教員名 : 林 宣之
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科目名
初等英語科教育
担当教員名
林 宣之
ナンバリング
EBa3021
学科
2021年度 大学 人間生活学部 食物栄養学科 3年
学年
3年
開講期
2023年度前期
授業形態
講義
単位数
2.00単位
実務経験の有無
有
実務経験および科目との関連性
義務教育学校等において、英語の指導経験を有する教員が、専門性をもって具体的な指導法・指導技術を指導します。
ねらい
①科目の性格
本科目は、児童教育学科の「初等教育教員養成分野」の「教科及び教科の指導法に関する科目」に当たり、小学校教諭一種免許状を取得するための必修科目となっています。
②科目の概要
小学校学習指導要領に基づき、「外国語活動」及び「外国語(英語)」の目標と内容について理解するとともに、模擬授業を通して教材研究、学習指導案の作成、授業指導、評価等の実践的指導力の育成を図ります。
③授業の方法(ALを含む)
グループで学習指導案の検討を行ったり、模擬授業(マイクロ・ティーチング)を行ったりします。
リアクションペーパー/グループワーク/ディスカッション/ロールプレイ・模擬授業
④到達目標
小学校学習指導要領における外国語科の趣旨を理解し、指導計画の作成をはじめ、実践的指導力を養います。
1 学習指導要領における外国語科の目標・内容等を理解することができる。 2 学習指導案を作成することができる。 3 基礎的基本的な授業指導を行うことができる。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
EB①-3 学習内容・学習活動の設定/EB①-4 教材研究、学習指導案作成
第1回
事前学習
シラバスを熟読するとともに、教科書第一部「外国語の指導法」を概観し、学習内容を把握しておく。
英語による簡単な自己紹介ができるように準備しておく。 90分
授業内容
オリエンテーション 【リアクションペーパー】【グループワーク】【ディスカッション】
基本用語の理解と整理 小学校の外国語教育について 事後学習・次回事前学習
小学校と中学校の英語教育の違いについて調べておく。
次時に扱う教科書の内容を読み、質問事項があればまとめておく。 90分
第2回
授業内容
小・中の接続と小学校の役割 【リアクションペーパー】【グループワーク】【ディスカッション】
児童や学校の多様性への対応 学習指導要領解説 改訂の経緯及び基本方針 事後学習・次回事前学習
他の履修生のリアクションペーパーを読み、授業内容を考察し理解を深める。
コミュニケーションの目的や場面、状況等とはどのようなもののことか調べておく。 次時に扱う教科書の内容を読み、質問事項があればまとめておく。 180分
第3回
授業内容
言語使用を通した言語習得・音声によるインプット 【リアクションペーパー】【グループワーク】【ディスカッション】
コミュニケーションの目的や場面、状況等を明確にした言語活動 学習指導要領解説 外国語科導入の趣旨と要点 事後学習・次回事前学習
他の履修生のリアクションペーパーを読み、授業内容を考察し理解を深める。
英語教育をどのように国語教育と連携させるか、自分の考えをまとめておく。 次時に扱う教科書の内容を読み、質問事項があればまとめておく。 180分
第4回
授業内容
音声から文字へ 【リアクションペーパー】【グループワーク】【ディスカッション】
国語教育との連携 1単位時間の授業の流れ 学習指導要領解説 目標① 事後学習・次回事前学習
他の履修生のリアクションペーパーを読み、授業内容を考察し理解を深める。
授業の導入の仕方について、自分なりの方法を考えておく。 次時に扱う教科書の内容を読み、質問事項があればまとめておく。 180分
第5回
授業内容
Classroom English、Small Talk、Teacher Talk 【リアクションペーパー】【グループワーク】【ディスカッション】
Oral Introduction、Oral Interaction 学習指導要領解説 目標② 事後学習・次回事前学習
他の履修生のリアクションペーパーを読み、授業内容を考察し理解を深める。
自分が指導を受けた経験から、ティーム・ティーチングの良い点と課題をまとめておく。 次時に扱う教科書の内容を読み、質問事項があればまとめておく。 180分
第6回
授業内容
ICTの活用の仕方【リアクションペーパー】【グループワーク】【ディスカッション】
外国語活動、外国語科の学習評価 ALT等とのティーム・ティーチングによる指導の在り方 学習指導要領解説 内容① 事後学習・次回事前学習
