教員名 : 川口 英俊
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科目名
共生社会論
担当教員名
川口 英俊
ナンバリング
SAg2010
学科
2021年度 大学 人間生活学部 食物栄養学科 3年
学年
3年
開講期
2023年度前期
授業形態
講義
単位数
2.00単位
実務経験の有無
無
実務経験および科目との関連性
無
ねらい
①科目の性格
社会情報デザイン学科専門科目、領域科目群「社会領域」の選択科目である。
②科目の概要
本科目では共生社会が提唱されている幾つかの分野を取り上げその課題を分析しそれらの課題をいかに解決していくかについて検討し、解決策を模索する。
③授業の方法(ALを含む)
本科目では共生社会に関わる課題について講義、自分でネットを使い問題を調べ他の履修者と議論することで課題に対する知識を深め解決策を検討することを学ぶ。
リアクションペーパー/レポート/グループワーク/ディスカッション/ケースメソッド
④到達目標
共生社会に関わる課題について自分で調べグループで議論することで課題を把握する力を身に付ける。
共生社会の課題について解決策を検討・模索する力を身に付ける。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
SA①-4 多様な社会的ニーズの理解する力の修得
第1回
事前学習
レジュメを読み、授業内容・方法を確認し、質問したいことがあればまとめておく。
90分
授業内容
オリエンテーション 授業概観、授業内容・方法について、リアクションペーパー・課題とその共有、グループでの議論、問題解決について、授業ファイルについて
共生社会 共生とは、共生社会とは 事後学習・次回事前学習
事後学習:授業内容、方法について確認する。リアクションペーパーの作成。
次回事前学習:次回授業内容について下調べを行う。 180分
第2回
授業内容
共生社会以前の共生とは ミクロレベル、国家レベル、宗教、非合法組織
共生社会という語が生まれた背景は 社会における共生の破たん、国家による社会保障という共生システム、社会保障の破たんと社会への負担の移譲? 内閣府・地方自治体その他の定義 事後学習・次回事前学習
事後学習:授業内容について確認・検討する。リアクションペーパーの作成。
次回事前学習:次回授業内容について確認を行い下調べを行う。 180分
第3回
授業内容
共生社会が実現する社会とは1
・日本社会と共生社会 ・社会保障問題 長寿と健康寿命、社会保障の危機、地域共生社会 事後学習・次回事前学習
事後学習:授業内容について確認・検討する。リアクションペーパーの作成。
次回事前学習:次回授業について確認し準備を行う。 180分
第4回
授業内容
地域共生社会の背景
介護の現実 人生100年時代、介護のケーススタディ、認知症・徘徊・下の世話 これからの社会保障-赤字財政・借金、少子高齢社会の進展 「自助・共助・公助」地域社会でコミュニティでどこまで支えられるか、いかに健康寿命を延ばせるか・いかにその確率を下げられるか・何ができるか 老後の生活-高齢者のみの暮らし、公営の民間の養護老人ホーム、親子・三世代同居 事後学習・次回事前学習
事後学習:授業でのグループでの発表・議論について検討する。リアクションペーパーの作成。
次回事前学習:次回授業内容について下調べを行う。 180分
第5回
授業内容
動物との共生 アニマル・ウェルフェア
男女共生参画社会 育児休暇、イクメン、 事後学習・次回事前学習
事後学習:授業内容について確認・検討する。リアクションペーパーの作成。
次回事前学習:次回授業内容について下調べを行う。 180分
第6回
授業内容
助け合い・支え合いを阻む競争主義?
