シラバス情報

科目名
子ども家庭支援論
担当教員名
亀﨑 美沙子
ナンバリング
NDd2054
学科
2021年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 社福・介護コース 2年
学年
2年
開講期
2023年度後期
授業形態
講義
単位数
2.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
地域子育て支援施設において、子どもの保育や保護者に対する相談業務に携わった経験をもつ教員が担当し、家庭や地域との関係的な視点から家庭支援の意義や役割に対する理解を深めることができるよう指導する。

ねらい
①科目の性格
本科目は人間福祉学科における「保育専門科目」であり、保育士資格の必修科目である。
②科目の概要
本科目では主に、子育て家庭に対する支援の意義と目的、様々な子育て家庭のニーズに応じた支援の実施体制、子育て家庭に対する支援の方法等について学んでいく。
③授業の方法(ALを含む)
本科目では、講義による解説を中心として、グループワークおよびプレゼンテーションを取り入れ、習得知識の活用及び表現方法について学んでいく。
ミニテスト/リアクションペーパー/レポート/グループワーク/ディスカッション/プレゼンテーション/レポート(表現)
④到達目標
1.子育て家庭を取り巻く社会的状況とその課題について、各種データにもとづき説明することができる。
2.子育てをめぐる現代的課題を踏まえた上で、保育士の行う子ども家庭支援の意義や目的について説明することができる。
3.乳幼児期の子育て家庭に対する支援の実施体制について理解した上で、その課題について自らの意見を述べることができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
ND①-1 社会福祉に関する法や制度の基本的理解/ND②-2 援助・支援に関する理論の基本的理解/ND②-5 自己表現及び集団的思考

