教員名 : 山本 茂
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科目名
人間栄養学概論
担当教員名
山本 茂
ナンバリング
NBa1047
学科
2021年度 大学 人間生活学部 食物栄養学科 1年
学年
1年
開講期
2023年度前期
授業形態
講義
単位数
2.00単位
実務経験の有無
無
実務経験および科目との関連性
無
ねらい
①科目の性格
食べ物と人の体、健康に関する興味と、正しい知識をもってもらうこと。
②科目の概要
科目の概要
人の栄養の有り方は、日常的なので簡単に見えるが、実は非常に複雑である。人に親切にすると、感謝をする人、放っておいてくれと有難迷惑に思う人、様々である。人の栄養学も、人の心のように複雑である。最後には、自分で解決する力をもたなくてはならないであろう。人の栄養学は、どうあるべきかについて考える糸口となることを目指したい。 ③授業の方法(ALを含む)
授業の方法
日常的な話題を取り上げ、人の栄養がどうあるべきかを考える。 ミニテスト/レポート/ディスカッション/ディベート/レポート(表現)
④到達目標
到達目標
人間の栄養学について考えるトレーニングの場としたい。そのために、自由な発言を期待する。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NB①-1 食・栄養・健康の基礎知識
第1回
事前学習
必要なし
授業内容
旨味の話1
事後学習・次回事前学習
授業の後に課題を出し、それに対するレポートを書いてもらう。
うま味とは、砂糖やしょうゆなどの調味料を含みません。昆布だし、鰹節だし、トマトのおいしさなです。それには、どういうものがあるのかを考えていきたいと思います。 第2回
授業内容
旨味のはなし2
私たちは、どうして旨いと感じるのでしょうか。舌で感じるのでしょうか。実はそうでもなさそうです。 また、おいしいというのは、体が必要としているからだと思うのですが、それはどのようなものでしょう。うま味について考えてみましょう。 事後学習・次回事前学習
授業の後に課題を出し、それに対するレポートを書いてもらう。
第3回
授業内容
第3回 塩のはなし
塩を食べないと力がでないという人がいます。皆さんも、料理を作るときに塩味の調節をします。日本人は1日10gほどの食塩をとりますが、世界的にも多いほうです。なかには、1日1,2gの摂取で健康に過ごす人がいるのです。国連では高血圧予防のために日本人の摂取量の半分程度の6gを推奨しています。日本人は耐えることができるでしょうか。 食塩の体での役割と、世界中の人たちで日々の摂取量がことなる理由について考えていくと、減塩対策もよりやりやすくなるかと思います。 事後学習・次回事前学習
授業の後に課題を出し、それに対するレポートを書いてもらう。
第4回
授業内容
第4回 塩のはなし2
前回の話の続きになります。 塩を食べないと力がでないという人がいます。皆さんも、料理を作るときに塩味の調節をします。日本人は1日10gほどの食塩をとりますが、世界的にも多いほうです。なかには、1日1,2gの摂取で健康に過ごす人がいるのです。国連では高血圧予防のために日本人の摂取量の半分程度の6gを推奨しています。日本人は耐えることができるでしょうか。 食塩の体での役割と、世界中の人たちで日々の摂取量がことなる理由について考えていくと、減塩対策もよりやりやすくなるかと思います。 事後学習・次回事前学習
授業の後に課題を出し、それに対するレポートを書いてもらう。
第5回
授業内容
第5回 砂糖の話
現在皆さんが利用している砂糖は、サトウキビや砂糖大根から作られたものばかりではありません。夏場に飲む冷たい飲み物や、アイスクリームなどに使われる砂糖は澱粉から作られるものがおおいのです。これは異性化糖と呼ばれます。値段が安く、供給が安定しており、味もさわやかです。 砂糖や、甘味料について知っておきましょう。 事後学習・次回事前学習
授業の後に課題を出し、それに対するレポートを書いてもらう。
第6回
授業内容
第6回 油のはなし1
「あぶら」という字は、油、脂の両方があります。皆様には、この区別がわかりますか。この差が、私たちの健康に対する影響力の差にもなっています。 この異なる二つの漢字の意味から「あぶらと健康」について考えていきましょう。 事後学習・次回事前学習
授業の後に課題を出し、それに対するレポートを書いてもらう。
第7回
授業内容
あぶらの話2
私たちは、体脂肪がついて太るので、「あぶら」はこまったものだと思うことがおおいかもしれません。しかし、もし「食事にあぶらがすくないとどうなるでしょう」、「からだにあぶらがすくないとどうなるでしょう」。ここでは、あまり知られていない、あぶらの生命にとって、非常に重要な役割について考えていきたいと思います。 事後学習・次回事前学習
授業の後に課題を出し、それに対するレポートを書いてもらう。
第8回
授業内容
水よりも人に近い水とは?
