シラバス情報

科目名
保育実習指導Ⅱ
担当教員名
亀﨑 美沙子
ナンバリング
NDe3086
学科
2021年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 社福・介護コース 3年
学年
3年
開講期
2023年度前期
授業形態
演習
単位数
1.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
地域子育て支援施設において、子どもの保育や保護者に対する相談業務に携わった経験をもつ教員が担当し、保育所の機能や役割について、家庭や地域との関係的な視点から、保育および子育て支援について理解を深めることができるよう指導する。

ねらい
①科目の性格
本科目は人間福祉学科における社会福祉実践科目である。また、保育士資格取得のための選択必修科目であり、「保育実習Ⅱ」に参加するための事前・事後指導を行うである。
「保育実習Ⅱ」に参加する場合には、必ず履修しなければならない。
②科目の概要
本科目は、人間福祉学科における社会福祉実践科目である。また、保育士資格取得のための必修科目であり、「保育実習Ⅱ」に参加するための実習事前・事後指導である。そのため、「保育実習Ⅱ」に参加を希望する場合には、必ず履修しなければならない。
③授業の方法(ALを含む)
本科目では、「保育実習Ⅱ」に向けて、実際の保育内容について抗議やレポート作成を通して学びを深めるとともに、実習指導案を作成し、模擬保育により実践の具体的方法を学んでいく。
実技、実験/レポート/グループワーク/ロールプレイ・模擬授業
④到達目標
到達目標1. 実習先保育所の特色および実習内容を理解し、説明することができる。
到達目標2. 子どもの発達や興味関心、保育の目標等に応じた保育を構想し、指導案を作成することができる。
到達目標3. 模擬保育を通して、自らの保育実践を評価・省察し、改善することができる。
到達目標4. 保育所における子育て支援の目的と方法を説明することができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
ND①-5 生活課題の理解、問題解決の方法提示/ND②-2 援助・支援に関する理論の基本的理解/ND③-3 地域社会・福祉社会形成へ参画する意欲

