教員名 : 矢野 景子
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科目名
乳児保育Ⅰ
担当教員名
矢野 景子
ナンバリング
NDd2067
学科
2021年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 社福・保育コース 2年
学年
2年
開講期
2023年度前期
授業形態
講義
単位数
2.00単位
実務経験の有無
有
実務経験および科目との関連性
保育士資格、幼稚園教諭専修免許、小学校教諭専修免許を保有する実務経験(保育所、幼稚園、子育て支援センター)を有する教員が講義及び事例検討演習を担当する。
ねらい
①科目の性格
本科目は保育士資格に関連する必修科目であり、「保育の内容・方法に関する科目」に位置づけられている。
0・1・2歳児の基本的理解と0・1・2歳児保育の実際について理解し、保育者の専門性を習得する。 ②科目の概要
0・1・2歳児の日常生活を理解するための知識や方法の基本を学ぶ。現在において0・1・2歳児にとってふさわしいと環境とはどのようなものかを追求しつつ、「0・1・2歳児の最善の利益」とは何なのかを考え、日々保育実践をする保育者がいる。この授業では、現代の子育て事情を理解しながら「乳児が乳児として生活する」ことを目指し、蓄積されている具体的な0・1・2歳児の保育の内容や方法について、事例から検討を進めていく。
③授業の方法(ALを含む)
講義を中心とし、グループワークや事例検討を等して理論と実践の理解を深める【講義】【討議】【プレゼンテーション】【レポート(表現)】
ディスカッション/プレゼンテーション/レポート(表現)
④到達目標
1.0・1・2歳児の発達やその特徴を理解し、保育者の援助や配慮について事例を読み取りや考察ができる。
2.乳児保育の意義を理解して、多様な保育の場、および現代における乳児保育の現状と課題について説明、考察することができる。 3.乳児保育のねらい、内容及び保育展開について説明することができる。 4.乳児保育における保護者や関係機関との連携、について説明することができる。 ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
ND①-4 人権尊重の理解、問題解決の方法提示/ND①-5 生活課題の理解、問題解決の方法提示/ND②-2 援助・支援に関する理論の基本的理解
第1回
事前学習
教科書・シラバスを精読し、わからない用語を事前に調べる。授業内容を理解し、自身の関心のあることを整理しパワーポイントスライド1枚にまとめておくこと。
授業内容
オリエンテーション・乳児保育の意義・乳児保育の歴史と現代的課題【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
事後課題:本日の授業を踏まえ、乳児保育の意義・乳児保育の歴史と現代的課題について、フォームズに自身の考えをまとめる。
事前課題:乳児を取り巻く社会について関連する新聞記事を持参する。 90分
第2回
授業内容
ヒトの子育てと乳児の発達【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
事後課題:本日の授業を踏まえ、ヒトの子育てと乳児の発達について、フォームズに自身の考えをまとめる。
事前課題:乳児を取り巻く睡眠に関連する新聞記事を用意し、発表の準備を行う。 180分
第3回
授業内容
乳児の生活<睡眠>【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
事後課題:本日の授業を踏まえ、乳児の睡眠について、フォームズに自身の考えをまとめる。
事前課題:乳児を取り巻く食事・排泄に関連する新聞記事を用意し、発表の準備を行う。 180分
第4回
授業内容
乳児の生活<食事・排泄>【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
事後課題:本日の授業を踏まえ、食事・排泄について、フォームズに自身の考えをまとめる。
事前課題:乳児を取り巻く健康・安全に関連する新聞記事を用意し、発表の準備を行う。 180分
第5回
授業内容
乳児の生活<健康・安全>【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
事後課題:本日の授業を踏まえ、健康と安全について、フォームズに自身の考えをまとめる。
事前課題:発達過程表を作成する準備を行う。 180分
第6回
授業内容
胎児期〜3歳未満児までの発達
事後学習・次回事前学習
事後課題:本日の授業を踏まえ、発達過程表を完成させる。フォームズに自身の考えをまとめる。
