シラバス情報

科目名
日本語研究A(時事Ⅰ)
担当教員名
荒井 あさ香
ナンバリング
NEi3050
学科
2021年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 社福・介護コース 1年
学年
1年
開講期
2023年度前期
授業形態
演習
単位数
1.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
この科目は共通科目の「日本語(非母語者向)」領域の選択科目にあたる。かつ、日本語学修プログラムの選択科目である。日本語研究A〜Fは、分野ごとにその分野に関連した日本語運用能力を高めることを目指すものであり、本科目はそのうちの時事の分野にあたる。
②科目の概要
時事問題、社会的なトピック、自分を取り巻く社会や生活で起きていることについて、学び、考え、話しあう。自分の考えや意見を整理し、自分の言葉で物事を説明する力を身につけます。
③授業の方法(ALを含む)
基本的に教科書のテーマに沿って進めますが、ニュースや記事など生教材も活用しながら日々の生活と関連付けた方法で進めます。外の世界と学習をつなぐことで、内容への興味と理解をさらに深め、論理的に相手に伝える練習をします。
ミニテスト/レポート/ディスカッション/ディベート
④到達目標
到達目標1.  時事問題やアカデミックなトピックについての読み物を読み、理解できる。

到達目標2.時事問題に対して自分の意見を持ち、自分の言葉で考えを伝えられる。

到達目標3.日本語を用いて、物事を論理的に表現できる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NE①-5 論理的に表現する力/NE⑦-5 日本語運用能力

第1回
事前学習
自己紹介する準備をする。興味を持っていること、最新の日本国内ニュースや話題になっていることをクラスメートに説明できるように調べて準備しておくこと。
45分
授業内容
①オリエンテーション(15回の授業に関する進め方を説明)
②自己紹介、クラス内で自分の興味があるテーマ、日本国内の最新ニュースなどを共有する。
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内で学んだ内容を復習する。課題に対する取り組み。
【次回事前学習】次の授業で学ぶ「読み物」の語彙を予習し、本文の内容をおおまかに理解しておく。
45分
第2回
授業内容
テーマ1「言語と向き合う」
①私の名は。(ディスカッション)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内で学んだ内容を復習する。課題に対する取り組み。
【次回事前学習】次の授業で学ぶ「読み物」の語彙を予習し、本文の内容をおおまかに理解しておく。
45分
第3回
授業内容
テーマ1「言語と向きあう」
②多言語状況を考える(ディスカッション)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内で学んだ内容を復習する。課題に対する取り組み。
【次回事前学習】次の授業で学ぶ「読み物」の語彙を予習し、本文の内容をおおまかに理解しておく。
45分
第4回
授業内容
テーマ2「子どもと自尊感情」
①幸福度の低い日本の子供(ディスカッション)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内で学んだ内容を復習する。課題に対する取り組み。
【次回事前学習】次の授業で学ぶ「読み物」の語彙を予習し、本文の内容をおおまかに理解しておく。
45分
第5回
授業内容
テーマ2「子どもと自尊感情」
②『自尊感情を高めよう』を再考(ディスカッション)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内で学んだ内容を復習する。課題に対する取り組み。
【次回事前学習】次の授業で学ぶ「読み物」の語彙を予習し、本文の内容をおおまかに理解しておく。
45分
第6回
授業内容
テーマ3「変わりゆく世界」
①高度経済成長期の日本(ディスカッション)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内で学んだ内容を復習する。課題に対する取り組み。
【次回事前学習】次の授業で学ぶ「読み物」の語彙を予習し、本文の内容をおおまかに理解しておく。
45分
第7回
授業内容
テーマ3「変わりゆく世界」 
②持続可能な社会(ディベート)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内で学んだ内容を復習する。課題に対する取り組み。
【次回事前学習】前半で学んだ内容を振り返り復習する。
45分
第8回
授業内容
前半まとめ 
・授業中にとりあげた日本語表現に関する質問に答える。
・内容に関する質問(記述式)に答える。

事後学習・次回事前学習
【事後学習】前半に学習した内容を整理する。
【次回事前学習】次の授業で学ぶ「読み物」の語彙を予習し、本文の内容をおおまかに理解しておく。
45分
第9回
授業内容
テーマ4「自分でつくるキャリア」 
①人生の先輩が教えてくれるキャリアの作り方(ディスカッション)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内で学んだ内容を復習する。課題に対する取り組み。
【次回事前学習】次の授業で学ぶ「読み物」の語彙を予習し、本文の内容をおおまかに理解しておく。
45分
第10回
授業内容
テーマ4「自分でつくるキャリア」
②変化するキャリア観(ディスカッション)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内で学んだ内容を復習する。課題に対する取り組み。
【次回事前学習】次の授業で学ぶ「読み物」の語彙を予習し、本文の内容をおおまかに理解しておく。
45分
第11回
授業内容
テーマ5「フェア?アンフェア?」
①ある熟年夫婦の関係性(ディスカッション)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内で学んだ内容を復習する。課題に対する取り組み。
【次回事前学習】次の授業で学ぶ「読み物」の語彙を予習し、本文の内容をおおまかに理解しておく。
45分
第12回
授業内容
テーマ5「フェア?アンフェア?」
②女性の働き方(ディベート )
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内で学んだ内容を復習する。課題に対する取り組み。
【次回事前学習】次の授業で学ぶ「読み物」の語彙を予習し、本文の内容をおおまかに理解しておく。
45分
第13回
授業内容
テーマ6「いのちと科学」
①いのちの『終わり』は誰が決めるのか(ディベート)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内で学んだ内容を復習する。課題に対する取り組み。
【次回事前学習】次の授業で学ぶ「読み物」の語彙を予習し、本文の内容をおおまかに理解しておく。
45分
第14回
授業内容
テーマ6「いのちと科学」
②いのちをつくってもいいですか(ディスカッション)
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内で学んだ内容を復習する。課題に対する取り組み。
【次回事前学習】後半で学んだ内容を振り返り復習する。
45分
第15回
授業内容
後半まとめ
・授業中にとりあげた日本語表現に関する質問に答える。
・内容に関する質問(記述式)に答える。
事後学習
興味をもったテーマについての自分なりの感想や意見を整理し、書く、人に話す、などの方法でアウトプットしてみる。
45分

フィードバック
提出された課題にはコメントを付し、翌週の授業で返却する。必要に応じて授業内でフィードバックする。また、内容についての質問はその場で受け付ける。
評価方法および評価の基準
授業への参加度と課題への取り組み:30点、復習テスト:70点とし、総合評価60点以上を合格とする。

到達目標1:授業への参加度と課題への取り組み(10%/30%)、「まとめ」に対する評価(25%/70%) 
到達目標2:授業への参加度と課題へ取り組み (10%/30%)、「まとめ」に対する評価(25%/70%)
到達目標3:授業への参加度と課題への取り組み(10%/30%)、「まとめ」に対する評価(20%/70%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
考える人の【上級】日本語読解
奥山貴之・宇津木奈美子・東会娟
凡人社
978-4-89358-976-7
推薦書・参考文献

履修上の助言、教員からのメッセージ
事前学習の語彙の予習は必ず行うこと。授業の進行に応じて適宜課題を出します。内容を学ぶための日本語という意識をもって取り組むことをを求めます。テーマにそって日本語を用いて学び考える中で、自分の生活や人生の選択の材料を得ることが期待できます。