教員名 : 髙田 健人
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科目名
臨床栄養学Ⅰ 2Bクラス
担当教員名
髙田 健人
ナンバリング
NBc1036
学科
2021年度 大学 人間生活学部 食物栄養学科 2年
学年
2年
開講期
2023年度後期
授業形態
講義
単位数
2.00単位
実務経験の有無
無
実務経験および科目との関連性
無し
ねらい
①科目の性格
本科目は、食物栄養学科専門科目の「臨床栄養学」分野に位置づけられている必修科目である。栄養士免許および管理栄養士国家試験受験資格を取得するために必要な科目である。
医療現場において、医師・看護師・薬剤師などとのチーム医療の一翼を担うことができる管理栄養士の養成を目的としている。 さらに、栄養と疾患の関連を理解し、傷病者・要介護者の病態や栄養状態の特徴に基づいた適正な栄養管理の能力を養うことを目的としている。 解剖生理学、病態生理学などを踏まえて本科目を理解する必要がある。また、3年次に履修する臨床栄養学Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ、臨床栄養学実習および臨床栄養臨地実習へと繋がる科目である。 ②科目の概要
臨床栄養学Ⅰでは、医療・福祉分野における臨床栄養の意義と管理栄養士の役割について理解し、栄養ケア・マネジメントの基本として栄養スクリーニング、栄養アセスメント、栄養ケア計画、モニタリングの一連のプロセスを学習する。
具体的な栄養アセスメント、栄養評価の手法として、身体計測、血液生化学検査、臨床所見、食事調査、栄養診断等について学び、栄養問題の把握と栄養ケア計画の立案のための基礎的な知識を習得する。 ③授業の方法(ALを含む)
この授業は講義を基本に、ディスカッション(症例検討)を取り入れながら学びを深めていく。【討議・討論】
リアクションペーパー/ディスカッション
④到達目標
1.臨床栄養の意義と管理栄養士の役割について理解する。
2.臨床栄養における栄養ケア・マネジメントについて基礎的な事項を理解する。 3.栄養状態の評価・判定および栄養ケア計画立案について基礎的な知識を習得する。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NB①-1 食・栄養・健康の基礎知識/NB②-2 社会の構造とニーズ/NB③-1 探求意欲・態度
第1回
事前学習
①学習する疾患の成因、病態、一般的治療法、関連臓器の構造や機能、栄養素の代謝などについて、2年前期までの関連科目を復習する。
②学習予定範囲の教科書を読んでおく。(各授業に対して60分) 授業内容
臨床栄養の概念と意義、管理栄養士の役割(ガイダンス含む)
事後学習・次回事前学習
学習した内容を資料や教科書等で再確認し、必要に応じてまとめる。
定期試験の準備とともに管理栄養士国家試験対策にも繋がる。(各授業に対して60分) 所要時間は記述内容を参照
第2回
授業内容
臨床栄養における栄養ケア・マネジメントの基本
事後学習・次回事前学習
学習した内容を資料や教科書等で再確認し、必要に応じてまとめる。
定期試験の準備とともに管理栄養士国家試験対策にも繋がる。(各授業に対して60分) 所要時間は記述内容を参照
第3回
授業内容
傷病者・要介護者等に対する栄養スクリーニング
事後学習・次回事前学習
学習した内容を資料や教科書等で再確認し、必要に応じてまとめる。
定期試験の準備とともに管理栄養士国家試験対策にも繋がる。(各授業に対して60分) 所要時間は記述内容を参照
第4回
授業内容
傷病者・要介護者等に対する栄養アセスメント①身体計測
事後学習・次回事前学習
学習した内容を資料や教科書等で再確認し、必要に応じてまとめる。
定期試験の準備とともに管理栄養士国家試験対策にも繋がる。(各授業に対して60分) 所要時間は記述内容を参照
第5回
授業内容
傷病者・要介護者等に対する栄養アセスメント②血液生化学検査・臨床所見
事後学習・次回事前学習
学習した内容を資料や教科書等で再確認し、必要に応じてまとめる。
定期試験の準備とともに管理栄養士国家試験対策にも繋がる。(各授業に対して60分) 所要時間は記述内容を参照
