シラバス情報

科目名
保育内容演習Ⅲ(環境)
担当教員名
亀﨑 美沙子
ナンバリング
NDd3059
学科
2021年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 社福・介護コース 2年
学年
2年
開講期
2023年度後期
授業形態
演習
単位数
2.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
地域子育て支援施設において、子どもの保育や保護者に対する相談業務に携わった経験をもつ教員が担当し、子どもの保育だけでなく、家庭や地域における子どもの生活環境等の幅広い視点から、環境について理解を深めることができるよう指導する。また、特色ある保育を展開する実践者による講話を通して、保育における環境構成の実際について理解を深める機会を設ける。

ねらい
①科目の性格
本科目は人間福祉学科における保育専門科目である。また、保育士資格取得のための必修科目である。
②科目の概要
本科目では、乳幼児を取り巻く環境とその発達的な意義について学ぶとともに、保育所保育指針に示される乳児保育の視点としての「身近なものと関わり感性が育つ」および領域「環境」に関わる保育内容とその展開方法について、実際の体験を通して実践的に学んでいく。
③授業の方法(ALを含む)
本科目では演習を中心とし、実際の保育場面における環境構成、計画の立案、模擬保育等を通して、環境にかかわる保育内容の実践力を身に付ける。また、リアクションペーパーを活用し、体験を振り返り、理論と実践を往還しつつ、保育の実践方法を学んでいく。
リアクションペーパー/レポート/グループワーク/プレゼンテーション/レポート(表現)/ロールプレイ・模擬授業/創作、制作
④到達目標
1.子どもの発達に即した教材を選択し、適切な環境構成を例示することができる。
2.乳児保育の視点「身近なものと関わり感性が育つ」、領域「環境」にかかわる保育内容を考え、指導計画を作成することができる。
3.模擬保育を通して省察・評価を行い、改善案を提示することができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
ND①-5 生活課題の理解、問題解決の方法提示/ND②-2 援助・支援に関する理論の基本的理解/ND②-4 体験の意味付けと表現

