シラバス情報

科目名
基礎調理学実習Ⅱ 2Aクラス
担当教員名
伊藤 美穂
ナンバリング
NAa2014
学科
2020〜2023年度 大学 人間生活学部 健康栄養学科 1年
学年
1年
開講期
2022年度後期
授業形態
実習
単位数
1単位

実務経験の有無
実務経験および科目との関連性

ねらい
①科目の性格
本科目は、健康栄養学科専門科目「栄養領域」の「給食の運営」における選択科目として位置づけられているとともに、栄養士必修科目である。前期の「調理学」や「基礎調理学実習Ⅰ」で学んだ理論や技術を十分に踏まえて履修する。
②科目の概要
「基礎調理学実習Ⅰ」と同様、日本料理、西洋料理、中国料理の日常的献立について食材の選び方や扱い方、基本的な調理方法、テーブルセッティングなどについて学ぶとともに、季節にふさわしい食材を使った行事食や供応食などの調理方法や食卓のととのえ方、各地域の食文化について解説する。
③授業の方法(ALを含む)
本科目は、教科書・手順書(プリント)をもとに教員がデモンストレーション(実演)を行い、学生はグループごとに用意された食材で調理を行う実習である。できあがった料理は試食し、評価する。各自で実習ノートをまとめ、実習内容を確認する。
実技、実験/レポート
④到達目標
1.食品の調理による特性を踏まえた調理操作を行うことができる。
2.実習作品について多角的に評価できる。
3.身近な人に、積極的に健康でおいしく安全な食事づくりを行うことができる。
⑤ディプロマ・ポリシーとの関係(右の資質・能力を育成することを目的とする)
NA①-1 栄養に関する基礎的知識と技能/NA①-2 健康づくりに関する専門的知見の実践/NA①-3 食・運動指導のためのコミュニケーション能力

第1回
事前学習
授業内容
日本調理:鶏肉のくわ焼き、炊き合わせ、青菜のごま和えなど【実習】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第2回
授業内容
日本調理:栗おこわ、天ぷら、ひじきの煮物など 【実習】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第3回
授業内容
日本調理:茶碗蒸し、魚の煮つけ、白和えなど【実習】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第4回
授業内容
日本調理:丼物、汁物、きんぴらごぼう、即席漬けなど【実習】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第5回
授業内容
中国調理:回鍋肉、雲呑、辣白菜など【実習】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第6回
授業内容
中国調理:飲茶(什錦炒麺、炸春捲、杏仁酥)など【実習】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第7回
授業内容
中国調理:鍋貼餃子(餃子)、咕咾肉(酢豚) 、鶏粥(中華粥)、烏龍茶など【実習】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第8回
授業内容
中国調理:炒墨魚、芙蓉蟹、酸辣湯など【実習】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第9回
授業内容
西洋調理:ムニエル、コンソメスープ、タルト、紅茶など【実習】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第10回
授業内容
西洋調理:カニクリームコロッケ、コンポート、サラダなど【実習】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第11回
授業内容
西洋調理:パスタ(スパゲッティ)、ガトーアールグレイ、コーヒーなど【実習】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第12回
授業内容
西洋調理:クリスマス料理(ローストチキン、サラダ、ミネストローネなど)【実習】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第13回
授業内容
日本調理:正月料理(だて巻き、栗きんとん、水引なます、いりどり、雑煮など)【実習】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第14回
授業内容
特定の食材を多様な方法で調理する【実習】【レポート】
事後学習・次回事前学習
第15回
授業内容
まとめ
事後学習

フィードバック
実習中の疑問に対しては、授業内にフィードバックし、学習内容の理解を深める。
レポートについては、コメントを付して次回以降の授業でフィードバックする。
評価方法および評価の基準
毎回の授業への取り組み15%、筆記試験40%、実技試験15%、実習ノート30%で総合的に評価を行い、60%以上を合格とする。ただし、筆記試験および実技試験の受験、実習ノートの提出いずれもクリアしていることが単位修得の条件である。
到達目標(1)授業への取り組み 5%/15% 筆記試験 15%/40% 実技試験 5%/15% 実習ノート 15%/30%
到達目標(2)授業への取り組み 5%/15% 筆記試験 15%/40% 実技試験 5%/15% 実習ノート 5%/30%
到達目標(3)授業への取り組み 5%/15% 筆記試験 10%/40% 実技試験 5%/15% 実習ノート 10%/30%

教科書
書名
著者
出版社
ISBN
備考
『改訂新版 あすの健康と調理 食を通して豊かなLife styleを』
三輪里子監修 飯田文子・藤井恵子編著 石原三妃他共著
アイ・ケイコーポレーション
9784874923153
推薦書・参考文献
松崎政三・藤井恵子他編著 『映像で学ぶ調理の基礎とサイエンス』学際企画
川端晶子監修・著 阿久澤さゆり他共著 『改訂 イラストでわかる基本調理』 同文書院
香西みどり・綾部園子編著 『流れと要点がわかる 調理学実習』 光生館

履修上の助言、教員からのメッセージ
実習室の衛生管理を考えて毎回授業に臨んでください。
食物アレルギーを持つ学生は初回の授業で申し出てください。
調理技術は繰り返すことで定着します。復習を兼ねて家でも調理を行うよう心がけてください。