シラバス情報

科目名
基礎栄養学実験 1Aクラス(9:00〜11:15)
担当教員名
端田 寛子
ナンバリング
NAa2013
学科
2021年度 大学 人間生活学部 健康栄養学科 1年
学年
1年
開講期
2023年度前期
授業形態
実験
単位数
1.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
本科目は健康栄養学科の専門科目教育課程「栄養領域」の「栄養と健康」に関する科目として位置づけられている。また、栄養士養成教育課程(健康栄養学科)の科目でもあるため、栄養士免許取得のために必須の科目である。基礎栄養学で学修する事項について実験を通じて体得し、健康と栄養を学ぶための基礎となる科目である。
②科目の概要
基本的な化学実験の知識と技術を習得し、タンパク質・糖質・脂質の化学的特性および栄養学的特性や消化酵素のはたらきについて理解を深める。
③授業の方法(ALを含む)
単元ごとに実験講義およびデモンストレーションを行う。実験は手順書に従い、1人ずつまたは2人1組で行う。得られた結果を元に考察し、各自レポートにまとめる。14回目の授業では、実験で得られた結果と基礎栄養学講義で学んだ知識を結びつけ、グループごとにプレゼンテーションを行う。
実技、実験/レポート/グループワーク/プレゼンテーション
④到達目標
1. 基本的な実験機器および器具を正しく使用することができる。
2. 実験の目的、方法とその原理を理解して実験を行うことができる。
3. 科学的根拠に基づいた考え方により結果を解釈し、レポートを作成できる。
4. 実験を通して基礎栄養学で学修した知識をより深く理解し、栄養と代謝、生体機能を関連付けて説明できる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NA①-1 栄養に関する基礎的知識と技能/NA①-2 健康づくりに関する専門的知見の実践/NA②-1 情報収集、エビデンスに基づく判断・評価

第1回
事前学習
授業内容
オリエンテーション(安全に実験を行うための心構え)
事後学習・次回事前学習
第2回
授業内容
基本実験手技の習得【実験】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
第3回
授業内容
第一部 栄養素の定性実験 実験講義【実験】
事後学習・次回事前学習
第4回
授業内容
実験準備・試薬調整【実験】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
第5回
授業内容
タンパク質およびアミノ酸の定性(タンパク質の呈色反応)【実験】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第6回
授業内容
糖質の定性Ⅰ(糖質の呈色反応)【実験】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第7回
授業内容
糖質の定性Ⅱ(未知試料分析)【実験】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第8回
授業内容
演習:食事たんぱく質の栄養価の評価
事後学習・次回事前学習
第9回
授業内容
第二部 栄養素の消化に関する実験 実験講義【実験】
事後学習・次回事前学習
第10回
授業内容
唾液の緩衝能【実験】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第11回
授業内容
唾液アミラーゼによるデンプンの消化【実験】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第12回
授業内容
ペプシンによるタンパク質の消化【実験】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第13回
授業内容
リパーゼによる脂質の消化(脂質の薄層クロマトグラフィー)【実験】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第14回
授業内容
グループ発表【グループワーク】【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
第15回
授業内容
まとめ
事後学習

フィードバック
提出されたレポートは、翌週以降の授業内でフィードバックする。
評価方法および評価の基準
評価方法および評価の基準 レポート(50%)、プレゼンテーション(10%)、筆記試験(30%)、実験の取り組み(10%)により評価を行い、60点以上を合格とする。
到達目標1.筆記試験(20%/30%)、実験の取り組み(5%/10%)
到達目標2.筆記試験(10%/30%)、レポート(20%/50%)、実験の取り組み(5%/10%)
到達目標3.レポート(30%/50%)
到達目標4.プレゼンテーション(10%/10%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
指定しない。別途資料を配布する。
推薦書・参考文献
「栄養科学イラストレイテッド 基礎栄養学」田地陽一 編 羊土社
「食品解説付き 8訂準拠 ビジュアル食品成分表」「新しい食生活を考える会」編著 大修館書店

履修上の助言、教員からのメッセージ