シラバス情報

科目名
栄養指導論実習Ⅰ 2Bクラス(9:00〜11:15)
担当教員名
村田 浩子
ナンバリング
NAa3024
学科
2021年度 大学 人間生活学部 健康栄養学科 2年
学年
2年
開講期
2023年度後期
授業形態
実習
単位数
1.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
管理栄養⼠として病院や診療所などの臨床現場や公認スポーツ栄養として競技者の栄養ケアマネジメントの実務を⾏ってきた教員が担当する。そのため、栄養アセスメントの⽅法別に⼿技を指導し、実施⽅法の選択や適⽤、評価を栄養指導の流れ経験させる中で、実習を通して理解を深めるよう実務経験を活かしてサポートする。

ねらい
①科目の性格
本科⽬は、健康栄養学科の栄養領域のうち栄養の指導に関する授業科目であり、選択専⾨科⽬である。栄養士免許状を取得するためには必修科目であり、栄養⼠養成カリキュラムにおける栄養の指導に関する科⽬として位置づけられている。本科⽬は栄養指導論Ⅰの内容を実習を通して実践し、栄養指導論Ⅱおよび栄養指導論実習Ⅱの基礎となるものである。
②科目の概要
栄養指導論Ⅰで学んだ内容のうち、対象者の⾝体計測結果や⾷事調査、⽣活時間調査などの栄養アセスメントを根拠としてどのように栄養指導の計画に⽣かし、栄養指導を実施し、再評価を⾏うかの流れを実習する。
③授業の方法(ALを含む)
栄養ケアマネジメントの流れに沿って実習を⾏う。栄養アセスメントの流れの区切りごとに実習内容をまとめた課題を提出する。提出された課題については翌週以降にフィードバックを⾏い、修正したうえでその後の栄養ケアマネジメントの流れを⾏う。最終的に指導期間に応じた栄養ケアマネジメントの評価を⾏いプレゼンテーションする。まとめのプレゼンテーションに対してクラスまたはグループ内でのディスカッション、教員からの講評をいかし、最終的に栄養ケアマネジメントのまとめを行う。
リアクションペーパー/実技、実験/レポート/グループワーク/ディスカッション/プレゼンテーション/ロールプレイ・模擬授業
④到達目標
1, 栄養アセスメントの実施⽅法を理解し、実施できる。
2.栄養ケアマネジメントの流れを理解し、栄養アセスメント結果に基づいたケア計画を作成できる。
3.栄養ケア計画に基づいた栄養指導を実施し、マネジメントの評価を⾏うことができる。
4.実施した栄養ケアマネジメントをまとめて発表できる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NA①-2 健康づくりに関する専門的知見の実践/NA②-1 情報収集、エビデンスに基づく判断・評価/NA③-2 問題の把握、解決策の立案

第1回
事前学習
栄養指導論で学んだ栄養ケアマネジメントの流れを復習しておく
45分
授業内容
栄養ケアマネジメントの流れの説明、スクリーニング、⽬的の設定、栄養指導記録の作成【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
第1回目の実習の復習を行う
45分
第2回
授業内容
栄養アセスメント ⾝体計測・臨床検査・臨床診査・問診の実施【実技】【ロールプレイ】【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
第2回目の実習の復習を行う
45分
第3回
授業内容
栄養アセスメント ⾝体計測・臨床検査・臨床診査・問診の実施【実技】【ロールプレイ】【グループワーク】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
第3回目の実習の復習を行う
45分
第4回
授業内容
栄養アセスメント ⾷事調査・⾝体活動調査の説明、実施のための準備【実技】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
第4回目の実習の復習を行う
45分
第5回
授業内容
栄養アセスメント ⾷事調査・⾝体活動調査実施状況と内容の確認、分析評価の実施 1回目【実技】【リアクションペーパー】

