教員名 : 伊藤 陽一
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科目名
社会的養護Ⅲ
担当教員名
伊藤 陽一
ナンバリング
NDd3070
学科
2021年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 社福・介護コース 3年
学年
3年
開講期
2023年度前期
授業形態
演習
単位数
1.00単位
実務経験の有無
有
実務経験および科目との関連性
本科目を担当する教員は、児童福祉施設(保育所及び児童養護施設)に勤務した経験がある。
講義内容は、実務経験で得た実践を現在行われている保育・養護・相談支援場面に即して、理論との乖離が起きないよう講義・演習を行う。 ねらい
①科目の性格
本科目の教科目の教授内容は、保育士資格取得の必修科目であり、保育の内容・方法に関する科目に位置付けられている。
他科目との関係性は、社会的養護Ⅰ、社会福祉概論、保育原理、障害児保育等々の社会福祉・保育士養成科目を履修することで更に深まる内容となっている。 ②科目の概要
本科目は、社会的養護Ⅱを学習したうえで、児童厚生施設、母子支援施設、児童心理治療施設、児童自立支援施設等を中心に、学童期から青年期の子どもに対する、計画・記録自己評価の実際と相談援助の方法・技術、そして、子ども虐待の防止と家庭支援について理解する。
さらに、社会的養護Ⅱ及びⅢのまとめとして、社会的養護の課題と今後の展望についても理解する。 ③授業の方法(ALを含む)
本科目は、演習・実技実践を中心に行い、児童福祉施設における児童の権利・保育士の使命・倫理を念頭に置いた、かかわり(言葉かけや接し方)・遊び・野外活動等の実技を行う。
さらに施設養護および援助するための具体的実践について、ケースメソッドやフィールドワーク、ロールプレイ、実習等を取り入れ授業を行う。 レポート/グループワーク/ロールプレイ・模擬授業/ケースメソッド/フィールドワーク
④到達目標
1.学童期から青年期の子どもが利用する施設についての現状と課題について考察し評価を行うことができる。
2.学童期から青年期の子どもが利用する施設における計画・記録・自己評価の実際について理解し、作成を行うことができる。 3.学童期から青年期の子どもにかかわる相談援助の方法と技術について理解し、その内容についてグループで分類・評価することができる。 4.学童期から青年期の子どもが利用する施設における施設内虐待と家族再統合について理解し、その内容についてグループで分類・評価することができる。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
ND①-3 専門的援助関係の基本的理解と形成/ND①-4 人権尊重の理解、問題解決の方法提示/ND②-2 援助・支援に関する理論の基本的理解
第1回
事前学習
【事前学習】
第1回目の授業「学童期から青年期の子どもたちを支える児童福祉施設」の児童福祉施設の概要を調べる。 90分
授業内容
オリエンテーション 学童期から青年期の子どもたちを支える児童福祉施設
【レポート(知識)】【グループワーク】 事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業で行った、レジュメを中心にケースメソッド・グループワーク等の内容を整理し理解する。 【事前学習】 授業内容について教科書・インターネットより調べまとめる。 180分
第2回
授業内容
学童期から青年期の児童養護施設・母子生活支援施設・の概要と子どもの特徴
【レポート(知識)】【グループワーク】 事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業で行った、レジュメを中心にケースメソッド・グループワーク等の内容を整理し理解する。 【事前学習】 授業内容について教科書・インターネットより調べまとめる。 180分
第3回
授業内容
学童期から青年期の児童自立支援施設・児童心理治療施設の概要と子どもの特徴
【レポート(知識)】【グループワーク】 事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業で行った、レジュメを中心にケースメソッド・グループワーク等の内容を整理し理解する。 【事前学習】 授業内容について教科書・インターネットより調べまとめる。 180分
第4回
授業内容
学童期から青年期の児童厚生施設(児童館)・放課後児童クラブの概要と子どもの特徴
【レポート(知識)】【グループワーク】 事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業で行った、レジュメを中心にケースメソッド・グループワーク等の内容を整理し理解する。 【事前学習】 授業内容について教科書・インターネットより調べまとめる。 180分
第5回
授業内容
児童福祉施設における学童期から青年期の生活支援・自立支援(進学・就職)・家族再統合
【レポート(知識)】【グループワーク】 事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業で行った、レジュメを中心にケースメソッド・グループワーク等の内容を整理し理解する。 【事前学習】 授業内容について教科書・インターネットより調べまとめる。 180分
第6回
授業内容
児童養護施設における自立支援計画①ケースの把握の仕方とケースプラン作成
