シラバス情報

科目名
ディズニー研究
担当教員名
中嶋 洋子
ナンバリング
EDh2062
学科
2021年度 大学 人間生活学部 人間福祉学科 社福・保育コース 2年
学年
2年
開講期
2023年度後期
授業形態
講義
単位数
2.00単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
本科目は、教育人文学部、文芸文化学科の専門科目「多文化理解・共生科目」の領域に該当する卒業要件選択科目です。
②科目の概要
ディズニーの映画作品と原作を比較し、その違いを探ります。また、それぞれの作品に取り上げられたヒロインの特徴を捉え、それが作られた時代の背景とどのようにつながっているのかを探ります。研究の手法を学んだあと、履修生には研究発表を行ってもらうため、積極的に学び、調べ、研究活動に取り組む姿勢が求められます。

③授業の方法(ALを含む)
授業の回により活動の内容が異なるので、詳しくは各回の内容を参照。コースの前半では、各回の授業前半で、資料の読み方、鑑賞の仕方のポイントについて解説を受けた後、実際に資料を読み、あらすじやアウトラインをまとめる作業に入る。授業内で終えることは不可能なため、大部分は次回までの課題となる。次の授業の冒頭に課題でまとめた資料の内容のディスカッションを行う。コース後半は、学生による担当作品についてのリサーチの進捗状況報告、プレゼンテーションを行う。(プレゼンテーションは、発表動画を学生自身に作成、提出してもらい、それを授業で投影する。)発表を聞いている学生は評価シートに記入し、発表後にコメントを述べる。
レポート/グループワーク/ディスカッション/プレゼンテーション/創作、制作
④到達目標
1.ディズニー映画とその原作の違い、その意図を知る。
2.作品が作られた時代背景と映画のヒロイン像のつながりを理解する。
3.文化研究の方法を学び自ら実践できるようになる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
ED①-2 文学・芸術・文化に関する知識/ED②-3 比較文化的考察

第1回
事前学習
下記①・②について、A4 1枚にまとめる(第1回の授業に持参すること・第1回の授業後にUNIVERSAL PASSPORT に提出)
①研究してみたいディズニープリンセスとその理由
②私とディズニー映画
90分
授業内容
オリエンテーション
Disney研究とは

下記についてグループ・ディスカッション
①研究してみたいディズニープリンセスとその理由
②私とディズニー映画

【ディスカッション】
事後学習・次回事前学習
事後学修
以下①・②について計A4 1枚にまとめ、次回授業までにUNIVERSAL PASSPORT に提出
①研究してみたいディズニープリンセスとその理由
②私とディズニー映画
次回事前学習
UNIVERSAL PASSPORT より下記の論文をダウンロード、印刷し、下記①、②を行う。
森本翔子
「ディズニー長編アニメーション作品におけるプリンセス像」
①読む
②小見出しを抜き書き出し大まかなアウトラインをつかむ(次回授業までにUNIVERSAL PASSPORT に提出)
180分
第2回
授業内容
論文の読み方
*著者とその他の研究者の見解を分けて読む

【グループワーク】
事後学習・次回事前学習
事後学修
森本翔子
「ディズニー長編アニメーション作品におけるプリンセス像」
について、前週にまとめた小見出しの下に本文を箇条書きでまとめる。
①著者の見解 と、②その他の研修者の見解 がはっきりわかるようにまとめること。

(次回授業までにUNIVERSAL PASSPORT に提出・また、ディスカッションの際、利用できるように印刷しておくこと。)
180分
第3回
授業内容
森本翔子
「ディズニー長編アニメーション作品におけるプリンセス像」
アウトライン検証(グループ活動)

【グループワーク】

事後学習・次回事前学習
事後学修
授業でのディスカッションをもとに、前週に提出した課題レポートを推敲する。
(次回授業までにUNIVERSAL PASSPORT に提出)

次回事前学習
UNIVERSAL PASSPORTで配布資料をダウンロードし、印刷しておく。
180分
第4回
授業内容
映画と原作①
『シンデレラ』   − 原作を読む
 あらすじまとめ

【レポート】
事後学習・次回事前学習
事後学修
「灰かぶり」のあらすじまとめ(A4半ページ程度)を仕上げ、UNIVERSAL PASSPORTに提出。
180分
第5回
授業内容
『シンデレラ』 − 映画と原作 ②

ディズニー映画「シンデレラ」とグリム童話「灰かぶり」を比較する

【ディスカッション】

事後学習・次回事前学習
事後学修
UNIVERSAL PASSPORTより、フォーマットをダウンロードの上、下記をまとめる。
映画「シンデレラ」vsグリム童話「灰かぶり」比較

