教員名 : 瀬谷崎 裕之
|
科目名
業界研究
担当教員名
瀬谷崎 裕之
ナンバリング
SAh2010
学科
2021年度 大学 人間生活学部 食物栄養学科 1年
学年
1年
開講期
2023年度後期
授業形態
演習
単位数
2.00単位
実務経験の有無
有
実務経験および科目との関連性
40年のコンサルティング業界での実務経験がある。各企業はIR情報など自社情報を効果的に発信し、プレゼンスを高める工夫をしており、コンサルティング業務の営業段階では、業界や個社の公開情報必ず確認し、課題の仮説設定を行う。このような経験に基づいて業界研究の方法論を修得してもらう。
ねらい
①科目の性格
社会情報デザイン学科のビジネス領域選択科目。
②科目の概要
保険業界を事例として、業界地図などを参考に、業界のビジネスモデルや市場規模、新たな取り組みを概観する。そのうえで、IR情報(決算短信、有価証券報告書、統合報告書など)を参考に個別企業の取り組みを紹介する。
同様の方法で他業界について、グループワークとその結果のプレゼンテーション、個人ワークを通じて業界研究の方法を学ぶ。 ③授業の方法(ALを含む)
事例として取り上げる保険業界は講義形式で行いリアクションペーパーを提出。その他は調査、グループワーク、全体発表の形式をとる。
リアクションペーパー/グループワーク/ディスカッション
④到達目標
1.業界のビジネスモデル(貨幣価値を生み出す仕組み)と業界や企業に影響を与える環境要因を理解する。
2.業界研究の方法論を学び、就職先を検討する際に業界や個別企業の分析ができるようになる。 3.業界で必要とされる人材像や仕事を理解できるようになる。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
SA①-3 マネジメントの基礎的知識の修得
第1回
事前学習
シラバスの内容を確認し、関心のある業界や個別企業を確認しておく。
90分
授業内容
オリエンテーション
事後学習・次回事前学習
リアクションペーパーの提出。
次回の授業のために、損害保険に関わることを調べておく。 例えば、 ①家族や自分が加入している損害保険(自動車保険、火災保険、地震など自然災害保険など)、生命保険(終身保険、医療保険、介護保険など)の加入目的、補償内容、保険料 ②インターネットで興味のある保険商品の内容を調べる(補償内容、保険料) ・スマホアプリから加入できる保険(PayPayほけん) ・自分の好きなことに関係する保険(ペット保険、旅行保険、テニス保険、ゴルフ保険など) など何でもよい。 180分
第2回
授業内容
事前に調べた保険に関わる情報を発表しながら、保険について学ぶ。
事後学習・次回事前学習
リアクションペーパーの提出。
授業で受講者が興味をもち、議論になった点を復習しておく。 180分
第3回
授業内容
生命保険文化センターより、生命保険業界の動向や取り組みについて、講義形式で情報提供する。
事後学習・次回事前学習
リアクションペーパーの提出。授業内容の復習。
180分
第4回
授業内容
損害保険協会より、損害保険業界の動向や取り組みについて、講義形式で情報提供する(その1)。
事後学習・次回事前学習
リアクションペーパーの提出。授業内容の復習。
180分
第5回
授業内容
損害保険協会より、損害保険業界の動向や取り組みについて、講義形式で情報提供する(その2)。
事後学習・次回事前学習
リアクションペーパーの提出。授業内容の復習。
グループワークで調査したい業界候補を決めてくる。 180分
第6回
授業内容
グループワーク対象業界3つの決定とグループ分け、まとめ方の説明
事後学習・次回事前学習
グループワーク対象業界①について、参考になりそうなネット情報を事前に調べる。
180分
第7回
授業内容
業界①を対象としたグループワーク
事後学習・次回事前学習
業界①について不足情報があれば各自で調査して、次回授業でグループワークの資料に反映。
180分
第8回
授業内容
業界①を対象としたグループワークの続きと調査結果の発表・質疑応答
事後学習・次回事前学習
グループワーク対象業界②について、参考になりそうなネット情報を調べる。
180分
第9回
授業内容
業界②を対象としたグループワーク
事後学習・次回事前学習
業界②について不足情報があれば各自で調査して、次回授業でグループワーク資料に反映。
180分
第10回
授業内容
業界②を対象としたグループワークの続きと調査結果の発表・質疑応答
事後学習・次回事前学習
グループワーク対象業界③について、参考になりそうなネット情報を調べる。
180分
第11回
授業内容
業界③を対象としたグループワーク
事後学習・次回事前学習
業界③について不足情報があれば各自で調査して、次回授業でグループワーク資料に反映。
180分
第12回
授業内容
業界③を対象としたグループワークの続きと調査結果の発表・質疑応答
事後学習・次回事前学習
3回のグループワークでうまくいった点、うまくいかなかった点、不足していた情報などをリアクションペーパーとして提出。
個人ワークの対象業界を決めてくる。 180分
第13回
授業内容
グループワークの総括と個人ワークの説明
事後学習・次回事前学習
個人ワークの準備
180分
第14回
授業内容
個人ワーク
事後学習・次回事前学習
第15回授業中に個人ワークの成果物を提出できるよう、個人ワークを進めておく。
180分
第15回
授業内容
個人ワークの続きと成果物(レポート)の提出
事後学習
特になし
所要時間は記述内容を参照
フィードバック
グループワーク・発表の際にフィードバックを行う。
評価方法および評価の基準
配点は課題・リアクションペーパー30点、最終レポート70点とする。
到達目標1.課題・リアクションペーパー:10% 最終レポート:20% 到達目標2.課題・リアクションペーパー:10% 最終レポート:20% 到達目標3.課題・リアクションペーパー:10% 最終レポート:30% 教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
使用しない
推薦書・参考文献
会社四季報業界地図(東洋経済新報社)、日経業界地図(日本経済新聞出版)
※必要箇所のコピーは授業で提供するので、購入する必要はない。 履修上の助言、教員からのメッセージ
就職や転職の際には業界研究や個社研究が不可欠です。重要なことは、自分がやりがいを感じる仕事を見つけられるかどうかです。そのための方法論を修得する授業です。グループワークへの積極的な参加を期待します。
なお、グループワークが中心なので授業への遠隔参加は原則、認めません。コロナ感染拡大などにより、全学でハイブリッド授業となった際には、グループワークは個人ワークに切り替えます。 |