第1回
事前学習
テキスト該当章のうち、指定された内容について事前学習レポートを作成する。(120分)
所要時間は記述内容を参照
授業内容
オリエンテーション、多様な保育とその環境【グループワーク】【レポート(表現)】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
グループワークの内容をまとめ、Microsoft Formsにて提出する。(120分)
【次回事前学習】
体験実習における保育所の保育環境の概要をまとめ、パワーポイントのスライド5枚程度でまとめ、レポートを作成する。(120分)
所要時間は記述内容を参照
第2回
授業内容
子どもの生活を支える保育環境【プレゼンテーション】【レポート】【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
他の学生の発表内容を踏まえ、生活の場としての保育環境について自分なりの考えをまとめ、A4用紙2枚でレポートを作成する。(120分)
【次回事前学習】
UNIVERSAL PASSPORTにより配信される資料を読み、事前学習レポートを作成する。(120分)
所要時間は記述内容を参照
第3回
授業内容
保育における環境構成の実際①子どもの主体性を育む保育とその環境【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
講義内容のうち、関心を持ったテーマについて調べ、Microsoft Formsにて提出する。(120分)
【次回事前学習】
UNIVERSAL PASSPORTにより配信される資料を読み、事前学習レポートを作成する。(120分)
所要時間は記述内容を参照
第4回
授業内容
保育における環境構成の実際②子どもの健康・安全を保障するための保育環境【リアクションペーパー】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
講義内容のうち、関心を持ったテーマについて調べ、Microsoft Formsにて提出する。(120分)
【次回事前学習】
UNIVERSAL PASSPORTにより配信される資料を読み、事前学習レポートを作成する。(120分)
所要時間は記述内容を参照
第5回
授業内容
子どもの学びを支える保育環境①3歳未満児【リアクションペーパー】【グループワーク】【レポート】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
講義内容のうち、関心を持ったテーマについて調べ、Microsoft Formsにて提出する。(120分)
【次回事前学習】
UNIVERSAL PASSPORTにより配信される事前学習レポートを作成する。(120分)
所要時間は記述内容を参照
第6回
授業内容
子どもの学びを支える保育環境②幼児【リアクションペーパー】【グループワーク】【レポート】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
講義内容のうち、関心を持ったテーマについて調べ、Microsoft Formsにて提出する。(120分)
【次回事前学習】
UNIVERSAL PASSPORTにより配信される資料を読み、事前学習レポートを作成する。(120分)
所要時間は記述内容を参照
第7回
授業内容
子どもの発達を支える教材選択①3歳未満児【リアクションペーパー】【グループワーク】【レポート】【ロールプレイ】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業で取り扱った教材の特性と子どもの発達にとっての意義について考察し、Microsoft Formsにて提出する。(120分)
【次回事前学習】
UNIVERSAL PASSPORTにより配信される資料を読み、事前学習レポートを作成する。(120分)
所要時間は記述内容を参照
第8回
授業内容
子どもの発達を支える教材選択②幼児【リアクションペーパー】【グループワーク】【レポート】【ロールプレイ】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
授業で取り扱った教材の特性と子どもの発達にとっての意義について考察し、Microsoft Formsにて提出する。(120分)
【次回事前学習】
テキスト該当章をまとめ、A4用紙1枚でレポートを作成する。(120分)
所要時間は記述内容を参照
第9回
授業内容
話し言葉を育む保育環境【リアクションペーパー】【グループワーク】【レポート】【製作・創作】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
話し言葉を育む活動に関する指導計画をA4用紙1枚で作成する。(120分)
【次回事前学習】
プレゼンテーション資料を作成するとともに、発表準備に取り組む。(120分)。
所要時間は記述内容を参照
第10回
授業内容
話し言葉を育む保育の計画とその展開【リアクションペーパー】【グループワーク】【プレゼンテーション】【レポート】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
他の学生の発表内容を踏まえ、自分なりの考えをまとめ、Microsoft Formsにて提出する。(120分)
【次回事前学習】
テキスト該当章をまとめ、A4用紙1枚でレポートを作成する。(120分)
所要時間は記述内容を参照
第11回
授業内容
数量感覚を育む保育環境【リアクションペーパー】【グループワーク】【レポート】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
数量感覚を育む活動に関する指導計画をA4用紙1枚で作成する。(120分)
【次回事前学習】
プレゼンテーション資料を作成するとともに、発表準備に取り組む。(120分)。
所要時間は記述内容を参照
第12回
授業内容
数量感覚を育む保育の計画とその展開【リアクションペーパー】【グループワーク】【プレゼンテーション】【レポート】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
他の学生の発表内容を踏まえ、自分なりの考えをまとめ、Microsoft Formsにて提出する。(120分)
【次回事前学習】
砂遊びの発達的意義についてまとめ、A4用紙2枚以内でレポートを作成する。(120分)
所要時間は記述内容を参照
第13回
授業内容
戸外遊びの環境構成と保育の計画【リアクションペーパー】【レポート】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
多様な鬼ごっこ(鬼あそび)について調べ、A4用紙2枚程度でレポートを作成する。(120分)
【次回事前学習】
季節の草花について調べ、A4用紙3枚以内でレポートを作成する。(120分)
所要時間は記述内容を参照
第14回
授業内容
身近な動植物とのかかわりに関する保育の展開【リアクションペーパー】【レポート】【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】
身近な動植物とのかかわりの機会をもつための指導計画をA4用紙2枚以内で作成し、提出する。(120分)
【次回事前学習】
実習先施設における地域交流活動について調べ、A4用紙2枚にまとめ、レポートを作成する。(120分)
所要時間は記述内容を参照
第15回
授業内容
身近な地域社会とのかかわりに関する保育の計画【リアクションペーパー】【レポート(表現)】【グループワーク】
事後学習
【事後学習】
15回の授業全体を振り返り、学習内容に関するポートフォリオを作成する。(120分)
所要時間は記述内容を参照

フィードバック
提出レポートおよび発表内容に対する講評を行うとともに、リアクションペーパーへのコメントを行う。
評価方法および評価の基準
リアクションペーパー(20%)、課題提出および授業への取り組み(60%)、レポート(20%)とし、総合評価60点以上を合格とする。

到達目標1.リアクションペーパー(10%/20%)、課題提出および授業への取り組み(20%/60%)
到達目標2.課題提出および授業への取り組み(20%/60%)、レポート(10%/20%)
到達目標3.リアクションペーパー(10%/20%)、課題提出および授業への取り組み(20%/60%)、レポート(10%/20%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
保育所保育指針解説
厚生労働省編
フレーベル館
978-4-577-81448-2
学びを支える保育環境づくり−幼稚園・保育園・認定こども園の環境構成−
高山静子
小学館
978-4-09-840182-6
推薦書・参考文献

履修上の助言、教員からのメッセージ
授業内容の特性により、通常時間割とは異なる日時に2コマを連続実施する場合があります。詳細は授業内で連絡します。
本科目は、2年前期に開講される「保育内容演の理解と方法Ⅲ(環境)」の履修後に受講することを原則とします。