教員名 : 相馬 満利
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科目名
健康づくりの運動H(球技Ⅲ)
担当教員名
相馬 満利
ナンバリング
NAb2069
学科
2021年度 大学 人間生活学部 健康栄養学科 3年
学年
3年
開講期
2023年度後期
授業形態
実習
単位数
1.00単位
実務経験の有無
有
実務経験および科目との関連性
中学校・高等学校一種免許状(保健体育)の資格を有する教員が担当し、実業団での選手経験および指導経験があり、日本代表として世界女子ソフトボール選手権大会で優勝、アジア大会優勝、実業団日本一経験を持つ教員が、ソフトボールの実践について指導し、併せて指導方法を解説する。
ねらい
①科目の性格
本科目は、健康栄養学科の専門科目「健康運動領域」に該当する卒業要件選択必修科目であり、教職課程における中学校・高等学校一種免許状(保健体育)資格取得のための必修科目である。健康のスペシャリストとして必要な運動技能を実技により修得する。また、球技において、最適なプレーの成果を得るためには、プレー条件やル広い視野を持つ人材を輩出することの社会的な意義について学修する。
【授業の目的】: ・課題解決に向けて取り組むことで、学生主体の授業展開を目指す。また、「身体を動かす」ことの楽しさを伝え、コミュニケーション能力や協調性を深めていく。 ・人間形成や心身共に健康な活力を培うために欠くことのできない身体運動について、科学的に理解し、周りの人々とのコミュ ニケーションをとりながら実践できる知識を、実際の体験を通じて習得すること。 ・運動不足が要因となる病が深刻な社会問題となっているなかで、健康で活力ある生活の基礎となる身体運動の実践能力向上、生涯を通じて運動が実践できる資質の育成。 ②科目の概要
本科目は、「ベースボール型」と「ニュースポーツ」を扱う。その中で、ソフトボール、タスポニー、シッティングバレーボール、キックベースボールを取り上げ、その技術、戦術、体力に関する知識や構造を講義と実技を通して理解する。多くの受講者が「戦術」にかかわることにより生じる運動の楽しさを体験し、生涯スポーツへの導入を目指すとともに、授業のあり方を指導実践などを通して理解し、受講学生がお互いの交流を深める。
③授業の方法(ALを含む)
学生の実態を踏まえたうえで、簡易化されたゲームを学生自らが考案し、実行することを目標に、学生主体の授業を展開していく。
リアクションペーパー/実技、実験/レポート/グループワーク/ディスカッション/レポート(表現)/ICT
④到達目標
【ベースボール型】
・ソフトボールの特性を踏まえ、競技の基本的な要素(技術,戦術,体力)を身に付け、運動のスキルアップをはかり指導方法を獲得することができる。 ・種目の特性を理解しながら、基本的技術の習得とルールの理解を通じて、ゲームを実践できる能力と個人やチームの技能に応じて基本的な動作の学習や指導方法を学ぶことができる。 ・バッティング、スローイング、キャッチング(打つ・投げる・走る・捕る)の基本的な技術を身につけることができる。 【ニュースポーツ(障害者スポーツを含む)】 ・クラス内でとる良いコミュニケーションを通じて、何よりも楽しく意識的にスポーツに取り組むことができる。 ・勝敗にこだわらずレクレーションの一環として気軽に楽しむことを主眼とし、生涯スポーツへの導入を目指すことができる。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NA①-2 健康づくりに関する専門的知見の実践/NA②-2 健康問題への論理的思考・行動/NA③-1 食文化・運動に関する主体的・継続的学修
第1回
事前学習
1.基礎体力つくり。
2.事前に UNIVERSAL PASSPORT でシラバスを確認する。 3.事前に UNIVERSAL PASSPORT で配付した資料に目を通す。 45分
授業内容
ガイダンス:ニュースポーツとはなにか、到達目標、授業の実施方法、受講にあたっての諸注意
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
1.授業の内容を振り返り、新しく学んだことや気づいたことをノートにまとめる。 【次回事前学習】 1.ニュースポーツとは何かを調べておく。 2.タスポニーのルールについて調べておく。 45分
第2回
授業内容
ニュースポーツ<1>:タスポニー
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
1.授業の内容を振り返り、新しく学んだことや気づいたことをノートにまとめる。 【次回事前学習】 1.次回の授業で取り扱うシッティングバレーボールについて、本や動画などで予習する。 2.シッティングバレーボールのルールについて調べておく。 45分
第3回
授業内容
ニュースポーツ<2>:シッティングバレーボール
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
1.授業の内容を振り返り、新しく学んだことや気づいたことをノートにまとめる。 【次回事前学習】 1.次回の授業で取り扱うキックベースボールについて、本や動画などで予習する。 2.ソフトボールや野球のルールを確認しておく。 45分
第4回
授業内容
ニュースポーツ<3>:キックベースボール
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
1.授業の内容を振り返り、新しく学んだことや気づいたことをノートにまとめる。 【次回事前学習】 1.次回の授業で取り扱うソフトボールについて、本や動画などで予習する。 2.ソフトボールや野球のルールを確認しておく。 45分
第5回
授業内容
ソフトボールの特性を学ぶ:歴史、ルール、野球との違い
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
1.授業の内容を振り返り、新しく学んだことや気づいたことをノートにまとめる。 【次回事前学習】 1.次回の授業で取り扱うキャッチボールについて、本や動画などで予習する。 45分
第6回
授業内容
