シラバス情報

科目名
家庭料理論
担当教員名
名倉 秀子、土井 善晴
ナンバリング
NAc3102
学科
2021年度 大学 人間生活学部 健康栄養学科 4年
学年
4年
開講期
2023年度前期
授業形態
講義
単位数
2.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
各種マスメディアおよびSNSを通して、食に関連する講演や料理・食文化の教育活動、フードサービス業界における食の場のプロデュースなどの経験をもとに、家庭料理の考え方を解説する。

ねらい
①科目の性格
本科目は健康栄養学科の専門科目で、食文化領域のうち「現代の食事文化」領域の選択科目に位置し、これまで学修した食に関する知識や技術を基に現代の食事について思考し、これからの食生活、食文化について、家庭という場おける「食」「食事」と社会の仕組みを併せて考察する。
②科目の概要
私たち一人一人はそれぞれの家庭に育まれてきました。
もしかしたら、幸福とは言えない時間もあったかもしれませんが・・・家庭料理を家族と一緒に食べる暮らし・・・そのとき私たちはみんなが幸福だったと思います。社会の変化、困難の時も悲しみの時もきっと家族がそこにいたと思います。そうした人間の人生観を踏まえて、学生自身が、将来の自分の暮らし方、暮らしを自分ごととして考える授業とする。
③授業の方法(ALを含む)
本科目では、(1)提示するテーマやキーワードについて概要の説明に続き、(2)関連する情報の収集やプレゼンテーションさらにディスカッションを通して、(3)家庭料理について家族、暮らし、教育、経済的・社会的の視点から考える。
3年間の学びを統合させ、食のリーダーとして目指す方向と食文化の関係について、それぞれの意見を述べ、議論することで、コミュニケーション能力を高める。
リアクションペーパー/グループワーク/ディスカッション/プレゼンテーション/レポート(表現)
④到達目標
到達目標1. 家庭料理の基礎的知識を統合し、情報に基づいた現代の和食を説明できる。
到達目標2. ディスカッションでは、他者の意見を相互理解しながら、自己表現できる。
到達目標3. 現代の家庭料理の意義に対する洞察力を身につけ、社会での協働を含めて課題発見と考察に積極的に取り組むことができる。

  
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NA②-1 情報収集、エビデンスに基づく判断・評価/NA②-3 相互理解と自己表現/NA③-3 社会における多様な人々との協働

第1回
事前学習
シラバスを確認するとともに、これまでの食文化領域での学びを振り返る。
90分
授業内容
3年間の学びと本科目との関係や授業の進め方などオリエンテーション。【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱った内容を見直し、理解が不十分な点について、調べてまとめておく。また、新たな気付き、意見などもまとめておく。質問事項は書きとめておく。(90分)
【次回事前学習】授業中またはUNIVERSAL PASSPORTにて指示した内容について、調べて記録しておく。疑問点等の確認事項を整理する。(90分)
180分
第2回
授業内容
社会の変化と家族Ⅰ
 (世帯の経済状態と子どもの食生活との関連に関する研究) 【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱った内容を見直し、理解が不十分な点について、調べてまとめておく。また、新たな気付き、意見などもまとめておく。質問事項は書きとめておく。(90分)
【次回事前学習】授業中またはUNIVERSAL PASSPORTにて指示した内容について、調べて記録しておく。疑問点等の確認事項を整理する。(90分)
180分
第3回
授業内容
社会の変化と家族Ⅱ                  【ディスカッション】【プレゼンテーション】
 (世帯の経済状態と子どもの食生活との関連に関する研究)
 
 ・自分の子供時代と今の変化
 ・お母(父)さんはやっぱりすごかった
 ・家族の機能(一人暮らし)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱った内容を見直し、理解が不十分な点について、調べてまとめておく。また、新たな気付き、意見などもまとめておく。質問事項は書きとめておく。(90分)
【次回事前学習】授業中またはUNIVERSAL PASSPORTにて指示した内容について、調べて記録しておく。疑問点等の確認事項を整理する。(90分)
180分
第4回
授業内容
社会の変化と家族 Ⅲ              【ディスカッション】【プレゼンテーション】
 (世帯の経済状態と子どもの食生活との関連に関する研究)

  まとめ
 
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱った内容を見直し、理解が不十分な点について、調べてまとめておく。また、新たな気付き、意見などもまとめておく。質問事項は書きとめておく。(90分)
【次回事前学習】授業中またはUNIVERSAL PASSPORTにて指示した内容について、調べて記録しておく。疑問点等の確認事項を整理する。(90分)
180分
第5回
授業内容
家庭料理と子供の成長Ⅰ        【リアクションペーパー】【グループワーク】

 ・人間の子どもの成長
 ・自分の手料理で子どもを育てたい
 ・子どものためにしたこと
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱った内容を見直し、理解が不十分な点について、調べてまとめておく。また、新たな気付き、意見などもまとめておく。質問事項は書きとめておく。(90分)
【次回事前学習】授業中またはUNIVERSAL PASSPORTにて指示した内容について、調べて記録しておく。疑問点等の確認事項を整理する。(90分)
180分
第6回
授業内容
家庭料理と子供の成長Ⅱ   【ディスカッション】【プレゼンテーション】

    まとめ
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱った内容を見直し、理解が不十分な点について、調べてまとめておく。また、新たな気付き、意見などもまとめておく。質問事項は書きとめておく。(90分)
【次回事前学習】授業中またはUNIVERSAL PASSPORTにて指示した内容について、調べて記録しておく。疑問点等の確認事項を整理する。(90分)
第7回
授業内容
家族と料理Ⅰ             【リアクションペーパー】【グループワーク】
 (日本の食文化における)