どうして、そのようないいかが使われるのでしょう。いくら飲んでも大丈夫だろうか。どういうときに役立つのでしょう。考えてみましょう。 事後学習・次回事前学習
授業の後に課題を出し、それに対するレポートを書いてもらう。
第9回
授業内容
スポーツ選手は、高蛋白質食が進められるのか?
多くのところで、スポーツ選手には多くのたんぱく質が進められます。その根拠はあるでしょうか。意外と知られていないことがあります。ぜひ一緒に考えてみましょう。皆さんもよく調べて、考えてみましょう。 事後学習・次回事前学習
授業の後に課題を出し、それに対するレポートを書いてもらう。
第10回
授業内容
食べ物の消化吸収率は? ウンチ、おしっこの成分は?
いつも付き合っているのに、意外としらないことが多いです。皆さんもきっと驚くことが沢山あると思います。 事後学習・次回事前学習
授業の後に課題を出し、それに対するレポートを書いてもらう。
第11回
授業内容
第11回 炭水化物の話、 日本ウドンとベトナムうどん
事後学習・次回事前学習
授業の後に課題を出し、それに対するレポートを書いてもらう。
第12回
授業内容
食物繊維の話。
食物繊維は、昔はカスと言われたことがありました。しかし、今ではとても重要な栄養素として認識されています。しかし、その役割はまだまだ分かっていません。必要量も不明です。大切な食物繊維についてもう少し考えてみましょう。 事後学習・次回事前学習
授業の後に課題を出し、それに対するレポートを書いてもらう。
第13回
授業内容
からだの調節機能
私たちは、1年に1㎏体重が増えると、20歳の皆さんの体重が50kgだとすると、30歳のときには60㎏になります。これは、1日で考えますと、1000g÷365日ですから、約3g/日の増加です。 多くの人たちには、体重変化がありません。すなわち、無意識のうちに 体重変化をゼロにたもっているのです。私たちのそのような能力について考えてみましょう。 事後学習・次回事前学習
授業の後に課題を出し、それに対するレポートを書いてもらう。
第14回
授業内容
お茶でやせることができるか? これは、私の研究に端を発したものです。
この話は嘘ではないと思います。しかし、宣伝は課題です。現実の生活と研究レベルでの差を知ることは、この話に限らず大切なことだと思います。 皆さんの、不思議に思う話題もぜひ話し合っていきましょう。管理栄養士は、患者様、住民に正しく教えなくてはなりません。企業の売るための宣伝から得た知識だけではプロとは言えないでしょう。 事後学習・次回事前学習
今日の講義についての質問を出すので、それに対してレポートを出してもらいます。
また、次回の最終回に向けて、取り上げてほしいテーマを考えて、お知らせください。 第15回
授業内容
これまでの授業で消化不良になっている課題を、もういちど考え直してみる。また、あらたに起こった疑問について考えてみる。
事後学習
授業の後に課題を出し、それに対するレポートを書いてもらう。
フィードバック
学生の意見を聞き、授業の改善を図る。
評価方法および評価の基準
学生の理解度、興味があったかを考え、次回に向けて改善する
教科書
推薦書・参考文献
履修上の助言、教員からのメッセージ
この授業は、栄養学に興味をもってもらうことである。質問がないのは、興味がなかったこととして教師として非常に悲しいことである。一方、日本人的な恥ずかしいという気持ちが質問をしない風潮に結びついているように思う。気楽に質問できる体制をととのえて、いければと思う。
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