【レポート(知識)】【グループワーク】 事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業で行った、レジュメを中心にケースメソッド・グループワーク等の内容を整理し理解する。 【事前学習】 授業内容について教科書・インターネットより調べまとめる。 180分
第7回
授業内容
児童養護施設における自立支援計画②ケース会議資料作成
【レポート(知識)】【グループワーク】【ロールプレイ】 事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業で行った、レジュメを中心にケースメソッド・グループワーク等の内容を整理し理解する。 【事前学習】 授業内容について教科書・インターネットより調べまとめる。 180分
第8回
授業内容
児童養護施設における自立支援計画③模擬カンファレンス
【レポート(知識)】【グループワーク】【ロールプレイ】 事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業で行った、レジュメを中心にケースメソッド・グループワーク等の内容を整理し理解する。 【事前学習】 授業内容について教科書・インターネットより調べまとめる。 180分
第9回
授業内容
障害児施設・児童発達支援施設の個別の支援計画の作成①支援計画の内容と目的把握
【レポート(知識)】【グループワーク】 事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業で行った、レジュメを中心にケースメソッド・グループワーク等の内容を整理し理解する。 【事前学習】 授業内容について教科書・インターネットより調べまとめる。 180分
第10回
授業内容
障害児施設・児童発達支援施設の個別の支援計画の作成②模擬カンファレンス
【レポート(知識)】【グループワーク】【ロールプレイ】 事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業で行った、レジュメを中心にケースメソッド・グループワーク等の内容を整理し理解する。 【事前学習】 授業内容について教科書・インターネットより調べまとめる。 180分
第11回
授業内容
児童福祉施設における学童期から青年期の活動①遊びについて
【レポート(知識)】【グループワーク】【ロールプレイ】 事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業で行った、レジュメを中心にケースメソッド・グループワーク等の内容を整理し理解する。 【事前学習】 授業内容について教科書・インターネットより調べまとめる。 180分
第12回
授業内容
児童福祉施設における学童期から青年期の活動②野外活動
【レポート(知識)】【グループワーク】【ロールプレイ】 事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業で行った、レジュメを中心にケースメソッド・グループワーク等の内容を整理し理解する。 【事前学習】 授業内容について教科書・インターネットより調べまとめる。 180分
第13回
授業内容
児童福祉施設における学童期から青年期の子ども対応①非行対応
【レポート(知識)】【グループワーク】【ケースメソッド】 事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業で行った、レジュメを中心にケースメソッド・グループワーク等の内容を整理し理解する。 【事前学習】 授業内容について教科書・インターネットより調べまとめる。 180分
第14回
授業内容
児童福祉施設における学童期から青年期の子ども対応②児童虐待対応
【レポート(知識)】【グループワーク】【ケースメソッド】 事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業で行った、レジュメを中心にケースメソッド・グループワーク等の内容を整理し理解する。 【事前学習】 授業内容について教科書・インターネットより調べまとめる。 180分
第15回
授業内容
まとめ
児童福祉施設における学童期から青年期の将来に対する展望支援のあり方 【レポート(知識)】【グループワーク】 事後学習
【事後学習】
授業で行った、レジュメを中心にケースメソッド・グループワーク等の内容を整理し理解する。 今まで行った授業内容から、自己課題を設定し考察を行う。 90分
フィードバック
授業のはじめに前回の課題の振り返りを行う。
評価方法および評価の基準
課題題提出(30%)、フィールドワークレポート(30%)筆記試験(40%)とし、総合評価60点以上を合格とする。
到達目標1. 課題提出(5%/30%)、フィールドワークレポート(10%/30%)、筆記試験(10%/40%) 到達目標2. 課題提出(5%/30%)、筆記試験(10%/40%) 到達目標3. 課題提出(10%/30%)、フィールドワークレポート(10%/30%)、筆記試験(10%/40%) 到達目標4. 課題提出(10%/30%)、フィールドワークレポート(10%/30%)、筆記試験(10%/40%) 教科書
推薦書・参考文献
【推薦書】【参考文献】
随時、授業で紹介する。 履修上の助言、教員からのメッセージ
この科目は、原則、社会的養護Ⅰ、社会的養護Ⅱを受講済みの学生を対象に講義を行うことが想定している。
野外での活動を想定しているが、社会情勢等で行えない場合もある。また、交通費・食費などの実費がかかる場合がある。 使用する教科書・参考書等の他に、政府発行資料を多く印刷するので注意すること。 講義内容を向上させる意味で、受講回数の順序や内容を変更する場合がある。 |