ソフトボール の基本的動作を学ぶ<1>:守備①(身体の使い方、キャッチボール)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
1.授業の内容を振り返り、新しく学んだことや気づいたことをノートにまとめる。 【次回事前学習】 1.次回の授業で取り扱うウィンドミル投法について、本や動画などで予習する。 45分
第7回
授業内容
ソフトボール の基本的動作を学ぶ<2>:守備②(ウィンドミル投法)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
1.授業の内容を振り返り、新しく学んだことや気づいたことをノートにまとめる。 【次回事前学習】 1.次回の授業で取り扱う守備の戦術について、本や動画などで予習する。 45分
第8回
授業内容
ソフトボール の基本的動作を学ぶ<3>:守備③(ポジション別特性、守備の戦術)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
1.授業の内容を振り返り、新しく学んだことや気づいたことをノートにまとめる。 【次回事前学習】 1.次回の授業で取り扱うベースランニングについて、本や動画などで予習する。 45分
第9回
授業内容
ソフトボール の基本的動作を学ぶ<4>:攻撃①(ベースランニング)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
1.授業の内容を振り返り、新しく学んだことや気づいたことをノートにまとめる。 【次回事前学習】 1.次回の授業で取り扱うバッティング動作について、本や動画などで予習する。 45分
第10回
授業内容
ソフトボール の基本的動作を学ぶ<5>:攻撃②(身体の使い方、バット操作の仕方)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
1.授業の内容を振り返り、新しく学んだことや気づいたことをノートにまとめる。 【次回事前学習】 1.次回の授業で取り扱うバッティング動作について、本や動画などで予習する。 45分
第11回
授業内容
ソフトボール の基本的動作を学ぶ<6>:攻撃③(ティー打撃、ロングティー、攻撃の戦術)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
1.授業の内容を振り返り、新しく学んだことや気づいたことをノートにまとめる。 【次回事前学習】 1.次回のリーグ戦のために、トップリーグや大学トップのゲーム動画を視聴し予習する。 2.次回のリーグ戦のために、チーム戦術を考え、ゲームを展開できるようにチームで目標を決めておく。 45分
第12回
授業内容
ゲーム実践:リーグ戦<1>
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
1.授業の内容を振り返り、新しく学んだことや気づいたことをノートにまとめる。 【次回事前学習】 1.次回のリーグ戦のために、トップリーグや大学トップのゲーム動画を視聴し予習する。 2.次回のリーグ戦のために、チーム戦術を考え、ゲームを展開できるようにチームで目標を決めておく。 45分
第13回
授業内容
ゲーム実践:リーグ戦<2>
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
1.授業の内容を振り返り、新しく学んだことや気づいたことをノートにまとめる。 【次回事前学習】 1.次回のリーグ戦のために、トップリーグや大学トップのゲーム動画を視聴し予習する。 2.次回のリーグ戦のために、チーム戦術を考え、ゲームを展開できるようにチームで目標を決めておく。 45分
第14回
授業内容
ゲーム実践:リーグ戦<3>
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
1.授業の内容を振り返り、新しく学んだことや気づいたことをノートにまとめる。 【次回事前学習】 1.これまで学んできた技術や戦術、ルールを復習し、ノートにまとめる。 45分
第15回
授業内容
まとめ
事後学習
1.授業の内容を振り返り、新しく学んだことや気づいたことをノートにまとめる。
180分
フィードバック
1.毎回の授業で記入するリアクションペーパーをもとに、次回の冒頭でフィードバックを行う。
2.授業後、全体に向けてフィードバックを行う。 3.リアクションペーパーや課題レポートなどの提出物にコメント・評価をつけて返却する。 評価方法および評価の基準
【評価方法】出席状況、受講態度、積極性・協調性などの総合評価とする。
【割合】到達目標全てにおいて、平常点(授業に対する意欲、関心、態度を含む)50%、毎回のまとめ(リアクションペーパー)20%、実技テストやレポート課題30%とし、総合的に評価する。 【基準】60%以上を合格とする。授業内で行うゲームの勝敗等については、マイナスの評価はしない。欠席時間が4回を超えると評価を行わない(遅刻2回で、欠席1回とする)。 合格点に満たなかった場合は、追加課題を課す。実施日・教室・実施内容の詳細は、事前にUNIVERSAL PASSPORTにて周知する。 教科書
推薦書・参考文献
特に指定はありません。必要な資料は授業中に配布します。
履修上の助言、教員からのメッセージ
1.次回の授業で取り扱う技術について、本や動画などで予習すること。
2.外履き、運動に適した服装で参加すること。 ※体調不良等の理由でやむを得ない場合は見学となるが、その際も運動着に必ず着替えること。 ※天候等、場合によっては、アリーナで行う場合があるので外履き・インシューズの両方を必ず準備すること。 装飾品(ピアスやネックレス等)は外し、長髪の場合は髪をまとめ、運動に適した服装で受講すること。運動の得意・不得意、技術レベルに関係なく、受講生全員が心から楽しめる授業にするため、積極的・主体的な発言や行動をおこなうこと、また、仲間とともに身体を動かすことを楽しめるマインドをもつことを期待する。授業中は、受講学生同士の積極的な交流を期待する。 また、ベースボール型は、小学校高学年、中学等で必修科目となっており、各都道府県の採用試験等でもベースボール型に関する試験内容が出題されている。ベースボール型に携わる機会も増え、その競技特性をよく理解し、基本的な動作ができるように一緒に楽しみましょう。 |