(次回授業までにUNIVERSAL PASSPORTに提出・また、授業で使用できるよう印刷しておくこと。)
180分
第6回
授業内容
参考文献の探し方 
下記のウェブサイトを用いて、リサーチに必要な文献を探す。

①Webcat plus
http://webcatplus.nii.ac.jp/

②CiNii
https://ci.nii.ac.jp/

【レポート】
事後学習・次回事前学習
①研究したいヒロインについて、参考資料を2点以上見つけ、決めてくること。
(希望が通らない場合を考慮し、第2希望まで考えておいてください。)

②上記について A4 1枚にまとめる。(次回授業までにUNIVERSAL PASSPORTに提出)
180分
第7回
授業内容
映画「シンデレラ」vsグリム童話「灰かぶり」比較
 課題でまとめた資料をもとに、グループディスカッションを行う。
 (提出した資料を印刷して持参すること。)    【ディスカッション】

事後学習・次回事前学習
事前学習
照沼(2020) アウトライン作成
(2週間後の授業までにUNIVERSAL PASSPORTに提出)
180分
第8回
授業内容
*発表担当決め  【グループワーク】

発表動画作成について
サンプル発表動画視聴:「リトル・マーメイド」
事後学習・次回事前学習
事後学習
①練習動画作成
(次回の授業までにUNIVERSAL PASSPORTに提出)

②照沼(2020) アウトライン作成(続)
(次回の授業までにUNIVERSAL PASSPORTに提出)

各自リサーチ計画を立てる
180分
第9回
授業内容
練習動画の確認

リサーチ計画報告

【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
事前学習
各自リサーチ&発表動画作成(第12回授業前日までに動画をGoogle Drive 指定のフォルダに提出)

次回事前学習
進捗報告用資料作成(パワーポイント)
180分
第10回
授業内容
リサーチ進捗状況報告

【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
事前学習
各自リサーチ&発表動画作成(第12回授業前日までに動画をGoogle Drive 指定のフォルダに提出)

次回事前学習
進捗報告用資料作成(パワーポイント)

180分
第11回
授業内容
リサーチ進捗状況報告

【プレゼンテーション】
事後学習・次回事前学習
次回事前学習
各自リサーチ&発表動画作成(第12回授業前日までに動画をGoogle Drive 指定のフォルダに提出)

次回事前学習
進捗報告用資料作成(パワーポイント)
180分
第12回
授業内容
発表①(発表動画鑑賞⁺質疑応答)

【プレゼンテーション】
【ディスカッション】

事後学習・次回事前学習
事後学習
当日視聴した発表動画のオーディエンス・ノートをまとめる。
(指定フォルダの提出資料を参考にしても良い。)
180分
第13回
授業内容
発表②(発表動画鑑賞⁺質疑応答)
【プレゼンテーション】
【ディスカッション】

事後学習・次回事前学習
事後学習
当日視聴した発表動画のオーディエンス・ノートをまとめる。
(指定フォルダの提出資料を参考にしても良い。)
180分
第14回
授業内容
発表③(発表動画鑑賞⁺質疑応答)
【プレゼンテーション】
【ディスカッション】

事後学習・次回事前学習
事後学習
当日視聴した発表動画のオーディエンス・ノートをまとめる。
(指定フォルダの提出資料を参考にしても良い。)
180分
第15回
授業内容
発表⑤(発表動画鑑賞⁺質疑応答)
【プレゼンテーション】
【ディスカッション】
事後学習
事後学習
当日視聴した発表動画のオーディエンス・ノートをまとめる。
(指定フォルダの提出資料を参考にしても良い。)
180分

フィードバック
各課題については、教員、受講者ともに授業中にコメントする。  
評価方法および評価の基準
①発表(動画で提出)40点 ②レポート40点 ③授業の参加態度20点 とし、総合評価60点以上を合格とする。到達目標1〜3(下記)について、①〜③を下記のように配分する。
1.ディズニー映画とその原作の違い、その意図を知る。(発表10%・レポート20%・平常点5点)
2.作品が作成された背景と映画のヒロイン像のつながりを理解する。(発表10%・レポート10%・平常点5点)
3.文化研究の方法を学び自ら実践できるようになる。(発表20%・レポート10%・平常点10点)



教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
授業内で指示する
推薦書・参考文献
授業内で紹介

履修上の助言、教員からのメッセージ
「ディズニーが好き」は活動を行う上での大きなモチベーションにはなると思いますが、大学の科目としての研究では、作品を鑑賞するほかにも、論文、書籍などを使用しての学習が不可欠です。履修期間中は、論文のアウトライン、原作のあらすじのまとめなどが課題として出されるほか、研究発表やレポートのために多くの学習時間が必要となりますが、やり遂げれば達成感も大きいでしょう。