シラバス情報

科目名
介護実習Ⅱ-1
担当教員名
宮内 寿彦、二瓶 さやか、山口 由美
ナンバリング
NDe3079
学科
2021年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 社福・介護コース 2年
学年
2年
開講期
2023年度後期
授業形態
実習
単位数
4.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
介護福祉士や看護師資格を有する教員が、福祉施設や病院における介護を必要とする方への実務経験を活かし、介護福祉士指定科目である介護実習の目的及び意義について指導する

ねらい
①科目の性格
介護福祉士養成課程のカリキュラムにおける、領域「介護」に関する科目の1つで選択必修科目である。主として「介護総合演習Ⅱ」に対応し、実習事前・事後指導と組み合わせての学習である。支援を必要とする人々に対し、コミュニケーションの重要性を理解し、基本的な支援方法を身につけ、介護過程の展開について実践的に学ぶための科目である。
②科目の概要
介護実習Ⅱ-1-①: 居宅でくらす利用者の生活状況および訪問介護の実際を知る。利用者及び家族とのかかわりを通じたコミュニケーションの実践を学ぶ。
介護実習Ⅱ-1-②: 施設で生活する利用者の介護過程における生活課題抽出までを行う。
③授業の方法(ALを含む)
講義形式で習得した知識や技術を訪問事業所や入所施設で見学・実践から学ぶ実習である。
実習・インターンシップ
④到達目標
(1)コミュニケーション能力の向上につとめ、利用者及び職員と人間関係を築くことができる。
(2)様々な介護現場における多職種協働について具体的な例を示し説明ができる。
(3)利用者の個別の状況に応じた日常生活支援技術を実践できる。
(4)一人の受け持ち利用者に関するアセスメントをし、生活課題を抽出できる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
ND②-2 援助・支援に関する理論の基本的理解/KD③-1 問題解決のための専門性と倫理/KD③-2 専門的援助関係の体験的理解と自己覚知

内容
1 介護実習Ⅱ-1-①は訪問介護事業所等での学外実習である。12月に訪問介護事業所等で、3日間(24時間)の介護実習を行う。
2 介護実習Ⅱ-1-②は入所施設での学外実習である。2〜3月に介護老人福祉施設、介護老人保健施設等の入所施設で、20日間(160時間)の介護実習を行う。
3 本学習目標、実習計画書、実習先の状況を踏まえ、各自で毎日の実習目標を設定し、介護実習を行う。
4 介護実習Ⅱ-1-②の実習についてはおおよそ下記のスケジュールを目安とする。ただし、実習施設の実習指導者や実習巡回担当教員に相談しながら進める。
 ・1週目の後半にアセスメント対象者を決定する(利用者が決定している場合は、利用者と関わりながら情報収集を行う)。
 ・2週目は、利用者と関わりながら情報収集を行う。
 ・3週目は、情報の分析・解釈・統合、判断を行い、3週目の終わりには生活課題を抽出できる
 ・4週目は、介護計画の実施及び評価を行う〈反省会を学生主体で行う〉。
5 実習時間、並びに実習記録の提出時間や提出場所を厳守する。
各授業回における授業外学習の内容・所要時間
【事前学習】各自の実習課題に基づき、事前学習を行い、実習準備を行う(毎日60分以上)
【事後学習】実習課題の達成状況を評価考察し、翌日の実習課題を立案する。最終的には実習目標や実習課題について考察・評価する。(毎日60分以上)

フィードバック
実習記録や実習計画については適時実習担当教員が確認し修正指導を行う。
評価方法および評価の基準
実習中の学習姿勢(30%)、実習記録の内容(30%)、個人の実習計画の到達度等(40%)について、実習施設の評価及び担当教員の評価を踏まえて評価し、総合評価60点以上を合格とする。

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
介護実習の手引き
人間福祉学科介護福祉士養成課程
推薦書・参考文献

履修上の助言、教員からのメッセージ