シラバス情報

科目名
舞台芸術
担当教員名
加藤 暁子
ナンバリング
EDi3081
学科
2021年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 社福・保育コース 2年
学年
2年
開講期
2023年度後期
授業形態
講義
単位数
2.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
本科目は、教育人文学部 文芸文化学科の専門選択科目「芸術・文化」の領域に該当するの科目であり、舞台芸術を通じて日本の伝統文化を学びます。現在では世界中から注目される女性だけで構成される『宝塚歌劇団』を中心に音楽表現や舞台装置、衣装など様々な角度から総合芸術の奥深さを追求し、学生が芸術を解釈しやすいように説明していきます。
②科目の概要
100年以上続く歌劇団の出発期から現在までの歴史の流れを学び、その背景と共にエンターテイメントの変化などを作品を丁寧に分析することで、舞台芸術の愉しみ方を知り、理解を深めるよう解説をします。
③授業の方法(ALを含む)
本科目では、講義による舞台につていの解説を中心として、講義中に映像を視聴しながら知識を増やすような授業を行います。
レビュー作品の映像資料など視聴することで総合芸術の世界を観察し、宝塚歌劇のシステムを学ぶことにより、空間の使い方から時間の進め方をデザインする能力、また舞台上で起きる様々な事態に対する解決策(ソリューション)などの思考を鍛えられよう、授業を工夫しています。
リアクションペーパー/レポート(表現)/ICT
④到達目標
1. 芸術を理解するための基礎知識を習得し、理解した内容を的確に説明することができる。
2. 映像資料から、宝塚の特質を生かした表現や文化などを理解して、分析内容を自己表現(記述)できる。
3. 文藝・音楽・衣装・舞踊・演劇全般に対する理解を深め、課題発見と考察に積極的に取り組むことができる。

⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
KG①-2 芸術・文化に関する知識/KG①-3 芸術・文化の特性と歴史に関する知識/KG①-4 芸術・文化に関する表現能力

第1回
事前学習
第一回目の授業に必要な知識を、A4用紙1枚程度にまとめておく。
インターネットを利用して事前学習をする場合、宝塚歌劇に関するサイトは多数ありますが、宝塚歌劇公式サイトのみ、授業の参考資料として学修してきてください。
歌劇団が発信したもの以外の書き込みや、元生徒が発信したものについては、参考資料として認められませんので注意して下さい。
90分
授業内容
オリエンテーション 「総合芸術としての宝塚歌劇」
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱ったテーマの内容を見直し、興味を持つ内容及び理解が不十分な内容について調べて学習する。(90分)
【次回事前学習】事前にUNIVERSAL PASSPORT で配布した資料に目を通し、キーワードについて調べ、A4用紙1枚にまとめる。(90分)
180分
第2回
授業内容
宝塚が創設された大正時代の文化と歴史的背景
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱ったテーマの内容を見直し、興味を持つ内容及び理解が不十分な内容について調べて学習する。(90分)
【次回事前学習】事前にUNIVERSAL PASSPORT で配布した資料に目を通し、キーワードについて調べ、A4用紙1枚にまとめる。(90分)
180分
第3回
授業内容
日本の伝統芸能『歌舞伎』『TAKARAZUKA』。世界での位置づけと視点。
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱ったテーマの内容を見直し、興味を持つ内容及び理解が不十分な内容について調べて学習する。(90分)
【次回事前学習】事前にUNIVERSAL PASSPORT で配布した資料に目を通し、キーワードについて調べ、A4用紙1枚にまとめる。(90分)
180分
第4回
授業内容
日本・海外の文学作品と宝塚歌劇
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱ったテーマの内容を見直し、興味を持つ内容及び理解が不十分な内容について調べて学習する。(90分)
【次回事前学習】事前にUNIVERSAL PASSPORT で配布した資料に目を通し、キーワードについて調べ、A4用紙1枚にまとめる。(90分)
180分
第5回
授業内容
創設者「小林一三」 文化人と経営者としての世界観
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱ったテーマの内容を見直し、興味を持つ内容及び理解が不十分な内容について調べて学習する。また、授業内で学習した実践作業が終了しなかった場合は、完成させる。(90分)
【次回事前学習】事前にUNIVERSAL PASSPORT で配布した資料に目を通し、キーワードについて調べ、A4用紙1枚にまとめる。(90分)
180分
第6回
授業内容
海外ミュージカル作品と宝塚歌劇
『エリザベート』作品分析
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱ったテーマの内容を見直し、興味を持つ内容及び理解が不十分な内容について調べて学習する。(120分)
【次回事前学習】事前にUNIVERSAL PASSPORT で配布した資料に目を通し、キーワードについて調べ、A4用紙1枚にまとめる。(60分)
第7回
授業内容
『アナスタシア』作品分析
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱ったテーマの内容を見直し、興味を持つ内容及び理解が不十分な内容について調べて学習する。(90分)
【次回事前学習】事前にUNIVERSAL PASSPORT で配布した資料に目を通し、キーワードについて調べ、A4用紙1枚にまとめる。(90分)
180分
第8回
授業内容
『フランス革命』と宝塚
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱ったテーマの内容を見直し、興味を持つ内容及び理解が不十分な内容について調べて学習する。(90分)
【次回事前学習】事前にUNIVERSAL PASSPORT で配布した資料に目を通し、キーワードについて調べ、A4用紙1枚にまとめる。(90分)
180分
第9回
授業内容
宝塚歌劇やミュージカルの舞台製作の裏側
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱ったテーマの内容を見直し、興味を持つ内容及び理解が不十分な内容について調べて学習する。(90分)
【次回事前学習】事前にUNIVERSAL PASSPORT で配布した資料に目を通し、キーワードについて調べ、A4用紙1枚にまとめる。(90分)
180分
第10回
授業内容
宝塚歌劇の衣装研究「和物」「洋モノ」
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱ったテーマの内容を見直し、興味を持つ内容及び理解が不十分な内容について調べて学習する。(120分)
【次回事前学習】事前にUNIVERSAL PASSPORT で配布した資料に目を通し、キーワードについて調べ、A4用紙1枚にまとめる。(60分)
180分
第11回
授業内容
宝塚歌劇のオペラとオペレッタ作品研究
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱ったテーマの内容を見直し、興味を持つ内容及び理解が不十分な内容について調べて学習する。(90分)
【次回事前学習】事前にUNIVERSAL PASSPORT で配布した資料に目を通し、キーワードについて調べ、A4用紙1枚にまとめる。自分の部屋をテーマに沿って観察して来る。(90分)
180分
第12回
授業内容
舞台を演出するという仕事・劇団を運営するいう仕事について
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱ったテーマの内容を見直し、興味を持つ内容及び理解が不十分な内容について調べて学習する。また、授業内で学習した作業が終了しなかった場合は、完成させる。(90分)
【次回事前学習】事前にUNIVERSAL PASSPORT で配布した資料に目を通し、キーワードについて調べ、A4用紙1枚にまとめる。(90分)
180分
第13回
授業内容
宝塚が海外に進出した作品とその時代背景
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱ったテーマの内容を見直し、興味を持つ内容及び理解が不十分な内容について調べて学習する。また、授業内で学習した作業が終了しなかった場合は、完成させる。(90分)
【次回事前学習】「自分に合う色」と「自分が好きな色」を見つけ、配布するA4用紙1枚にまとめる。(90分)
180分
第14回
授業内容
『TAKARAZUKA レビュー』は日本のオリジナル
事後学習・次回事前学習
【事後学習】授業で取り扱ったテーマの内容を見直し、興味を持つ内容及び理解が不十分な内容について調べて学習する。(90分)
【次回事前学習】事前にUNIVERSAL PASSPORT で配布した資料に目を通し、キーワードについて調べ、A4用紙1枚にまとめる。(90分)
180分
第15回
授業内容
まとめ。宝塚歌劇は日本の伝統文化・舞台芸術と言えるのか
事後学習
【事後学習】授業で取り扱ったテーマの内容を全体的見直し、興味を持った内容及び理解が不十分だった内容について調べて学習する。(180分)
90分

