シラバス情報

科目名
相談援助演習Ⅴ
担当教員名
佐藤 陽、富井 友子、今井 伸、人見 優子、大山 博幸
ナンバリング
NDb4025
学科
2021年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 社福・保育コース 3年
学年
3年
開講期
2023年度後期
授業形態
演習
単位数
1.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性
福祉相談職及びソーシャルワーカーとしての実務経験あり

ねらい
①科目の性格
本科目は、社会福祉士養成課程の科目であり学科専門選択科目である。ソーシャルワーク論や他の相談援助演習、社会福祉実習、相談援助実習指導と関連する。
②科目の概要
本演習は、原則社会福祉実習後に行い、実習指導や演習科目との関連も重視しつつ、ソーシャルワークの知識と技術の総合的・統合的な学修を目指す。ソーシャルワークに係る知識と技術について個別的な体験を一般化し、実践的な知識と技術を習得できるように、社会福祉実習における学生個々の実習経験を踏まえ、集団指導並びに個別指導による実技指導を行う。
③授業の方法(ALを含む)
グループスーパービジョン形態を基礎に、ケースメソッドやロールプレイ・サイコドラマの形態を用いる。
レポート/プレゼンテーション/ロールプレイ・模擬授業/ケースメソッド
④到達目標
到達目標1:実習経験を振り返り、その経験を記述し意味づけることができる。
到達目標2:実習経験を事例やロールプレイ及びインシデント記述により、場面の再構成ができる。
到達目標3:実習経験のとらえなおしから得た意味づけや知見を既存のソーシャルワーク及び社会福祉に関する知見と関連して理解し、それらを文章で説明することができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
ND②-4 体験の意味付けと表現/ND②-5 自己表現及び集団的思考/ND③-2 専門的援助関係の体験的理解と自己覚知

第1回
事前学習
相談援助演習ⅢⅣで学んだ内容をまとめ記述してみよう。
45分
授業内容
授業オリエンテーション
事後学習・次回事前学習
事後学習:社会福祉実習における評価の中項目小項目を再度確認しておく。
次回事前学習:実習で取り組んだケーススタディの資料を見直しておく。
90分
第2回
授業内容
ワークシートを用いた事例検討1:ねらいと手順の説明、グループによるシェアリング【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
事後学習:自身のケーススタディシートの記述内容を、見直し必要に応じて再度書き直す。
次回事前学習:自身のケーススタディシートの記述内容を、見直し必要に応じて再度書き直す。
90分
第3回
授業内容
ワークシートを用いた事例検討2:グループ間でのセミプレゼンテーション【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
事後学習:自身のケーススタディシートの記述内容を、見直し必要に応じて再度書き直す。
次回事前学習:ケーススタディのプレゼンテーション準備をしておく。
90分
第4回
授業内容
ワークシートを用いた事例検討報告1:全体で報告、質疑【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
事後学習:他者の報告を聞いて、その主な見解が、どのソーシャルワークの知見に関連しているのかを見出し整理し記述すること。
次回事前学習:ケーススタディのプレゼンテーション準備をしておく。
90分
第5回
授業内容
ワークシートを用いた事例検討報告2:全体で報告、質疑【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
事後学習:他者の報告を聞いて、その主な見解が、どのソーシャルワークの知見に関連しているのかを見出し整理し記述すること。
次回事前学習:ケーススタディのプレゼンテーション準備をしておく。
90分
第6回
授業内容
ワークシートを用いた事例検討報告3:全体で報告、質疑【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
事後学習:他者の報告を聞いて、その主な見解が、どのソーシャルワークの知見に関連しているのかを見出し整理し記述すること。
次回事前学習:ケーススタディのプレゼンテーション準備をしておく。
90分
第7回
授業内容
ワークシートを用いた事例検討報告4:全体で報告、質疑【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
事後学習:他者の報告を聞いて、その主な見解が、どのソーシャルワークの知見に関連しているのかを見出し整理し記述すること。
次回事前学習:自分が重要と思われるソーシャルワークの知見について調べまとめておくこと。
90分
第8回
授業内容
ケーススタディの主要な考察から浮かび上がるソーシャルワーク及び社会福祉の知見との関連を見出す【レポート】
事後学習・次回事前学習
事後学習:本授業であらかじめ配布されたレポート用紙の書式に従って、記述すること。
次回事前学習:実習経験において腑に落ちなかった場面、気になる場面を想起しておくこと。