第6回
授業内容
傷病者・要介護者等に対する栄養アセスメント③食事調査・ミールラウンド
事後学習・次回事前学習
学習した内容を資料や教科書等で再確認し、必要に応じてまとめる。
定期試験の準備とともに管理栄養士国家試験対策にも繋がる。(各授業に対して60分) 所要時間は記述内容を参照
第7回
授業内容
傷病者・要介護者等に対する栄養アセスメント④栄養ケアプロセスの基本
事後学習・次回事前学習
学習した内容を資料や教科書等で再確認し、必要に応じてまとめる。
定期試験の準備とともに管理栄養士国家試験対策にも繋がる。(各授業に対して60分) 所要時間は記述内容を参照
第8回
授業内容
傷病者・要介護者等に対する栄養アセスメント⑤総合的な栄養問題の把握、栄養診断(PES)
★第1回〜第7回の範囲について中間試験を授業内で行う。 事後学習・次回事前学習
学習した内容を資料や教科書等で再確認し、必要に応じてまとめる。
定期試験の準備とともに管理栄養士国家試験対策にも繋がる。(各授業に対して60分) 所要時間は記述内容を参照
第9回
授業内容
栄養アセスメントに基づく栄養ケア計画の立案①必要栄養量の算出、経口栄養
事後学習・次回事前学習
学習した内容を資料や教科書等で再確認し、必要に応じてまとめる。
定期試験の準備とともに管理栄養士国家試験対策にも繋がる。(各授業に対して60分) 所要時間は記述内容を参照
第10回
授業内容
栄養アセスメントに基づく栄養ケア計画の立案②経腸栄養・静脈栄養
事後学習・次回事前学習
学習した内容を資料や教科書等で再確認し、必要に応じてまとめる。
定期試験の準備とともに管理栄養士国家試験対策にも繋がる。(各授業に対して60分) 所要時間は記述内容を参照
第11回
授業内容
栄養ケアの実施と記録、モニタリング
事後学習・次回事前学習
学習した内容を資料や教科書等で再確認し、必要に応じてまとめる。
定期試験の準備とともに管理栄養士国家試験対策にも繋がる。(各授業に対して60分) 所要時間は記述内容を参照
第12回
授業内容
傷病者、要介護者等に対する栄養教育、家族の支援、退院支援
事後学習・次回事前学習
学習した内容を資料や教科書等で再確認し、必要に応じてまとめる。
定期試験の準備とともに管理栄養士国家試験対策にも繋がる。(各授業に対して60分) 所要時間は記述内容を参照
第13回
授業内容
栄養ケア・マネジメントの総合評価、PDCAサイクル
事後学習・次回事前学習
学習した内容を資料や教科書等で再確認し、必要に応じてまとめる。
定期試験の準備とともに管理栄養士国家試験対策にも繋がる。(各授業に対して60分) 第14回
授業内容
臨床栄養における栄養ケア・マネジメント(症例)【討議・討論】
事後学習・次回事前学習
学習した内容を資料や教科書等で再確認し、必要に応じてまとめる。
定期試験の準備とともに管理栄養士国家試験対策にも繋がる。(各授業に対して60分) 所要時間は記述内容を参照
第15回
授業内容
まとめ
事後学習
学習した内容を資料や教科書等で再確認し、必要に応じてまとめる。
定期試験の準備とともに管理栄養士国家試験対策にも繋がる。(各授業に対して60分) 所要時間は記述内容を参照
フィードバック
リアクションペーパーにより理解度を把握し、フィードバックする。
中間試験、期末試験の結果をフィードバックする。 評価方法および評価の基準
到達目標1〜3について、
リアクションペーパーの提出(10%)、中間試験(30%)と期末試験(60%)の結果を合わせて100%として評価し、総合評価60点以上を合格とする。 教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
『エッセンシャル 臨床栄養学 第8版』
佐藤和人・本間健・小松龍史編
(医歯薬出版株式会社)
推薦書・参考文献
【参考図書】医学情報科学研究所編『クエスチョンバンク2020管理栄養士国家試験問題解説』(メディックメディア)
履修上の助言、教員からのメッセージ
1,2年次で学ぶ生化学、病態生理学、解剖学、基礎栄養学といった分野の知識を統合し、人の栄養管理について学んでいきます。
上記科目については特にしっかりと復習をしておいてください。 |