フィードバック
各回の授業後にレポートを記入してもらい、提出された課題は、回収した翌日の授業時間内に解説・コメントする。
評価方法および評価の基準
各授業回に指示する課題やレポートへの取り組み 80点(10点×8回)  最終レポート1回(20点)で評価し、総合評価が60点以上を合格点とする。
出席のみの評価はなし(授業への取り組みを重視)。 出席回数が原則10回未満は不合格とする。 

到達目標1 各授業回に指示する課題やレポートへの取り組み 50点/80点 レポート1回 10点/20点
到達目標2 各授業回に指示する課題やレポートへの取り組み 45点/80点 レポート1回 15点/20点
到達目標3 各授業回に指示する課題やレポートへの取り組み 40点/80点 レポート1回 20点/20点

教科書
推薦書・参考文献
推薦書は授業内でテーマごとに多数の書籍と映像資料を紹介します。
参考書籍『宝塚歌劇団スタディーズ 舞台を100倍楽しむ15講座』戎光祥出版/江藤茂博編著  『宝塚 百年の夢』文春新書/植田紳爾  『宝塚歌劇の変容と日本近代』など多数。

履修上の助言、教員からのメッセージ
私はここ30年程、宝塚歌劇やその他の舞台作品を、1か月に5回〜10回位は劇場で鑑賞をし、宝塚歌劇所属の演出家などからたくさんの話しを聞く生活を続けてきました。
そのため、受講生の皆さんに舞台劇術を鑑賞するポイントや、舞台の愉しみ方を伝え、知識の幅を広げてほしいと考えています。
但し、本科目は、映像資料を比較的多く使用するため、暗い場所やスクリーンでの映像の視聴に無理を感じる学生は、受講するかよく考えてください。
15回の授業日のうち、8回程度に課題提出があり、評価の8割は提出課題で行います。※出席のみの評価はありません。
この科目は舞台に興味のある方、全く舞台鑑賞をしたことがない方、どなたでも楽しんで理解してもらえる内容で、本講座を受講後に「生の舞台」に接する機会に繋がる科目になれば良いと思います。
本科目の授業連絡は主に総合教育システムUNIVERSAL PASSPORT(掲示板)を利用します。