教員名 : 髙田 健人
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科目名
臨床栄養学 1Bクラス
担当教員名
髙田 健人
ナンバリング
NAa3029
学科
2021年度 大学 人間生活学部 健康栄養学科 3年
学年
3年
開講期
2023年度前期
授業形態
講義
単位数
2.00単位
実務経験の有無
無
実務経験および科目との関連性
無
ねらい
①科目の性格
本科目は、健康栄養学科の栄養領域「栄養と健康」に該当する卒業要件選択科目として位置付けられ、栄養士免許取得のための必修科目である。食事療法演習、臨床栄養学実習の基礎を学修するものである。
②科目の概要
医療・福祉領域における臨床栄養の意義を理解するとともに、傷病者や要介護者等を対象とした栄養ケア・マネジメント(栄養管理プロセス)を系統的に学修し、栄養ケアの実施と記録方法の基礎的知識を修得する。
また、病態に応じた食事の管理を中心とした栄養管理として、栄養障害、代謝・内分泌疾患、循環器疾患について理解する。 ③授業の方法(ALを含む)
講義による解説を中心として、ケースに基づくグループディスカッションを取り入れた授業を行う。
授業後にはリアクションペーパーを提出してもらい、次週の授業開始時にコメントをフィードバックする。 ミニテスト/リアクションペーパー/ディスカッション/ケースメソッド
④到達目標
到達目標1.臨床栄養の意義を理解し、栄養・ケアマネジメントの必要性について基礎的知識を修得し、説明できる。
到達目標2.傷病者や要介護者等に対する栄養ケア・マネジメントの一連のプロセスを文章で表現できる。 到達目標3.傷病者や要介護者等に対する栄養ケアの実施と記録のための知識を修得し、説明することができる。 到達目標4.病態に応じた食事の管理を中心とした栄養管理として、栄養障害、代謝・内分泌疾患、循環器疾患について説明することができる。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NA①-1 栄養に関する基礎的知識と技能/KE①-2 健康維持・疾病予防の指導
第1回
事前学習
本科目の特性および授業内容を理解するために、シラバスを確認する。
教科書と配布資料に基づき、「臨床栄養の概念と意義・栄養士として求められる職業倫理」について整理・理解しておく。 90分
授業内容
臨床栄養の概念と意義・栄養士として求められる職業倫理(ガイダンスを含む)
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業で扱った内容を見直し、理解が不十分な内容について質問項目を整理しておく。
[次回事前学習]教科書と配布資料に基づき、「臨床現場における栄養士の役割、医療・介護保険制度における栄養管理」について整理・理解しておく。 180分
第2回
授業内容
臨床現場における栄養士の役割、医療・介護保険制度における栄養管理
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業で扱った内容を見直し、理解が不十分な内容について質問項目を整理しておく。
[次回事前学習]教科書と配布資料に基づき、「傷病者・要介護者等に対する栄養ケア・マネジメントの系統的手順」について整理・理解しておく。 180分
第3回
授業内容
傷病者・要介護者等に対する栄養ケア・マネジメントの系統的手順
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業で扱った内容やミニテストを見直し、理解が不十分な内容について質問項目を整理しておく。
[次回事前学習]教科書と配布資料に基づき、「傷病者・要介護者等に対する栄養スクリーニング(主観的評価、客観的評価)」について整理・理解しておく。 180分
第4回
授業内容
ミニテスト①(第1〜3回の内容について)
傷病者・要介護者等に対する栄養スクリーニング(主観的評価、客観的評価) 事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業で扱った内容を見直し、理解が不十分な内容について質問項目を整理しておく。
[次回事前学習]教科書と配布資料に基づき、「傷病者・要介護者等に対する臨床診査、臨床検査の方法と栄養状態の評価」について整理・理解しておく。 180分
第5回
授業内容
傷病者・要介護者等に対する栄養アセスメント(1):臨床診査、臨床検査の方法と栄養状態の評価
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業で扱った内容を見直し、理解が不十分な内容について質問項目を整理しておく。
[次回事前学習]教科書と配布資料に基づき、「傷病者・要介護者等に対する食事摂取調査、身体計測」について整理・理解しておく。 180分
第6回
授業内容
傷病者・要介護者等に対する栄養アセスメント(2):食事摂取調査・身体計測の方法と栄養状態の評価
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業で扱った内容を見直し、理解が不十分な内容について質問項目を整理しておく。
[次回事前学習]教科書と配布資料に基づき、「傷病者・要介護者等に対する栄養ケアの目標設定、必要栄養量の設定」について整理・理解しておく。 180分
第7回
授業内容
ミニテスト②(第4〜6回の内容について)
傷病者・要介護者等に対する栄養ケア計画の立案(1):栄養ケアの目標設定、必要栄養量の設定 事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業で扱った内容を見直し、理解が不十分な内容について質問項目を整理しておく。
