教員名 : 神山 真澄
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科目名
人間生物化学実験 2Aクラス(9:00〜11:15)
担当教員名
神山 真澄
ナンバリング
NBa3010
学科
2021年度 大学 人間生活学部 食物栄養学科 2年
学年
2年
開講期
2023年度後期
授業形態
実験
単位数
1.00単位
実務経験の有無
無
実務経験および科目との関連性
無
ねらい
①科目の性格
この科目は、食物栄養学科の選択科目であり、栄養士資格取得ならびに管理栄養士国家試験受験資格を得るための必修科目である。実験を通して、「人体の構造と機能および疾病の成り立ち」や「臨床栄養学」の講義で学ぶ知識の理解を深め、また、自ら考え計画することやチームワークなどの実践力を習得する。
②科目の概要
生体のホメオスタシス(恒常性の維持)を理解する。そのために、酵素を用いた実験により、酵素の特性と酵素反応理論を理解し、生体内の酵素反応がいかに調整されているかを理解する。また、生体試料を用いた生化学検査結果が生体のどのような状態を反映するのかを理解する。さらに、生化学的手法を用いてmRNAおよびタンパク質レベルの発現を検討する技術を身に着ける。
③授業の方法(ALを含む)
実験したことをまとめ、得られた結果を化学的に考察できるようにする。また、得た知識や実験結果をスライドにまとめ、プレゼンテーション能力を養う。
実技、実験/レポート/プレゼンテーション
④到達目標
1. 生体のホメオスタシス(恒常性の維持)を理解し、恒常性を維持するための酵素の役割を他者へ説明できる。
2. 血液の成分値の意味、ならびにこれらと食事、生体の状態との関連性を理解し、理解したことを文章で説明できる。 3. セントラルドグマを理解し、特に、mRNA、タンパク質レベルの発現を生化学的手法を用いて体得し、提示された課題に対し意見を述べることができる。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NB①-2 食・栄養・健康の専門知識/NB①-3 基礎・専門知識の活用方法
第1回
事前学習
人間生物化学で学んだことを復習しておく
90分
授業内容
オリエンテーション、日程について、諸注意
第1部の説明 血液生化学指標の定量実験について 事後学習・次回事前学習
[事後学習]実験終了後はノートをまとめ、結果について教科書等を参考にして知識を整理する。
[次回事前学習]実験項目を精読し、すぐに実施できるようにしておく。 180分
第2回
授業内容
【実技、実験】【レポート】
・血液中のタンパク質濃度とA/G比 糖質の代謝関連指標の測定 ・血液中のグルコース濃度の測定 事後学習・次回事前学習
[事後学習]実験終了後はノートをまとめ、結果について教科書等を参考にして知識を整理する。
[次回事前学習]実験項目を精読し、すぐに実施できるようにしておく。 180分
第3回
授業内容
【実技、実験】【レポート】
脂質の代謝関連指標の測定 ・血液中の中性脂肪と総コレステロールの測定 事後学習・次回事前学習
[事後学習]実験終了後はノートをまとめ、結果について教科書等を参考にして知識を整理する。
[次回事前学習]実験項目を精読し、すぐに実施できるようにしておく。 180分
第4回
授業内容
第1回目 発表とまとめ【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]実験終了後はノートをまとめ、結果について教科書等を参考にして知識を整理する。
[次回事前学習]実験項目を精読し、すぐに実施できるようにしておく。 180分
第5回
授業内容
第2部の説明 酵素の特性と酵素反応速度論【実技、実験】【レポート】
ラット小腸粘膜消化酵素を用いて、酵素の特性を理解する ①基質特異性 事後学習・次回事前学習
[事後学習]実験終了後はノートをまとめ、結果について教科書等を参考にして知識を整理する。
[次回事前学習]実験項目を精読し、すぐに実施できるようにしておく。 180分
第6回
授業内容
【実技、実験】【レポート】
ラット小腸粘膜消化酵素を用いて、酵素の特性を理解する ②基質特異性 事後学習・次回事前学習
[事後学習]実験終了後はノートをまとめ、結果について教科書等を参考にして知識を整理する。
[次回事前学習]実験項目を精読し、すぐに実施できるようにしておく。 180分