第1回
事前学習
子育て支援、保育指導、子ども家庭支援、保護者支援等のキーワードについて調べ、各用語の概念や用いられ方についてA4用紙1枚以内にまとめる。(120分)
所要時間は記述内容を参照
授業内容
オリエンテーション、子ども家庭支援とは【リアクションペーパー】【ペアワーク】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】子育てをめぐる現代的課題を1つ取り上げ、A4用紙2枚以内でレポートを作成する。(120分)
【次回事前学習】UNIVERSAL PASSPRTより配信される事前学習レポートを作成する。(120分)
所要時間は記述内容を参照
第2回
授業内容
子育てをめぐる現代的課題【リアクションぺーパー】【ペアワーク】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内で共有された多様な子育ての課題についてまとめ、A4用紙2枚でレポートを作成する。(120分)
【次回事前学習】3歳児神話について調べ、A4用紙1枚でレポートを作成する。(120分)
所要時間は記述内容を参照
第3回
授業内容
母親規範意識と3歳児神話【リアクションぺーパー】【ペアワーク】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】母親に対する様々な圧力について考察し、UNIPAにレポートを提出する。(120分)
【次回事前学習】子育ての現代的課題を踏まえ、なぜ、保育所に子ども家庭支援が求められるのかを考察し、A4用紙1枚でレポートを作成する。(120分)
所要時間は記述内容を参照
第4回
授業内容
子ども家庭支援の意義と目的【リアクションぺーパー】【ペアワーク】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】視聴した動画をもとに、子ども家庭支援の意義について考察し、A4用紙2枚以内でレポートを作成する。(120分)
【次回事前学習】「保育所保育指針第1章 総則」を読み、保育所に求められる家庭支援の機能と役割についてまとめ、レポートを作成する。(120分)
所要時間は記述内容を参照
第5回
授業内容
子ども家庭支援における保育所の機能と保育士の役割【リアクションぺーパー】【ペアワーク】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】テキスト指定ページの要約レポートを作成し、UNIPAより提出する。(120分)
【次回事前学習】少子化の要因についてまとめ、A4用紙2枚以内でレポートを作成する。(120分)
所要時間は記述内容を参照
第6回
授業内容
子育て支援施策の変遷①少子化対策から次世代育成支援対策へ【リアクションペーパー】【ペアワーク】【レポート(表現)】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】テキスト指定ページをまとめ、A4用紙2枚以内で要約レポートを作成し、UNIPAより提出する。(120分)
【次回事前学習】待機児童問題について調べ、事前学習レポートを作成する。(120分)
所要時間は記述内容を参照
第7回
授業内容
子育て支援施策の変遷②子ども・子育て支援新制度とその課題【リアクションペーパー】【ペアワーク】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】テキスト指定ページをまとめ、A4用紙2枚以内で要約レポートを作成し、UNIPAより提出する。(120分)
【次回事前学習】保育所保育指針第4章を読み、A4用紙2枚以内にまとめ、レポートを作成する。(120分)
所要時間は記述内容を参照
第8回
授業内容
子ども家庭支援における保育士の基本姿勢【リアクションぺーパー】【ペアワーク】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容に関連するテキスト該当箇所をまとめ、A4用紙2枚以内にまとめ提出する。(120分)
【次回事前学習】子ども虐待の現状と課題について調べ、A4用紙2枚にまとめる。(120分)
所要時間は記述内容を参照
第9回
授業内容
様々なニーズをもつ家庭への支援①子ども虐待への対応と関係機関との連携【リアクションぺーパー】【ペアワーク】【レポート】 ※特別講義
事後学習・次回事前学習
【事後学習】「子ども虐待対応の手引き」等の指定された資料をもとに、提示された虐待事例への対応について考えレポートを作成する。(120分)
【次回事前学習】障害受容のプロセスについてテキストをもとにまとめ、A4用紙1枚以内でレポートを作成する。(120分)
所要時間は記述内容を参照
第10回
授業内容
様々なニーズをもつ家庭への支援②障害をもつ子どもとその保護者への支援【リアクションぺーパー】【グループワーク】【レポート】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】確定診断前の乳幼児の保護者に対する支援のポイントをまとめ、A4用紙2枚以内にまとめ提出する。(120分)
【次回事前学習】授業内容に関連するテキスト該当箇所をまとめ、事前学習レポートを作成する。(120分)
所要時間は記述内容を参照
第11回
授業内容
様々なニーズをもつ家庭への支援③ひとり親・外国にルーツをもつ子育て家庭への支援【リアクションぺーパー】【グループワーク】【レポート】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業内容に関連するテキスト該当箇所をまとめ、A4用紙2枚以内にまとめ提出する。(120分)
【次回事前学習】多胎児を育てる家庭の抱える子育ての課題について調べ、A4用紙2枚でレポートを作成する。(120分)
所要時間は記述内容を参照
第12回
授業内容
様々なニーズをもつ家庭への支援④多胎児家庭への支援【リアクションぺーパー】【グループワーク】【レポート】
事後学習・次回事前学習
【【事後学習】一市民として、多胎児を育てる家庭にできる支援について自分なりに考察し、A4用紙2枚でレポートを作成する。(120分)
【次回事前学習】中間まとめに向けて、これまでの学習内容を振り返り、重要箇所をA4用紙2枚程度でまとめる。(120分)
所要時間は記述内容を参照
第13回
授業内容
中間まとめ【ミニテスト】
社会的養護を必要とする家庭への支援①グループワーク【リアクションぺーパー】【グループワーク】【レポート】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】理解が不十分であった単元について講義ノートおよびテキストを読み直し、A4用紙1枚にまとめる。(120分)
【次回事前学習】指定されたテーマについて調べ、グループメンバーと分担して発表スライド用の資料を作成する。(120分)
所要時間は記述内容を参照
第14回
授業内容
社会的養護を必要とする家庭への支援②グループワーク【リアクションぺーパー】【グループワーク】【レポート】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】指定されたテーマについて調べ、グループメンバーと分担して発表スライド用の資料を作成する。(120分)
【次回事前学習】グループメンバーと協力して発表スライドを完成させ指定の枚数にて作成するとともに、プレゼン準備を行う。(120分)
所要時間は記述内容を参照
第15回
授業内容
社会的養護を必要とする家庭への支援③プレゼンテーション【リアクションぺーパー】【プレゼンテーション】【レポート】
事後学習
【事後学習】他の学生のプレゼンに対する評価および自己評価をMicrosoft Formsに入力し、事後レポートを提出する。(120分)
所要時間は記述内容を参照

フィードバック
リアクションペーパーおよびレポートの講評を行う。オンラインにて提出したミニテストは翌週以降に解説する。
評価方法および評価の基準
リアクションペーパー(20%)、課題提出および授業への取り組み(50%)、確認テスト(30%)とし、総合評価60点以上を合格とする。
到達目標1. リアクションペーパー(5%/20%)、課題提出および授業への取り組み(10%/50%)、確認テスト(10%/30%)
到達目標2. リアクションペーパー(10%/20%)、課題提出および授業への取り組み(20%/50%)、確認テスト(10%/30%)
到達目標3. リアクションペーパー(5%/20%)、課題提出および授業への取り組み(20%/50%)、確認テスト(10%/30%)

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
保育所保育指針解説
厚生労働省編
フレーベル館
978-4-577-81448-2
よくわかる子ども家庭支援論
橋本真紀・鶴宏史編著
ミネルヴァ書房
978-4623092017
推薦書・参考文献
2023年発刊予定『保育最新資料集2023』ミネルヴァ書房

履修上の助言、教員からのメッセージ
保育士資格の取得を希望する場合は、本科目の単位を修得する必要があります。
また、本科目では、「保育原理」を受講済であることを前提として、講義を進めます。
第10回以降は、グループワークを中心に授業を展開し、グループメンバーと協力して課題に取り組むことを求めます。
特別講義の実施を予定していますが、ゲストスピーカーのご都合により通常授業とは異なる日程で実施する場合があります。