シラバス情報

科目名
公衆栄養学実習 1Cクラス(15:00〜17:15)
担当教員名
徳野 裕子
ナンバリング
NAa4038
学科
2021年度 大学 人間生活学部 健康栄養学科 4年
学年
4年
開講期
2023年度前期
授業形態
実習
単位数
1.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
担当者は、管理栄養士であり、保健所におけるコロナ積極的疫学調査員としての実務経験を有する。その経験を通して身近に公衆栄養領域を考えられる材料を提供できる。

ねらい
①科目の性格
健康栄養学科栄養士養成の教育科目の一つであり、栄養・食生活領域の中の栄養の指導分野の科目であり、健康栄養学科での選択科目である。すでに学んできたすべての科目を自ら進めていく内容に組み合わせていくため、これまで学んできたすべての基礎的な知識をとても必要とする。卒業を目の前にした栄養士として必要な知識を活用することができるようにするための実践的な実習である。
②科目の概要
この科目では、公衆栄養活動で必要とするコミュニティー(地域)の健康・栄養関連の問題やニーズを的確に情報収集し、分析し、それらの課題分析とアセスメントを行う公衆栄養マネジメントについて学ぶ。そのために必要な専門的技術や手法を修得することを目的とする。また、2019年12月から始まった感染症による脅威の中での生活について公衆衛生学分野の中の公衆栄養学を意識した実習とする。
③授業の方法(ALを含む)
本実習では、地域における公衆栄養活動を実践できるための必要な知識が身に付いたかをミニテストで確認する。課題解決能力を身につけるために、課題やプレゼンテーションを行う。また習得した技術を活用できるようにグループでのディスカッションをしながら、実際のフィールドにて実習を行い協働性を身につけられるようにする。その際に必要な主体的学びができるための学習方法を実施する。なお、この授業は4年生であり、授業時間外での課題作成や準備、グループワークが存在するため就職活動等による一部欠席者が多数の場合は、集中にて実施されることもある。
ミニテスト/実技、実験/グループワーク/ディスカッション/プレゼンテーション/レポート(表現)/ロールプレイ・模擬授業/フィールドワーク
④到達目標
①コミュニティーの成り立ちと健康問題との関係性について理論的に考え行動できる。
②公衆栄養活動に必要な技術を身に付け、問題把握から、解決策を立案できる。
③公衆栄養活動に必要な手法を修得し、コミュニティーにおける多様な人々と協働することができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NA②-2 健康問題への論理的思考・行動/NA③-2 問題の把握、解決策の立案/NA③-3 社会における多様な人々との協働

内容
第1回 オリエンテーション 公衆栄養学実習の目的・公衆栄養マネジメントについて
第2回 人々の健康と病気と公衆栄養との関係【リアクションペーパー・グループワーク・レポート】
第3回  食事調査を中心とした栄養アセスメントについて【リアクションペーパー・レポート】
第4回 公衆栄養プログラムの計画策定【リアクションペーパー・グループワーク】
第5回 公衆栄養プログラムの計画策定【リアクションペーパー・グループワーク】
第6回 公衆栄養プログラムの計画策定【リアクションペーパー・グループワーク】
第7回 公衆栄養活動計画の実施準備【リアクションペーパー・グループワーク】
第8回 公衆栄養活動計画の実施準備【リアクションペーパー・グループワーク】
第9回  統計処理【リアクションペーパー・グループワーク】
第10回   統計処理【リアクションペーパー・グループワーク・レポート】
第11回 公衆栄養活動計画の実施準備【リアクションペーパー・グループワーク】【模擬授業】
第12回 公衆栄養活動計画の実施準備【リアクションペーパー・グループワーク】【模擬授業】
第13回 公衆栄養活動の実施【リアクションペーパー・フィールドワーク】
第14回 公衆栄養活動の報告書作成と評価【リアクションペーパー・グループワーク・レポート】
第15回 まとめ【リアクションペーパー・プレゼンテーション・レポート】
各授業回における授業外学習の内容・所要時間
各授業前の準備には45分、授業内でまとめることができなかった時には授業終了後45分〜90分(グループでの活動も含む)
第1回から第6回 事前事後45分
第7回から第10回 事前45分、事後90分
第11回から第15回 事前事後45分

フィードバック
随時、質問に対しては答え、レポートなどを確認しながらフィードバックを行う。レポートやミニテストについては、誤っていることろについて伝える。
評価方法および評価の基準
実習への出席状況を含むグループ活動30% 課題提出(作成媒体、レポート、ミニテストを含む)40%、プレゼンテーション(模擬授業やフィールドワークを含む)30% 総合評価60%以上を合格とする。
到達⽬標1 グループ活動(5%/40%)、課題提出(25%/40%)、プレゼンテーション(10%/40%)、
到達⽬標2 クループ活動(10%/30%)、課題提出(10%/30%)、模擬授業・プレゼンテーション(10%/30%)
到達⽬標3 クループ活動(15%/30%)、課題提出(5%/30%)、模擬授業・プレゼンテーション(10%/30%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
わかる公衆衛生学たのしい公衆衛生学
丸井英二編者
弘文堂
9784335760211
推薦書・参考文献
草間かおる他 イラスト公衆栄養学 東京教学社

履修上の助言、教員からのメッセージ
栄養士資格を取得するための公衆栄養学実習です。この実習で得た内容と経験を社会で活躍する際に利用し、応用してもらいたいことを切に願い実習を実施しています。