[次回事前学習]教科書と配布資料に基づき、「傷病者・要介護者等に対する栄養補給方法(種類と選択、経口栄養法)」について整理・理解しておく。 180分
第8回
授業内容
傷病者・要介護者等に対する栄養ケア計画の立案(2):栄養補給方法① 栄養補給方法の種類と選択、経口栄養法の特徴と選択
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業で扱った内容を見直し、理解が不十分な内容について質問項目を整理しておく。
[次回事前学習]教科書と配布資料に基づき、「傷病者・要介護者等に対する栄養補給方法(経腸栄養法・静脈栄養法)」について整理・理解しておく。 180分
第9回
授業内容
傷病者・要介護者等に対する栄養ケア計画の立案(3)栄養補給方法② 経腸栄養法・静脈栄養法の特徴、選択および合併症
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業で学んだことから、傷病者・要介護者等における経口摂取の意義に関するリアクションペーパーを実施する。
[次回事前学習]教科書と配布資料に基づき、「傷病者・要介護者等に対する栄養ケアの実施と記録・モニタリング(傷病者・要介護者に対する栄養教育)」について整理・理解しておく。 180分
第10回
授業内容
傷病者・要介護者等に対する栄養ケアの実施と記録・モニタリング(傷病者・要介護者に対する栄養教育)
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業で扱った内容を見直し、理解が不十分な内容について質問項目を整理しておく。
[次回事前学習]教科書と配布資料に基づき、「栄養障害(飢餓、たんぱく質・エネルギー栄養障害)の栄養管理」について整理・理解しておく。 180分
第11回
授業内容
ミニテスト③(第7〜10回の内容について)
病態に応じた食事の管理を中心とした栄養管理(1)栄養障害(飢餓、たんぱく質・エネルギー栄養障害) 事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業で扱った内容を見直し、理解が不十分な内容について質問項目を整理しておく。
[次回事前学習]教科書と配布資料に基づき、「代謝・内分泌系疾患(メタボリックシンドローム、肥満症・糖尿病、脂質異常症)の栄養管理」について整理・理解しておく。 180分
第12回
授業内容
病態に応じた食事の管理を中心とした栄養管理(2)代謝・内分泌系疾患(メタボリックシンドローム、肥満症・糖尿病、脂質異常症)
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業で扱った内容やミニテストを見直し、理解が不十分な内容について質問項目を整理しておく。
[次回事前学習]教科書と配布資料に基づき、「循環器系疾患(高血圧症、動脈硬化症)の栄養管理」について整理・理解しておく。 180分
第13回
授業内容
病態に応じた食事の管理を中心とした栄養管理(3)循環器系疾患(高血圧症、動脈硬化症)
次週グループディスカッションのケース提示 事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業で扱った内容を見直し、理解が不十分な内容について質問項目を整理しておく。
[次回事前学習]授業時に提示したケースの栄養ケア・マネジメントについて、教科書以外の資料等も調べ、自分の考えを整理しておく。 180分
第14回
授業内容
傷病者に対する栄養ケア・マネジメント【ケースメソッド】【グループディスカッション 】
事後学習・次回事前学習
[事後学習]授業で扱った内容を見直し、理解が不十分な内容について質問項目を整理しておく。
[次回事前学習]教科書と配布資料等に基づき、定期試験の準備を行う。 180分
第15回
授業内容
まとめ
事後学習
定期試験のフィードバックを基に教科書や配布資料等で再確認し、必要に応じてまとめる。全授業で扱った内容を復習し、関心事や疑問点について最新の文献を参照し理解を深める。
90分
フィードバック
リアクションペーパーは、翌週の講義でフィードバックする。
評価方法および評価の基準
ミニテスト(30%)、期末試験(60%)の成績およびリアクションペーパーの提出(10%)によって評価し、総合評価60点以上を合格とする。
到達目標における各課題の評価の手段と比率は以下の通りである。 到達目標1:ミニテスト(10%/30%)、期末試験(20%/60%) 到達目標2:ミニテスト(10%/30%)、期末試験(20%/60%)、リアクションペーパー(10%/10%) 到達目標3:ミニテスト(10%/30%)、期末試験(20%/60%) 教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
エッセンシャル臨床栄養学第9版
佐藤和人、田中雅彰、小松龍史
医歯薬出版株式会社
978-4-263-70826-2
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推薦書・参考文献
授業内で提示します。
履修上の助言、教員からのメッセージ
教科書や配布資料からの学び以外に、普段から栄養と健康、栄養と疾病をテーマに情報や文献等を幅広く入手し、主体的に学習を進めることを期待します。
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