 ・風土と料理
 ・お年寄りと親と子どもと
 ・毎日三食休みなしが家庭料理
   (朝飯前)朝ごはん(小昼)昼ごはん おやつ 夜ご飯 夜食
 ・料理する時間は有意義な時間か
 
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱った内容を見直し、理解が不十分な点について、調べてまとめておく。また、新たな気付き、意見などもまとめておく。質問事項は書きとめておく。(90分)
【次回事前学習】授業中またはUNIVERSAL PASSPORTにて指示した内容について、調べて記録しておく。疑問点等の確認事項を整理する。(90分)
180分
第8回
授業内容
家族と料理Ⅱ        【ディスカッション】【プレゼンテーション】
 (日本の食文化における)

 まとめ
 
 
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱った内容を見直し、理解が不十分な点について、調べてまとめておく。また、新たな気付き、意見などもまとめておく。質問事項は書きとめておく。(90分)
【次回事前学習】授業中またはUNIVERSAL PASSPORTにて指示した内容について、調べて記録しておく。疑問点等の確認事項を整理する。(90分)
180分
第9回
授業内容
料理する暮らしⅠ           【リアクションペーパー】【グループワーク】

 ・ケの料理の定番の楽しみ(ケの晴れ)
  病気の楽しみ/だし汁とは優しいもの/朝ごはんの楽しみ/作る楽しみ/漬物/日本の調味料の伝統

 ・ハレの料理の楽しみ
  みんなで作る/おはぎ/赤飯/お寿司


事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱った内容を見直し、理解が不十分な点について、調べてまとめておく。また、新たな気付き、意見などもまとめておく。質問事項は書きとめておく。(90分)
【次回事前学習】授業中またはUNIVERSAL PASSPORTにて指示した内容について、調べて記録しておく。疑問点等の確認事項を整理する。(90分)
180分
第10回
授業内容
料理する暮らしⅡ      【ディスカッション】【プレゼンテーション】

 まとめ
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱った内容を見直し、理解が不十分な点について、調べてまとめておく。また、新たな気付き、意見などもまとめておく。質問事項は書きとめておく。(90分)
【次回事前学習】授業中またはUNIVERSAL PASSPORTにて指示した内容について、調べて記録しておく。疑問点等の確認事項を整理する。(90分)
180分
第11回
授業内容
社会と家庭料理Ⅰ        【リアクションペーパー】【グループワーク】
 
 ・家庭料理の問題(面倒くさい)
 ・家庭料理の苦しみ
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱った内容を見直し、理解が不十分な点について、調べてまとめておく。また、新たな気付き、意見などもまとめておく。質問事項は書きとめておく。(90分)
【次回事前学習】授業中またはUNIVERSAL PASSPORTにて指示した内容について、調べて記録しておく。疑問点等の確認事項を整理する。(90分)
180分
第12回
授業内容
社会と家庭料理Ⅱ      【ディスカッション】【プレゼンテーション】
 
 ・資本主義と食
 ・家庭料理の合理化(外食、中食、加工食品)
 ・食の未来
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱った内容を見直し、理解が不十分な点について、調べてまとめておく。また、新たな気付き、意見などもまとめておく。質問事項は書きとめておく。(90分)
【次回事前学習】授業中またはUNIVERSAL PASSPORTにて指示した内容について、調べて記録しておく。疑問点等の確認事項を整理する。(90分)
180分
第13回
授業内容
社会と家庭料理 Ⅲ    【ディスカッション】【プレゼンテーション】

 まとめ
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱った内容を見直し、理解が不十分な点について、調べてまとめておく。また、新たな気付き、意見などもまとめておく。質問事項は書きとめておく。(90分)
【次回事前学習】授業中またはUNIVERSAL PASSPORTにて指示した内容について、調べて記録しておく。疑問点等の確認事項を整理する。(90分)
180分
第14回
授業内容
食と家庭の教育Ⅰ  【リアクションペーパー】【グループワーク】

 ・食育を定義する
 ・家庭料理の意義
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱った内容を見直し、理解が不十分な点について、調べてまとめておく。また、新たな気付き、意見などもまとめておく。質問事項は書きとめておく。(90分)
【次回事前学習】授業中またはUNIVERSAL PASSPORTにて指示した内容について、調べて記録しておく。疑問点等の確認事項を整理する。(90分)
180分
第15回
授業内容
食と家庭の教育Ⅱ    【ディスカッション】【プレゼンテーション】【レポート(表現)】

 まとめ
事後学習
【事後学習】授業で取り扱った内容を見直し、理解が不十分な点について、調べてまとめておく。また、新たな気付きや全体を通した意見もまとめ、本科目の到達目標に達しているかを確認する。(90分)
90分

フィードバック
授業におけるリアクションペーパーについては、次回以降の授業で適宜取りあげ、説明の不足部分を補い、質問等については応える。
評価方法および評価の基準
各授業のリアクションペーパー(15%)、課題提出(40%)、ディスカッション参加(45%)とし、60点以上を合格とする。
到達目標1. リアクションペーパー(5/15%) 課題提出(20/40%) ディスカッション参加(5/45%)
到達目標2. リアクションペーパー(5/15%) 課題提出(10/40%) ディスカッション参加(20/45%)
到達目標3. リアクションペーパー(5/15%) 課題提出(10/40%) ディスカッション参加(20/45%)

教科書
推薦書・参考文献
授業のテーマに合わせて適宜紹介する。

履修上の助言、教員からのメッセージ
履修希望者は初回の授業に必ず出席すること。希望者が多い場合には履修者数に制限がかかることもある。
本履修では、食事学概論、料理学、和食文化演習Ⅰ、和食文化演習Ⅱ、食卓美学、比較料理学を踏まえた内容を展開するため、これらの科目の既習得者が望ましい。