シラバス情報

科目名
発達障害の理解
担当教員名
白井 信光
ナンバリング
NDd2073
学科
2021年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 社福・保育コース 2年
学年
2年
開講期
2023年度後期
授業形態
講義
単位数
2.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性


ねらい
①科目の性格
本科目は、保育専門科目であり、保育士資格の選択必修科目である。知的障害も含めたさまざまな発達障害の特性を理解するとともに、発達を促す支援方法について学ぶ科目である。
②科目の概要
知的障害も含めたさまざまな発達障害の特性を理解し、発達を促す支援のあり方について学ぶ科目である。幼児期・学童期から成人期までの発達障害への支援方法に加え、保護者への支援についても学ぶ。将来の実践を常に見据えながら進める講座である。
③授業の方法(ALを含む)
この授業は講義形式を基本とするが、ロールプレイ等を取り入れながら、実践的な学びを進めていく。映像や写真をふんだんに使用し、発達障害児者に関わったことがない方でもさまざまな発達障害をイメージできるように工夫をしながら講義を進めていく。
ミニテスト/リアクションペーパー/レポート/グループワーク/ロールプレイ・模擬授業
④到達目標
1.さまざまな発達障害の特性について理解し、説明することができる。
2.発達障害児者への支援方法について理解し、支援方法を立案することができる。
3.発達障害に関連する基礎的な知識について理解し、説明することができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
ND①-1 社会福祉に関する法や制度の基本的理解/ND①-2 支援に関しての基本的理解

第1回
事前学習
この講義で学びたいこと、将来就きたい仕事について考える。
発達障害児者との関わりがある人は、その経験についても整理する。
90分
授業内容
発達障害児者への支援の実際:さまざまな現場での実践について【リアクションペーパー・レポート】
事後学習・次回事前学習
〔事後学習〕講義を聞いて考えたことを整理する。理解できていない用語について調べる。
〔次回事前学習〕講義中に指示したキーワードについて整理する。
90分
第2回
授業内容
発達障害児者とアート(絵画制作支援を中心に)【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
〔事後学習〕講義を聞いて考えたことを整理する。理解できていない用語について調べる。
〔次回事前学習〕講義中に指示したキーワードについて整理する。
90分
第3回
授業内容
発達障害者の就労【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
〔事後学習〕講義を聞いて考えたことを整理する。理解できていない用語について調べる。
〔次回事前学習〕講義中に指示したキーワードについて整理する。
90分
第4回
授業内容
発達障害児の療育相談【リアクションペーパー・レポート】
事後学習・次回事前学習
〔事後学習〕講義を聞いて考えたことを整理する。理解できていない用語について調べる。
〔次回事前学習〕講義中に指示したキーワードについて整理する。
90分
第5回
授業内容
知的障害の特性とその対応:診断基準と特性の理解【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
〔事後学習〕講義を聞いて考えたことを整理する。理解できていない用語について調べる。
〔次回事前学習〕講義中に指示したキーワードについて整理する。
90分
第6回
授業内容
自閉スペクトラム症(ASD)の特性とその対応:診断基準と特性の理解【リアクションペーパー、ミニテスト】
事後学習・次回事前学習
〔事後学習〕講義を聞いて考えたことを整理する。理解できていない用語について調べる。
〔次回事前学習〕講義中に指示したキーワードについて整理する。
90分
第7回
授業内容
学習障害(LD)と注意欠如・多動性障害(ADHD)の特性とその対応:診断基準と特性の理解【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
〔事後学習〕講義を聞いて考えたことを整理する。理解できていない用語について調べる。
〔次回事前学習〕講義中に指示したキーワードについて整理する。
90分
第8回
授業内容
発達障害の診断とアセスメント:知能検査の活用についても【リアクションペーパー、ミニテスト】
事後学習・次回事前学習
〔事後学習〕講義を聞いて考えたことを整理する。理解できていない用語について調べる。
〔次回事前学習〕講義中に指示したキーワードについて整理する。
90分
第9回
授業内容
発達課題の理解:エリクソン、ピアジェを中心に【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
〔事後学習〕講義を聞いて考えたことを整理する。理解できていない用語について調べる。
〔次回事前学習〕講義中に指示したキーワードについて整理する。
90分
第10回
授業内容
生活面に関する支援方法(1):認知・言語面の特性をふまえて【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
〔事後学習〕講義を聞いて考えたことを整理する。理解できていない用語について調べる。
〔次回事前学習〕講義中に指示したキーワードについて整理する。
90分
第11回
授業内容
生活面に関する支援方法(2):認知・言語面の特性をふまえて【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
〔事後学習〕講義を聞いて考えたことを整理する。理解できていない用語について調べる。
〔次回事前学習〕講義中に指示したキーワードについて整理する。
90分
第12回
授業内容
コミュニケーションに関する支援方法:認知・言語面の特性をふまえて【リアクションペーパー】
事後学習・次回事前学習
〔事後学習〕講義を聞いて考えたことを整理する。理解できていない用語について調べる。
〔次回事前学習〕講義中に指示したキーワードについて整理する。
90分
第13回
授業内容
発達障害児者への虐待について【リアクションペーパー、ミニテスト】
事後学習・次回事前学習
〔事後学習〕講義を聞いて考えたことを整理する。理解できていない用語について調べる。
〔次回事前学習〕講義中に指示したキーワードについて整理する。
180分
第14回
授業内容
発達障害児者の家族への支援:家族の心理、家族への支援方法【リアクションペーパー・レポート】
事後学習・次回事前学習
〔事後学習〕講義を聞いて考えたことを整理する。理解できていない用語について調べる。
〔次回事前学習〕講義中に指示したキーワードについて整理する。
90分
第15回
授業内容
まとめ:発達障害への理解と支援:発達障害に関わる専門職に求められる資質【リアクションペーパー】
事後学習
〔事後学習〕全ての講義の振り返り、支援者としてあるべき姿を考える。
90分

フィードバック
【事前準備】予習すべきポイント・キーワードについて簡潔にまとめる。(授業に対して30分程度)
【事後学修】授業で学んだことについて自分なりの考えを整理する。理解できていないポイント・キーワードについては簡潔にまとめる。(授業に対して30分程度)
評価方法および評価の基準
リアクションペーパー(授業に対する意欲・関心・態度:毎回)30%、レポート30%、筆記試験(小テスト含)30%、グループワーク・ロールプレイ10%とし、総合評価60点以上を合格とする。合格点に満たなかった場合、「再試験」を実施する。

①−2支援に関しての基本的理解 ②−2援助・支援に関する理論の基本的理解 

1.リアクションペーパー10%、筆記試験10%
2.リアクションペーパー10%、筆記試験10%、レポート15%、グループワーク・ロールプレイ10%
3.リアクションペーパー10%、筆記試験10%、レポート15%
【フィードバック】毎授業のはじめに前回講義の質疑に応え理解を深める(レポートなども同様)。

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
発達障害キーワード&キーポイント
市川宏伸
金子書房
978-4-7608-2403-8
推薦書・参考文献

履修上の助言、教員からのメッセージ
知的障害を含めた発達障害について、興味や関心をもって参加してほしいと思っています。
基礎的なことから一緒に学んでいきたいと考えています。
幼児期から成人期までの姿を紹介し、年齢に沿った支援方法をお伝えしたいと考えています。