シラバス情報

科目名
生活支援技術展開Ⅰ
担当教員名
菅野 清子
ナンバリング
NDc2035
学科
2021年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 社福・保育コース 2年
学年
2年
開講期
2023年度前期
授業形態
演習
単位数
1.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
本科目は、福祉の現場において、支援を必要とする人々に対して、生活の質の向上を理解し共有するものである。また、社会福祉学を基礎とする、生活支援のための援助技術や知識を、身につけられるようにするものである。介護の資格取得に必要な、必修科目でもある。
②科目の概要
生活支援の技術を学ぶために必要な、話し方や声のかけ方など、グループワークを通して演習する。特に、レクリエーション支援を中心に行い、プログラムの提供やホスピタリティ(心のこもったおもてなし)を習得し、人前で提供できるようにする。
③授業の方法(ALを含む)
コミュニケーション力を高めるために、毎回アイスブレーキングの演習を実施。表現活動の演習技術を取り入れながら、人前でできるよう、グループワークを中心に進めていく。常に、介護の現場をイメージした雰囲気作りで展開していきたい。
具体的には
①身体の機能に合った、健康のための運動支援
②コミュニケーションを介した、レクリエーション支援
③脳トレやボイストレーニングなどの機能を活性化する支援
④芸術や作品づくりなど 喜びを支援


リアクションペーパー/実技、実験/レポート/グループワーク/プレゼンテーション/レポート(表現)/ロールプレイ・模擬授業/創作、制作
④到達目標
①対象者一人ひとりの生活支援のあり方について理解し、ホスピタリティを持った配慮で接することができる。
②小集団の交流を活かした、レクリエーション活動の支援を理解し、楽しい時間を提供できる。
③対象者と環境に合わせた、レクリエーション活動のプログラムを作成できる。

⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
ND②-1 事実や支援の効果についての実証及び理解

第1回
事前学習
「生活支援」と言うキーワードについて調べ、感じた事をA4用紙1枚にまとめておく。
45分
授業内容
オリエンテーション アイスブレーキング この授業の科目について、調べたことを共有しながら、進め方について確認する。
事後学習・次回事前学習
【事後学習】①体験したアイスブレーキングのふりかえりと、理解が不十分だった内容などを、質問項目として、整理しておく。
【次回事前学習】①配布したアイスブレーキングの資料に目を通し、実際にやってみて、気付いた事や、質問などをまとめておく。
        次回の内容について資料を読み、理解しておく。
45分
第2回
授業内容
対象者と支援者との交流を心地よくするための、態度や声掛けの実際【演習】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で実践した内容をふりかえり、見直しをするとともに、課題や質問を整理しておく。
【次回事前学習】授業中に指示した次回の内容について、資料を読み、疑問点や気になる点などを整理しておく。
45分
第3回
授業内容
アイスブレーキングの演習
事後学習・次回事前学習
【事後学習】演習した内容を復習し、特にアイスブレーキングは、声を出してできるようにしておく。ポイントや質問、課題等は整理しておく。
【次回事前学習】通所施設について調べ、特徴や過ごし方などをA4用紙1枚にまとめておく。配布資料に目を通しておく。
45分
第4回
授業内容
集団で楽しむレクリエーション活動 ①通所施設(デイサービス 介護老人保健施設)での展開【演習】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】演習した内容を復習し、特にアイスブレーキングは、人前でもできるようにしておく。ポイントや質問、課題等は整理をし、ファイリングをしておく。
【次回事前学習】入所、入居施設について、調べておく。特徴や過ごし方などをA4用紙1枚にまとめておく。
45分
第5回
授業内容
個人で楽しむレクリエーション活動 ②入所、入居施設での展開【演習】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】演習した内容を復習し、特にアイスブレーキングは、人前でもできるようにしておく。ポイントや質問、課題等は整理しておく。
【次回事前学習】認知症グループホームについて、調べておく。特徴や過ごし方などをA4用紙1枚にまとめておく。
45分
第6回
授業内容
動機付けに用いやすい1対1のレクリエーション活動 認知症グループホームにおける支援展開 【演習】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】演習した内容を復習し、自己分析を行い、A4用紙1枚にまとめておく。ポイントや質問、課題等は整理しておく。
【次回事前学習】指定されたキーワードについて、調べておく。
45分
第7回
授業内容
小集団の交流を活かした、レクリエーション活動の展開。CSSプロセスの効果。【演習】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】演習した内容をふりかえり、CSSプロセスに効果のある言葉を整理してみる。ポイントや質問、課題等は整理しておく。
【次回事前学習】レクリエーション活動に使えそうな歌や音源を調べ、書き出しておく。
45分
第8回
授業内容
小集団の力を引き出し、みんなで楽しむ音楽レクリエーションや、健康リハビリのための運動レクリエーション【演習】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】演習した内容を復習し、特に歌は、楽譜を見なくても歌えるようにしておく。ポイントや質問、課題等は整理しておく。
【次回事前学習】指定された教材準備 テーマ「手作りのレクリエーション」
45分
第9回
授業内容
手作りのものや、身近なものを使ったレクリエーション活動の展開【演習】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】演習した内容をふりかえり、ポイントや質問、課題等を整理しておく。
【次回事前学習】配布資料に目を通し、今まで演習したアクティビティの特徴を整理しておく。
45分
第10回
授業内容
対象者と現場に合わせたレクリエーション活動のアレンジ① 分析とプログラム作成 【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】演習した内容のふりかえりをおこない、自己分析をまとめておく。 
【次回事前学習】課題に従ってまとめる
45分
第11回
授業内容
対象者と現場に合わせたレクリエーション活動のアレンジ② 分析とプログラム作成 【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】演習した内容を復習し、特にアイスブレーキングは、人前でもできるようにしておく。ポイントや質問、課題等は整理しておく。
【次回事前学習】次回の授業内容に向けて、グループワークでの役割をまとめておく。
45分
第12回
授業内容
グループワークで作成したプログラムに従って、レクリエーションを提供する。【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】グループワークでのふりかえりと自己分析をして、A4用紙1枚にまとめる。ポイントや質問、課題等は整理しておく。
【次回事前学習】プレゼンテーションに向けて、見る側のポイントを整理しておく。
45分
第13回
授業内容
グループワークで作成したプログラムに従って、レクリエーションを提供する。【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
【事後学習】グループワークでのチームワークや、プログラム内容の自己分析をして、A4用紙1枚にまとめる。ポイントや質問、課題等は整理しておく。
【次回事前学習】実技試験のための準備 
45分
第14回
授業内容
各自が得意とする、レクリエーション支援(アイスブレーキング)を提供する。【実技試験】
まとめ                                                         
事後学習・次回事前学習
【事後学習】レクリエーション支援(アイスブレーキング)の内容をふりかえり、まとめる。特に、今後の課題等は整理しておく。
【次回事前学習】実技試験のための準備
45分
第15回
授業内容
各自が得意とする、レクリエーション支援(アイスブレーキング)を提供する。【実技試験】
まとめとフィードバック
事後学習
【事後学習】全授業のまとめのフィードバック内容を復習し、資料はファイリングをするなど、今後に活かせるよう整理しておく。
45分

フィードバック
指示した課題等の質問や疑問等は、授業時間内または、翌週に解説・コメント。それぞれの考えや意見を共有する。
評価方法および評価の基準
各授業回に指示する課題やレポートへの取り組み(40%)と、演習及び実技(60%)で評価し、60点以上を合格とする。
到達目標① 演習及び実技(30%/60%)
到達目標② 演習及び実技(30%/60%)
到達目標③ レポートへの取り組み(40%)
筆記試験はありません。

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
使用しない。授業中にプリントを配布する。
推薦書・参考文献
授業内で紹介する

履修上の助言、教員からのメッセージ
この科目は、常に介護現場を意識し、演習を中心に学修していきます。対象者に寄り添う支援者として、ふさわしい身だしなみやホスピタリティを求めます。
内容によっては、動きやすい服装等の指示が出る場合もありますので、日頃から心がけておきましょう。また、必要に応じて、廃品利用や文具等の準備が必要な場合もあります。その際は、 UNIVERSAL PASSPORT や授業内で周知します。

対面授業を重視しますので、グループワークが多くなりますが、福祉の現場ではコミュニケーション力が求められますので、話す力、聴く力、伝える力など、みなさんと
共有しながら楽しい授業にして行きたいと思います。