポート(10%/40%)、報告会(5%/20%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
教科書は使用しない
推薦書・参考文献

履修上の助言、教員からのメッセージ
食品関連業界が基本となることが想定しているが、異業界や異職種のインターンシップに参加することは自身の職業観や進路選択の視野を広げる機会となる。異業界や異職種についても積極的な参加を推奨する。