多文化共生社会 在日外国人の増加、外国人の街、地方自治体と「多文化共生社会」 事後学習・次回事前学習
事後学習:授業内容、方法について確認する。リアクションペーパーの作成。
次回事前学習:次回授業について準備を行う。 180分
第7回
授業内容
共生の仕組みを作る NPO、寄付
障がい者と共生社会 障がい者、障がい者政策、障がい者と共生社会 事後学習・次回事前学習
事後学習:授業でのグループでの発表・議論について検討する。リアクションペーパーの作成。
次回事前学習:次回授業内容について下調べを行う。 180分
第8回
授業内容
セクシャルマイノリティと共生社会 セクシャルマイノリティ、セクシャルマイノリティの権利、同性婚、同性婚と日本国憲法
事後学習・次回事前学習
事後学習:授業内容について確認・検討する。リアクションペーパーの作成。
次回事前学習:次回授業内容について下調べを行う。 180分
第9回
授業内容
コロナと共生社会 新型コロナという新しいハードル
障がい者と共生社会 バリアフリー アクセシビリティ ユニバーサルデザイン 事後学習・次回事前学習
事後学習:授業内容、方法について確認する。リアクションペーパーの作成。
次回事前学習:次回授業について準備を行う。 180分
第10回
授業内容
環境と共生社会 地球温暖化、環境と共生社会、地球温暖化対策、個人と環境問題
事後学習・次回事前学習
事後学習:授業でのグループでの発表・議論について検討する。リアクションペーパーの作成。
次回事前学習:次回授業内容について下調べを行う。 180分
第11回
授業内容
多文化行政社会 技能実習生
事後学習・次回事前学習
事後学習:授業内容、方法について確認する。リアクションペーパーの作成。
次回事前学習:次回授業について準備を行う。 180分
第12回
授業内容
現代日本の価値観と共生社会の価値観は両立し得るのか2
分断と共生社会 アメリカ-格差、宗教、妊娠中絶、民主主義 事後学習・次回事前学習
事後学習:授業でのグループでの発表・議論について検討する。リアクションペーパーの作成。
次回事前学習:次回授業内容について下調べを行う。 180分
第13回
授業内容
ICT と共生社会 ICT で共生社会の弱点は克服できるか、高齢社会、障害者、仮想空間と共生社会、「デジタル活用共生社会」
事後学習・次回事前学習
事後学習:授業内容について検討する。リアクションペーパーの作成。
次回事前学習:次回授業について準備を行う。 180分
第14回
授業内容
障がい者と共生社会 具体的問題-盲導犬を連れて飲食店に入ること、ノーマライゼーション
事後学習・次回事前学習
事後学習:授業でのグループでの発表・議論について検討する。リアクションペーパーの作成。
次回事前学習:次回授業内容について下調べを行う。 180分
第15回
授業内容
まとめ 授業総括 現代日本の価値観と共生社会の価値観は両立し得るのか 3 資本主義、反資本主義的価値観、日本人は他人に冷たく無関心か、日本人はシャイで助け合わないか
事後学習
事後学習:授業内容について検討する。リアクションペーパーの作成。
90分
フィードバック
授業内での質問・Zoomチャット等にその場で回答する。リアクションペーパー・メールに可能な範囲で回答する。
評価方法および評価の基準
レポート(80%)、リアクションペーパー(20%)、の総合評価とし、総合評価60点以上を合格とする。
到達目標1 レポート(45%/80%)、リアクションペーパー(10%/20%) 到達目標2 レポート(35%/80%)、リアクションペーパー(10%/20%) 教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
教科書は使用しない。レジュメを配布予定。
推薦書・参考文献
履修上の助言、教員からのメッセージ
・授業の中では自分で調べ、グループの中での議論・発表も予定しており講義を聞いているだけではなく参加型にしたい。それにより知識・問題意識・新たな視点を持てるものにしたい。
・この授業は授業形態(ハイフレックス授業か否か)、配当教室(パソコン教室か否か)、感染状況等により影響を受ける可能性がある。授業時点での状況判断により授業方法はシラバスに固執せず柔軟に対応したい。授業内容も時事問題の影響(授業時に注目されるニュース・出来事)による追加・修正・変更があり得る。履修者の希望も可能な範囲で聞いてみたい。 ・授業で作成していくリアクションペーパーや課題などをお互いに見られるようにしたい |