第7回
授業内容
【実技、実験】【レポート】
ラット小腸粘膜消化酵素を用いて、酵素の特性を理解する ③加熱による影響 ④比活性とタンパク質濃度の定量 事後学習・次回事前学習
[事後学習]実験終了後はノートをまとめ、結果について教科書等を参考にして知識を整理する。
[次回事前学習]実験項目を精読し、すぐに実施できるようにしておく。 180分
第8回
授業内容
【実技、実験】【レポート】
ラット小腸粘膜消化酵素を用いて、酵素の特性を理解する ⑤比活性の計算とまとめ 事後学習・次回事前学習
[事後学習]実験終了後はノートをまとめ、結果について教科書等を参考にして知識を整理する。
[次回事前学習]実験項目を精読し、すぐに実施できるようにしておく。 180分
第9回
授業内容
【実技、実験】【レポート】
ラット小腸粘膜酵素を用いて、酵素の特性を理解する ⑥酵素反応速度論と酵素に対する阻害作用 事後学習・次回事前学習
[事後学習]実験終了後はノートをまとめ、結果について教科書等を参考にして知識を整理する。
[次回事前学習]実験項目を精読し、すぐに実施できるようにしておく。 180分
第10回
授業内容
酵素反応速度論と酵素に対する阻害作用
酵素反応速度論説明、計算問題 事後学習・次回事前学習
[事後学習]実験終了後はノートをまとめ、結果について教科書等を参考にして知識を整理する。
[次回事前学習]実験項目を精読し、すぐに実施できるようにしておく。 180分
第11回
授業内容
第2回目 発表とまとめ、生体試料を用いる研究や実験を行うときの倫理的配慮【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]実験終了後はノートをまとめ、結果について教科書等を参考にして知識を整理する。
[次回事前学習]実験項目を精読し、すぐに実施できるようにしておく。 180分
第12回
授業内容
第3部の説明 セントラルドグマ、mRNAおよびタンパク質発現量
概要説明 事後学習・次回事前学習
[事後学習]実験終了後はノートをまとめ、結果について教科書等を参考にして知識を整理する。
[次回事前学習]実験項目を精読し、すぐに実施できるようにしておく。 180分
第13回
授業内容
A. mRNA発現 (プライマーの設計法、RNA逆転写、PCR法とは)
B. タンパク質発現 (タンパク質発現を検討するための手法とは) 事後学習・次回事前学習
[事後学習]実験終了後はノートをまとめ、結果について教科書等を参考にして知識を整理する。
[次回事前学習]実験項目を精読し、すぐに実施できるようにしておく。 180分
第14回
授業内容
【実技、実験】【レポート】
A. mRNA発現 (電気泳動、UV下で観察) B. タンパク質発現 (タンパク質発現の検出とは) 事後学習・次回事前学習
[事後学習]実験終了後はノートをまとめ、結果について教科書等を参考にして知識を整理する。
[次回事前学習]実験項目を精読し、すぐに実施できるようにしておく。 180分
第15回
授業内容
まとめ
事後学習
[事後学習]実験終了後はノートをまとめ、結果について教科書等を参考にして知識を整理する。
90分
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評価方法および評価の基準
筆記試験40点、発表30点、レポート30点により評価を行い、60点以上を合格とする。
到達目標1. 筆記試験 (15%/40%)、発表 (10%/30%)、レポート (10%/30%) 到達目標2. 筆記試験 (15%/40%)、発表 (10%/30%)、レポート (10%/30%) 到達目標3. 筆記試験 (10%/40%)、発表 (10%/30%)、レポート (10%/30%) 教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
教科書は指定しない。実験マニュアルを配布する。
推薦書・参考文献
生化学、基礎栄養学、臨床栄養学、解剖生理学などの教科書を参考にすること。
履修上の助言、教員からのメッセージ
生化学、基礎栄養学、臨床栄養学、解剖生理学等で学んだ知識を基に実験し、考察するので、基礎知識を復習によりまとめておくとよい。
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