第1回
事前学習
「保育実習ⅠA」の実習内容を踏まえ、「保育実習Ⅱ」の取り組みに向けた自己課題をA4用紙1枚にまとめる。(60分)
所要時間は記述内容を参照
授業内容
オリエンテーション、実習内容の理解
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
実習先施設の概要を調べ、実習ノートに記入する。(60分)
【次回事前学習】
実習内容および実習先の保育方針を踏まえ、実習目標を作成する。(60分)
所要時間は記述内容を参照
第2回
授業内容
自己課題の明確化【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業内での指導事項を踏まえ、実習目標を修正する。(30分)
【次回事前学習】
こども年齢に適した保育教材を調べ、実習ノートの所定の事前学習ページを作成する(30分)
所要時間は記述内容を参照
第3回
授業内容
実習内容の理解①保育所の社会的役割と保育士の職務【グループワーク】【レポート】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
実習ノートの事前学習ページを記入する。(30分)
【次回事前学習】
実習先保育所で実施される地域子育て支援の取り組みを調べ、実習ノートに記入する。(60分)
所要時間は記述内容を参照
第4回
授業内容
実習内容の理解②保育所における地域子育て支援の機能と役割【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
実習ノートの事前学習ページを記入する。(30分)
【次回事前学習】
「保育実習ⅠA」において、自らの援助に課題が残ったエピソードを2~3事例取り上げ、A42枚以内でレポートを作成する。(60分)
所要時間は記述内容を参照
第5回
授業内容
保育内容の理解①発達に即した生活と援助【グループワーク】【ディスカッション】【ロールプレイ・模擬授業】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業内での議論をA4用紙1枚にまとめ、レポートを作成する。(45分)
【次回事前学習】
「保育実習ⅠA」において実践した部分実習の教材を1つ選択し、実践内容をA4用紙1枚にまとめる。(45分)
所要時間は記述内容を参照
第6回
授業内容
保育内容の理解②発達に即した教材研究【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業内での議論をA4用紙1枚にまとめ、レポートを作成する。(30分)
【次回事前学習】
授業内で取り上げた教材を用いた保育の展開方法を2つ考え、レポートを作成する。(60分)
所要時間は記述内容を参照
第7回
授業内容
保育の計画と実践①部分実習指導案の作成【グループワーク】【ロールプレイ・模擬授業】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業内での指導事項をもとに、部分実習指導案を作成する。(60分)
【次回事前学習】
部分実習に必要となる教材を準備する。(60分)
所要時間は記述内容を参照
第8回
授業内容
保育の計画と実践②実践と評価・改善(1)【グループワーク】【ロールプレイ・模擬授業】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
模擬保育の評価・省察をもとに、指導案を修正する。模擬保育の振り返りレポートを作成する。(120分)
【次回事前学習】
1時間程度の活動に関する部分実習指導案を作成する。(180分)
所要時間は記述内容を参照
第9回
授業内容
保育の計画と実践②実践と評価・改善(2)【グループワーク】【ロールプレイ・模擬授業】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
模擬保育の評価・省察をもとに、指導案を修正する。模擬保育の振り返りレポートを作成する。(120分)
【次回事前学習】
1時間程度の活動に関する部分実習指導案を作成する。(180分)
所要時間は記述内容を参照
第10回
授業内容
保育の計画と実践②実践と評価・改善(3)【グループワーク】【ロールプレイ・模擬授業】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
模擬保育の評価・省察をもとに、指導案を修正する。模擬保育の振り返りレポートを作成する。(120分)
【次回事前学習】
「実習の手引き」のオリエンテーションに関する事項を読んでくる。(60分)
所要時間は記述内容を参照
第11回
授業内容
実習オリエンテーションガイダンス【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業内容を踏まえ、オリエンテーションにおける確認事項をまとめる。(60分)
【次回事前学習】
授業内での指導事項を踏まえ、1日責任実習指導案を作成する。(120分)
所要時間は記述内容を参照
第12回
授業内容
保育の計画と実践③1日責任実習について【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業内での指導事項を踏まえ、1日責任実習指導案を改善する。(120分)
【次回事前学習】
「保育実習ⅠA」の実習日誌を見直し、改善すべき事項をA4用紙1枚にまとめ、レポートを作成する。(90分)
所要時間は記述内容を参照
第13回
授業内容
実習日誌の評価と改善【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業内容を踏まえ、「保育実習ⅠA」の日誌をもとに1日分の日誌を作成する。(120分)

【次回事前学習】
実習日誌の様々な書式を調べ、レポートにまとめる。(120分)
所要時間は記述内容を参照
第14回
授業内容
様々な実習日誌の書き方【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
実習園に即した実習日誌の書式を1つ選択し、日誌を作成する。(120分)
【次回事前学習】
「実習の手引き」に記載される実習に関するルールを確認する。(60分)
所要時間は記述内容を参照
第15回
授業内容
実習準備状況の最終確認【グループワーク】
事後学習
指示された各種書類を提出するとともに、オリエンテーションを踏まえた実習の概要についてまとめ、レポートを提出する。(60分)
所要時間は記述内容を参照

フィードバック
各回で提出されたレポート、指導案等の内容について、授業内で個別に指導を行う。
評価方法および評価の基準
課題への取り組み(60%)、レポート課題(20%)、指導案作成及び模擬保育(20%)とし、総合評価60点以上を合格とする。

到達目標1. 課題への取り組み(10%/60%)、レポート課題(15/20%)
到達目標2. 課題への取り組み(10%/60%)、指導案作成及び模擬保育(20%/20%)
到達目標3. 課題への取り組み(20%/60%)、レポート課題(5%/20%)
到達目標4. 課題への取り組み(20%/60%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
実習の手引き
人間福祉学科社会福祉・保育コース
保育所保育指針解説
厚生労働省編
フレーベル館
978-4-577-81448-2
その他、授業内で指示する
推薦書・参考文献
小櫃智子編『実習日誌・実習指導案パーフェクトガイド』わかば社
開仁志編著『これで安心!保育指導案の書き方』北大路書房

履修上の助言、教員からのメッセージ
本科目は、以下の要件を満たしている場合に履修が可能である。
①「保育実習指導Ⅰ」の単位を修得していること
②「保育実習ⅠA」「保育実習ⅠB」を終了していること