事前課題:デイリープログラムに関連する資料を用意し、発表の準備を行う。 180分
第7回
授業内容
乳児の生活<乳児としての日課と保育者の仕事>【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
事後課題:本日の授業を踏まえ、発達過程表を完成させる。フォームズに自身の考えをまとめる。
事前課題:乳児と遊びに関連する資料を用意し、発表の準備を行う。 180分
第8回
授業内容
乳児の生活<遊び1>【グループワーク】【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
事前課題:本日の授業を踏まえ、乳児を取り巻く遊びついてフォームズに自身の考えをまとめる。
事後課題:乳児と遊びについて、学びの芽生えに関してポートフォリオ(パワーポイントスライド1枚)にまとめる。 180分
第9回
授業内容
乳児保育の環境【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
事後課題:本日の授業を踏まえ、乳児保育室の環境についてフォームズに自身の考えをまとめる。
事前課題:乳児院について、法的根拠及び関連する資料を用意する。 180分
第10回
授業内容
社会的養護と乳児保育【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
事後課題:本日の授業を踏まえ、乳児院の役割と保育者の専門性についてフォームズに自身の考えをまとめる。
事前課題:保育者の援助について保育所保育指針から関連する事項をポートフォリオにまとめる。 180分
第11回
授業内容
保育者の専門性-関わりの観点から−【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
事後課題:本日の授業を踏まえ、保育者の援助の観点についてフォームズに自身の考えをまとめる。
事前課題:保育者の援助について保育者の連携についてデイリープログラムを参考にしてポートフォリオに自身の考えをまとめる。 180分
第12回
授業内容
子どもの生活を共にする保育者の役割<クラス担任間の連携・保育所内での連携>グループワーク】
事後学習・次回事前学習
事後課題:本日の授業を踏まえ、保育者の援助の観点についてフォームズに自身の考えをまとめる。
事前課題:保育者の援助について保育者の連携についてデイリープログラムを参考にしてポートフォリオに自身の考えをまとめる。 180分
第13回
授業内容
保育の計画と評価<保育課程と指導計画>グループワーク】
事後学習・次回事前学習
事後課題:本日の授業を踏まえ、乳児保育の計画についてフォームズに自身の考えをまとめる。
事前課題:小規模保育、家庭的保育、居宅訪問型保育について調べ、特徴を整理する(ポートフォリオスライド1枚) 180分
第14回
授業内容
乳児の育つ場の多様性:小規模保育と家庭的保育
事後学習・次回事前学習
事後課題:本日の授業を踏まえ、乳児の育つ場についてフォームズに自身の考えをまとめる。
事前課題:乳児保育の社会的意義と保育者の役割について、自身の考えをポートフォリオにまとめる。 180分
第15回
授業内容
まとめ<乳児保育の役割について>【レポート(表現)】
事後学習
ポートフォリオの作成、および期末レポート課題の作成を行う。
90分
フィードバック
課題やリフレクションシートをもとに前授業のフィードバック、返却を実施する。
評価方法および評価の基準
課題提出(40%)、中間課題ポートフォリオ(30%)、期末レポート(30%)、総合評価60点以上を合格とする。
達成目標1.課題への取り組み(10%/40%)、中間課題(15%/30%) 達成目標2.課題への取り組み(10%/40%)、中間課題(15%/30%) 達成目標3.課題への取り組み(10%/40%)、期末課題(15%/30%) 達成目標4.課題への取り組み(10%/40%)、期末課題(15%/30%) 教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
改訂 乳児保育の基本
阿部和子
萌文書林
保育に活かす子どもの権利条約
公益社団法人全国私立保育連盟
エイデル研究所
他科目にて購入した場合には不要
推薦書・参考文献
厚生労働省「保育所保育指針」
内閣府「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」 履修上の助言、教員からのメッセージ
ポートフォリオを作成するため、パワーポイント(Microsoft)が使用できるように準備すること。
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