教員名 : 杉元 葉子
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科目名
現代社会プロジェクト 1Hクラス
担当教員名
杉元 葉子
ナンバリング
SAc4002
学科
2020〜2023年度 大学 社情デザイン学部 社情デザイン学科 3年
学年
3年
開講期
2022年度前期
授業形態
演習
単位数
2単位
実務経験の有無
有
実務経験および科目との関連性
建築の企画構想、設計、設計監理の実務経験を有する教員が担当し、プロジェクトを統括した経験を活かして課題を発見し提案に導くプロセスを指導する
ねらい
①科目の性格
本科目は社会情報デザイン学科の専門科目「企画構想ラボ」の「企画構想科目」の領域に該当する卒業要件必修科目である。
②科目の概要
1年次より学んできた企画構想に専門的見地から取り組む科目である。特に「住む」ことをテーマに、都市計画とまちづくり、住居のデザイン、家具什器等のデザインを中心に多面的に知識と思考を深め、より豊かに「住む」ことへの提案を探求する過程の初期的段階とする。
③授業の方法(ALを含む)
ミニ・レクチャー、輪読、学生による調査と発表、フィールド・ワーク等を行いながら「住む」ことに関わる知識を深める。さらにディスカッションを行い思考を深め、その中で各自のテーマを選び取り、探求を深めて、住むことへの提案に向けて初期的段階を進める。
レポート/グループワーク/ディスカッション/プレゼンテーション/フィールドワーク
④到達目標
1.日本の伝統的な都市と住まいに関する基礎的知識を習得し、説明することができる
2.日本の近現代の都市と住まいに関する基礎的知識を習得し、説明することができる 3.日本の現代のまちと住まいに関する関心と問題意識を示し、提案に向けての課題発見と考察のプロセスに主体的に取り組むことができる ⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
SA③-1 課題解決への実践力の修得/SA③-2 柔軟な思考力と発信力の獲得/SA③-3 連携・協働する力の獲得
内容
住空間に関わるトピックを取り上げ、デザインの歴史、現在の課題などについての基礎的な学習を行う。学習に合わせて個人のワークやグループのディスカッションをして、「住む」ことへの理解を深め、各自の課題を見出していく。
オリエンテーション 第1回 「住空間デザインの視点」:トピックを取り上げて知識を深める 第2回〜第4回 日本における住まいの伝統/日本における都市と集落の構成/日本における近代住宅の成立 第6回〜第8回 現代都市の課題(現代の都市計画と法規/中心市街地の課題/環境問題と持続可能性の課題) 第10回〜第12回 現代住宅の課題(住宅における”機能”の再考/都市と住宅の関わり方/環境問題と環境制御) 「課題発見ワーク」:トピックに合わせてテーマを設けディスカッションをして、各自の関心を追求し課題を発見する 第5回 日本的とは何か 第9回 身近な都市の抱える課題 第13回 これからのライフスタイル 第14回〜第15回 各自のこれからのテーマを探る 各授業回における授業外学習の内容・所要時間
[事後学習]「住空間デザインの視点」の各トピックについて学んだことを整理し、その中から各自で関心を持った視点を選び、さらに学修や考察を進める。
「課題発見ワーク」の議論を振り返り整理し、各自で関心を持った視点について学修や考察を深める。(60分) [次回事前学習]「住空間デザインの視点」発表担当者は、調査や考察を進めて発表準備をする。 ほかの学生は次回のテーマについて簡単に調べ、基本的な知識を得ておく。 「課題発見ワーク」については、各自それまでのディスカッションを振り返り、各自の関心に従い調査、学修を進め、考察を整理して議論に備える。 さらに今後に向けて課題設定や提案のアイデアを数多く準備する。(180分) フィードバック
学生の授業内でのプレゼンテーションやディスカッション等について、授業内でフィードバックを行う。レポートについてはUNIPAにてフィードバックを行う。
評価方法および評価の基準
学修活動及びディスカッション(50%) レポート作成(50%)
到達目標1 学修活動及びディスカッション(10/50) レポート(10/50) 到達目標2 学修活動及びディスカッション(20/50) レポート(20/50) 到達目標3 学修活動及びディスカッション(20/50) レポート(20/50) 教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
使わない
推薦書・参考文献
授業の進行に合わせて授業内で推薦する
履修上の助言、教員からのメッセージ
都市と住宅に関する基本的な理解と関心を持つことは、現代の社会を理解する上で基本的な視点の一つです。同時に、「住む」ことを楽しむことは、人々の日々の生活を豊かにする大きな要素でもあります。都市と住宅に対する知識を習得し、議論を通して認識を深めることが、将来の視座の獲得に有意義に働くことを期待します。ぜひ授業の枠組みを超えて積極的に学んでほしいと思います。
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