90分
第9回
授業内容
ロールプレイ・インシデント記述を通した実習場面の再構成1:説明【ケースメソッド】
事後学習・次回事前学習
事後学習:授業中に示された事例を再度読み返すこと。
次回事前学習:実習経験において腑に落ちなかった場面、気になる場面を想起し、ロールプレイで表現する準備をしておくこと。

90分
第10回
授業内容
ロールプレイ・インシデント記述を通した実習場面の再構成2【ロールプレイ】
事後学習・次回事前学習
事後学習:授業で演じられ語られた他者もしくは実習場面を想起し、その場面の中止的な意味を見出し、それがソーシャルワークのどの知見と関連するかを検討しておく。
次回事前学習:実習経験において腑に落ちなかった場面、気になる場面を想起し、ロールプレイで表現する準備をしておくこと。
90分
第11回
授業内容
ロールプレイ・インシデント記述を通した実習場面の再構成3【ロールプレイ】
事後学習・次回事前学習
事後学習:授業で演じられ語られた他者もしくは実習場面を想起し、その場面の中止的な意味を見出し、それがソーシャルワークのどの知見と関連するかを検討しておく。
次回事前学習:実習経験において腑に落ちなかった場面、気になる場面を想起し、ロールプレイで表現する準備をしておくこと。
90分
第12回
授業内容
ロールプレイ・インシデント記述を通した実習場面の再構成4【ロールプレイ】
事後学習・次回事前学習
事後学習:授業で演じられ語られた他者もしくは実習場面を想起し、その場面の中止的な意味を見出し、それがソーシャルワークのどの知見と関連するかを検討しておく。
次回事前学習:実習経験において腑に落ちなかった場面、気になる場面を想起し、ロールプレイで表現する準備をしておくこと。
90分
第13回
授業内容
ロールプレイ・インシデント記述を通した実習場面の再構成5【ロールプレイ】
事後学習・次回事前学習
事後学習:授業で演じられ語られた他者もしくは実習場面を想起し、その場面の中止的な意味を見出し、それがソーシャルワークのどの知見と関連するかを検討しておく。
次回事前学習:ロールプレイで演じた実習場面における中心的な意味が、ソーシャルワークのどの知見と関連するかを検討しておく。
90分
第14回
授業内容
実習経験と専門知見との関連・統合【レポート】【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
事後学習:授業内で示された所定のレポート用紙に、ロールプレイで演じた場面と関連するソーシャルワークの知見に関する内実を記述しておく。
次回事前学習:所定のレポート記述におけるプレゼンテーションの準備をしておく。
90分
第15回
授業内容
所定のレポート記述におけるプレゼンテーションとまとめ【プレゼンテーション】
事後学習
事後学習:すべての授業回で学んだことを整理する
45分

フィードバック
授業中に行ったケーススタディ及びロールプレイに関するレポート記述の結果に対しては、授業内にフォードバックする。
評価方法および評価の基準
事例検討の報告(40%)、事例検討に対するレポート(20%)、ロールプレイ体験後の振り返りレポート、もしくは、インシデントシート振り返りレポート(40%)とし60点以上を合格とする。
到達目標1:実習経験を振り返り、その経験を記述し意味づけることができる。:(10%/20%)
到達目標2:実習経験を事例やロールプレイ及びインシデント記述により、場面の再構成ができる。:(10%/20%)
到達目標3:実習経験のとらえなおしから得た意味づけや知見を既存のソーシャルワーク及び社会福祉に関する知見と関連して理解し、それらを文章で説明することができる。(10%/60%)

教科書
推薦書・参考文献
【推薦書】社団法人日本社会福祉士養成校協会監『社会福祉士 相談援助演習』中央法規、高良聖『サイコドラマの技法』岩崎学術出版

履修上の助言、教員からのメッセージ
社会福祉士としてソーシャルワークの実践力を意識し身に着けていくことが最終的なゴールです。あなたはこの4年間で、どんな実践力を身に着けたのでしょうか。一緒に学びましょう。