事後学習・次回事前学習
第5回目の実習の復習を行う
45分
第6回
授業内容
栄養アセスメント ⾷事調査・⾝体活動調査実施状況と内容の確認、分析評価の実施 2回目【実技】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
第6回目の実習の復習を行う
45分
第7回
授業内容
栄養アセスメント ⾷事調査・⾝体活動調査内容の解析および評価(対象者別の⽬標栄養量の設定)1回目【実技】【レポート】【リアクションペーパ
事後学習・次回事前学習
第7回目の実習の復習を行う
45分
第8回
授業内容
栄養アセスメント ⾷事調査・⾝体活動調査内容の解析および評価(対象者別の⽬標栄養量の設定)2回目【実技】【レポート】【リアクションペーパ第
事後学習・次回事前学習
第8回目の実習の復習を行う
45分
第9回
授業内容
栄養アセスメントのまとめと問題点の抽出、栄養ケア計画の作成、栄養アセスメントのフィードバック用紙、栄養指導媒体の作成1回目【実技】【レポート】と発表内容の相互評価
事後学習・次回事前学習
第9回目の実習の復習を行う
45分
第10回
授業内容
栄養アセスメントのまとめと問題点の抽出、栄養ケア計画の作成、栄養アセスメントのフィードバック用紙、栄養指導媒体の作成2回目【実技】【レポート】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
第10回目の実習の復習を行う
45分
第11回
授業内容
栄養指導の実施、栄養ケア計画の説明と実施前の修正、モニタリング内容の決定と実施のための準備【実技】
事後学習・次回事前学習
第11回目の実習の復習を行う
45分
第12回
授業内容
栄養ケア計画の実践 モニタリング、栄養指導2回目における再評価、栄養ケア計画の修正、PDCAサイクルについて【実技】【ロールプレイ】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
第12回目の実習の復習を行う
45分
第13回
授業内容
再評価およびマネジメント評価とまとめ グループ内発表と討議 まとめのスライド作成【実技】【グループワーク】【プレゼンテーション】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
第13回目の実習の復習を行う
45分
第14回
授業内容
栄養ケアマネジメントまとめ プレゼンテーションと発表内容の相互評価【プレゼンテーション】【討議】【リアクションペーパー】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第14回目の実習の復習を行う
45分
第15回
授業内容
栄養ケアマネジメントまとめ プレゼンテーションと発表内容の相互評価 【プレゼンテーション】【討議】【リアクションペーパー】【レポート】
事後学習
第15回目のまとめの発表において他の学生の発表内容から学んだことを反映させて自分のまとめのスライドに修正を加え、完成させる
45分

フィードバック
栄養ケアマネジメントの各段階における提出物(おもに栄養指導記録)に対して修正点を含めたコメント返却やアドバイスを行う。リアクションペーパーによる質問に適宜回答する。
評価方法および評価の基準
授業態度及び取り組み姿勢30%,提出物(リアクションペーパ含む)およびプレゼンテーション50%,知識・技術の習得状況20%とし,総合評価の60点以上を合格とする.
提出物については添削して返却し、プレゼンテーションについては講評を⾏う.
到達⽬標1.授業態度及び取り組み姿勢(10%/30%),提出物およびプレゼンテーション(10%/50%),知識・技術の習得状況(10%/20%)
到達⽬標2.授業態度及び取り組み姿勢(5%/30%),提出物およびプレゼンテーション(5%/50%),知識・技術の習得状況(5%/20%)
到達⽬標3.授業態度及び取り組み姿勢(5%/30%),提出物およびプレゼンテーション(5%/50%),知識・技術の習得状況(5%/20%)
到達⽬標4.授業態度及び取り組み姿勢(10%/30%),提出物およびプレゼンテーション(30%/50%),知識・技術の習得状況(0%/20%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
アスリートの栄養アセスメント
田口素子 責任編集
第一出版
978-4-8041-1374-6
推薦書・参考文献
日本人の食事摂取基準2020年版(出版されている紙媒体のもの)を手元に置き、必要事項を書き込みながら実習に臨んでください。

履修上の助言、教員からのメッセージ
栄養指導論Ⅰで学習した内容に関して、実習を通して技術を覚えましょう。今後、栄養⼠となり実務を⾏う中で求められる技術です。作業が多いですが、実習を通して⾝につくことも多いはずです。