他の履修生のリアクションペーパーを読み、授業内容を考察し理解を深める。
第一言語(母語)の習得と第二言語(英語)の習得では何が異なるのか、自分の考えをまとめておく。 次時に扱う教科書の内容を読み、質問事項があればまとめておく。 180分
第7回
授業内容
第二言語習得理論(SLA)の理解と活用【リアクションペーパー】【グループワーク】【ディスカッション】
学習指導要領解説 内容② 事後学習・次回事前学習
他の履修生のリアクションペーパーを読み、授業内容を考察し理解を深める。
他教科の学習指導案の作成方法について復習しておく。 次時に扱う教科書の内容を読み、質問事項があればまとめておく。 180分
第8回
授業内容
学習指導案の作成【リアクションペーパー】【グループワーク】【ディスカッション】
学習指導要領解説 内容③ 事後学習・次回事前学習
他の履修生のリアクションペーパーを読み、授業内容を考察し理解を深める。
模擬授業(マイクロ・ティーチング)の準備を行う。 180分
第9回
授業内容
模擬授業(マイクロ・ティーチング)【リアクションペーパー】【模擬授業】
学習指導要領解説 指導計画の作成と内容の取扱い① 事後学習・次回事前学習
他の履修生のリアクションペーパーを読み、授業内容を考察し理解を深める。
模擬授業(マイクロ・ティーチング)の準備を行う。 180分
第10回
授業内容
模擬授業(マイクロ・ティーチング) 【リアクションペーパー】【模擬授業】
学習指導要領解説 指導計画の作成と内容の取扱い② 事後学習・次回事前学習
他の履修生のリアクションペーパーを読み、授業内容を考察し理解を深める。
模擬授業(マイクロ・ティーチング)の準備を行う。 180分
第11回
授業内容
模擬授業(マイクロ・ティーチング) 【リアクションペーパー】【模擬授業】
事後学習・次回事前学習
他の履修生のリアクションペーパーを読み、授業内容を考察し理解を深める。
模擬授業(マイクロ・ティーチング)の準備を行う。 180分
第12回
授業内容
模擬授業(マイクロ・ティーチング) 【リアクションペーパー】【模擬授業】
事後学習・次回事前学習
他の履修生のリアクションペーパーを読み、授業内容を考察し理解を深める。
模擬授業(マイクロ・ティーチング)の準備を行う。 180分
第13回
授業内容
模擬授業(マイクロ・ティーチング) 【リアクションペーパー】【模擬授業】
事後学習・次回事前学習
他の履修生のリアクションペーパーを読み、授業内容を考察し理解を深める。
模擬授業(マイクロ・ティーチング)の準備を行う。 180分
第14回
授業内容
模擬授業(マイクロ・ティーチング) 【リアクションペーパー】【模擬授業】
事後学習・次回事前学習
他の履修生のリアクションペーパーを読み、授業内容を考察し理解を深める。
これまでの授業内容について、振り返りを行っておく。 180分
第15回
授業内容
まとめ
最終まとめのレポートの作成 事後学習
授業全般を振り返り、まとめる。
180分
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評価方法および評価の基準
最終まとめ 30%、模擬授業 30%、リアクションペーパー 20%、授業への参加度 20%とし、総合評価 60点以上を合格とする。
到達目標1 レポート(10%/30%) 模擬授業(10%/30%) リアクションペーパー(10%/20%) 授業への参加度(10%/20%) 到達目標2 レポート(10%/30%) 模擬授業(10%/30%) リアクションペーパー(5%/20%) 授業への参加度(5%/20%) 到達目標3 レポート(10%/30%) 模擬授業(10%/30%) リアクションペーパー(5%/20%) 授業への参加度(5%/20%) 教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
小学校英語はじめる教科書 改訂版
吉田研作(監修)、小川隆夫・東仁美(著)
mpi
978-4-89643-782-9
小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 外国語活動・外国語編
文部科学省
開隆堂
978-4-304-05168-5
Crown Jr. 5
三省堂
三省堂
978-4-385-70522-4
Crown Jr. 6
三省堂
三省堂
978-4-385-70523-1
推薦書・参考文献
履修上の助言、教員からのメッセージ
小学校教諭一種免許状を取得するための必修科目であるため、合格点に到達しなかった学生を対象に「再試験」を実施する。
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